おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です
精神的素因
恐 6－7
「恐れは腎を傷つく」素問／陰陽応象大論
「血足らざれば恐る」素問／調経論
山田光胤／代田文彦著 図説東洋医学より
恐怖心は精神が極度の緊張で起こる。
この原因は多くは外界の刺激で起こるのが大半であるが、一方腎気(腎が蔵する精、とくに生殖能力・生殖器官の発育成熟をつかさどる精気)が欠けていたり、血気(血液の働き)が不足していたり、精神不安定の人がかかりやすい。
〝腎は志を蔵し、心は神を蔵す〟により、血が不足すると志が不足し、志が不足すれば恐れやすくなる。霊枢・本神篇・経脈論、素問・調経論。
また逆に、恐が腎を傷つけることもある。
これは外界の刺激が強すぎて恐怖心が起こり、そのため内臓が傷つけられるからである。素問・玉機真蔵論
漢方の教えでは恐れれば気は下降すると解説しています。図説東洋医学
恐ろしくて腰がぬける。
心中がおそれおののき不安がること。
五行の水(腎・膀胱・耳・骨髓)に配当される五志の一つです。
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