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黄帝内経素問 血氣形志篇 第二十四 第一節 語句の意味

2013-03-26 09:22:12 | 日記

おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です

黄帝内経素問 血氣形志篇 第二十四

第一節

 夫人之常數、太陽常多血少氣。少陽常少血多氣。陽明常多氣多血。少陰常少血多氣。厥陰常多血少氣。太陰常多氣少血。此天之常數。

 

語句の意味

常数=血気の多少の正常な数量をいう。東洋学術出版社素問

常數=して見ると「人の常数」とは、つまり人の定数で、人間誰でもが自然に運命づけられている状態のことである。鍼灸医学大系

定数=←定數。決められた数字。きめられた運命。

 

太陽=①手太陽小腸経、足太陽膀胱経の簡称。

②陽気のきわめて盛んなこと。

③体表の部位名。こめかみのところ。

④経外穴名。前関ともいう。こめかみの附近にある。主治は頭痛・顔面麻痺・眼疾・牙痛など。

 

少陽=①陽気の少ないこと。少陽の陽気は、太陽、陽明の陽気の多いのに及ばないので、また嫩陽(どんよう)ともいい、やっと明るくなった天の太陽のようであり、東方に発する昇起の一般である。陽気中の初生陽気であり、少壮活発の気象である。

②経脈の名称の一つで、足の少陽胆経と手の少陽三焦経のこと。

<素問陰陽離合論>「厥陰の表、名づけて少陽という。少陽は枢と為す。」

<霊枢根結篇>「少陽は竅陰に根し、窻籠(そうろう)に結す。窻聾は耳中なり。」

<霊枢九鍼論>「少陽は多気小血、少陽を刺すは気を出し、血を悪む。」

 

陽明=①経脈の名称の一つで、足陽明胃経と手陽明大腸経のこと。陽気の最も盛んなもの。

<素問陰陽離合論>「太陰の前を名づけて陽明という。」

<素問至真要大論>「陽明とは何ぞや。両陽合明なり。」

<霊枢根結篇>「陽明は兌に根ざし、顙大に結す。」

<霊枢九針篇>「陽明は多血多気なり。」「陽明を刺せば気血を出だす。」

②陽気が充満し光輝いている意味。

 

少陰=①経脈の名称の一つ。

心腎両経の代名詞。その位置は太陰と厥陰の中間にある。

陰気の初生のものである。

<素問陰陽離合論>「太衝の地、名づけて少陰という。・・・太陰の後名づけて少陰という。・・・少陰を枢となす。」

<霊枢根結篇>「少陰は湧泉に根ざし、廉泉に結る。」

<霊枢九鍼論>「少陰は気多く、血少なくして・・・少陰を刺して気を出し、血を悪む。」

⇒手少陰心経(てのしょういんしんけい)、

足少陰腎経(あしのしょういんじんけい)

②陰気のたいへん小さいという意味。少陰は、陰気の初生をあらわし、人身の先天の元陰元陽は、この少陰の存在するところに根づく。

 

厥陰=けついん。①心包絡と肝の両経脈の代名詞。②陰が尽きたもので、陽へ転化するという意味。<素問陰陽離合論>「少陰の前、名づけて厥陰という。」<霊枢九鍼篇>「厥陰、太敦に根ざし、玉英に結して膻中を絡う。・・・厥陰を闔となす。」<素問至真要大論>「厥陰は何ぞや。岐伯いう。両陰こととごとく尽きるなり。」

心包絡=厥陰心包経。手の厥陰心包経に同じ。

厥陰肝経=足の厥陰肝経に同じ。

 

太陰=経脈の名称の一つ、脾肺両経の代名詞であり、陰気旺盛の意味がある。三陰経の最も表層にあるので、「太陰を開と為す」ともいわれる。<霊枢根結篇>「太陰隠白に根ざし、太倉に結す。」<霊枢九鍼論>「太陰多血少気なり、太陰出血悪気を刺す。」<素問陰陽離合論>「中身より上、名づけて広明という。広明の下、名づけて太陰という。」

太陰脾経=足太陰脾経に同じ。

太陰肺経=手太陰肺経。

 

鍼灸医学大系に王冰と馬蒔の注が記してあります。鍼灸を勉強される方は新校正の注は必読です。

 

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