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好きな本とかについて、ちょこちょこっと書く場所です。蔵書整理の見通しないまま、特にきっかけもなく08年12月ブログ開始。

豪快さんだっ!完全版

2011-01-14 20:01:34 | マンガ
泉昌之 2008年 河出文庫
きのうのつづき。ダンドリくんを出したら、豪快さんを出さないわけにはいかない。
豪快さんは、「ダンドリくん」に、大文字虎男=通称豪快さんとして、ゲスト出演してくる。
初登場のときは、文庫本を読んだハシから破いて捨てていく、という豪快さで、システム手帳を使った段取りを、「いちいちメモらず、頭にゴーンと入れとけ!」とか否定する。
ダンドリくんと反対のキャラなんだけど、こっちのほうが断然おもしろい。
(私がよく「酒飲んだら、車なんて押して帰ればいいんだよ」って言うのは、豪快さんの影響です。)
その豪快さんを主人公にした「豪快さんだ!」って単行本があるってのは知ってたんだけど、特にそこまで手を伸ばしてはいなかったんだが、この文庫が出たときは思わず買っちゃった。
なにが完全版なのかわからないけど、おもしろいです。
カツ丼の大盛りを食べようとして(って、結局また食べる話かよw)、ウチの店は大盛りはやってないって言われたら、迷わず二杯頼むとか、豪快。
コンテンツは以下のとおり、全部が豪快さん主役のマンガってわけぢゃないですけど。
「豪快さん物語」
「嵐のカツ丼」
「豪快さんH」
「一芸軍団」
「日本が危ない」
「アイツとペア」
「国際芸術先生」
「双葉」
「狂った果実」
「吹けば飛ぶ」
「愛とまこと」
「イヤな奴と呼ばれたい」
「金脈列島」
「豪快なかき氷」
「おそ松くん」
「超人太郎侍」
「スーパーウルトラヂャイヤントキンググレイト2」
「地獄の門」

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ダンドリくん

2011-01-13 20:03:09 | マンガ
泉昌之 1998年ちくま文庫版(上下巻)
きのうから泉昌之つながりで。って「泉昌之」は、「孤独のグルメ」の原作者である久住昌之と、泉晴紀の二人のことであり、ちょっと違うんだけど、ま、いいでしょ。
泉昌之の、このマンガは連載始まったときから読んでたんだよね、「アクション」を毎週読んでたころだから、80年代も終わりのころか。
最初は4週連載されて、次の4週はなしで、また次の4週ってパターンだった(ほかにも隔週連載のものとかあって、そのへんアクションはちょっと変わってた?)んだけど、そのうち毎週になったんだったかな。
最初のころのほうが面白かったよーな気がするのは、どのマンガでもそーゆーもんだって言っちゃえばそれまでのこと。
ダンドリくんっていうのは、主人公の名前(段取良夫)なんだけど、なにがダンドリかっていうと、日常の細かいことに、よどみなさを求めたり、二度手間を避けたりって、こだわりをもってる。
たとえば、ラーメン屋に入って、
・座ったら、まずギョーザ一皿を頼む
・ギョーザがでてきたら、すかさずビール小瓶1本頼む
・ギョーザ三ケ食べたとこで、ラーメンを頼む
・そーするとラーメンが出てきたとこで、ビールが一口とギョーザが一個になってる
(最後のギョーザはラーメンのハシ休めに食う)
という注文のダンドリ。
最初に全部頼むと、ビールを半分も飲んでないところでラーメンが出てきちゃって、ビールのつまみにしようと思ってたギョーザが最後になっちゃったりする、そういうのはダンドリが悪い、っつーこと。
ほかにも、電車の乗り換えとか、いろいろあんだけど、やっぱ泉昌之らしく、主人公は食べることに主にこだわる。
昼メシを食べながら、つぎの晩メシをうまく食うためには、どうしようとか考えて、メニュー選んだり量をセーブしたりとかするとこ、作者らしいこだわりが自然と出てる。
いやみなウンチクマンガぢゃなくて、最後せっかくのダンドリが失敗におわるというのが、ほぼ毎回のオチのパターンなので、そこがいい。トリビアみたいに、役に立たないムダなこだわり、みたいな基本線があるとこが、遊びだと思う。
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「孤独のグルメ」にハマってます

2011-01-12 20:59:34 | 好きな本
孤独のグルメ【新装版】 久住昌之原作・谷口ジロー作画 2008年 扶桑社
先月、ふとしたことから読んだ「孤独のグルメ」なんだけど、見事にハマってしまった。
軽い気持ちで文庫版を買ったんだけど、もう、いつ、どのページを開いても、眺めてるだけで気持ちいい。
そしたら、なんでも新装版には、新作が余分に載ってるって情報を得たんで、もう堪らずに買ってしまった。
文庫に載ってる第1話から第18話は、『月刊PANjA』1994年10月号から1996年6月号にわたり連載されたものだけど、今回新たに載った「特別編 東京都内某病院のカレイの煮つけ」は、『週刊SPA!』2008年1月15日号なので、10年以上のときを経ての新作ってことになる。
ケガして入院した病院で出される食事の、カレイの煮つけを食う話の、なにがそんなに面白いかと言われても、わかるひとにしかわかんないと思う。
でも、わかるひとが多くて人気ある証拠に、私が今回手に入れた単行本は2010年9月だけど既に14刷を重ねている。
男が独りでメシを食うだけの話なんだけど、画はとにかく丁寧でキレイで、ネームが独特で味があるのが、みんな魅かれる理由なんぢゃないだろうか。
特に主人公・井之頭五郎のモノローグが、なんてことないようで印象に残る。
とりあえずパラパラとページをめくって目についたものだけ拾ってっても、たとえば
「ええい! ここだ 入っちまえ」
「持ち帰り! そういうのもあるのか」
「うーん…ぶた肉と とん汁で ぶたがダブってしまった」
「…いかんな タイミングがズレてる」
「がーんだな…出鼻をくじかれた」
「まいったな…… ピーンときたのになぁ」
「お…きたきたきましたよ」
「うおォン 俺はまるで人間火力発電所だ」
「ちょっとしょっぱいかな …でも感じ感じ」
「このワザとらしいメロン味!」
「うん! これこれ! …って なにが 「これ」なんだろう…」
「ほー いいじゃないか こういうのでいいんだよ こういうので」
「ツバが出てきた 絶対大盛りで 食おう」
「こういうの好きだなシンプルで ソースの味って男のコだよな」
「これでライスを やってないなんて …残酷すぎる」
「俺ってつくづく 酒の飲めない日本人だな…」
など枚挙にいとまがない。
一編たった8ページなんだけど、すごく深いです。愛読書になります。
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マジック・ポイント

2011-01-11 19:06:55 | 岡崎京子
岡崎京子・大原まり子〈原作〉 1993年 祥伝社
原作者がほかのひとという、わりとめずらしい岡崎京子のマンガ。
タイトルのマジックポイントは、ロールプレイングゲームとかでよくある魔法を使える力、この作品では、魅力指数=モテる力。
主人公のちえみは、25歳のファッション誌編集者で、仕事ではいつも便利屋あつかいされちゃってて、一応彼氏(親と離れて暮らしたことのない男)もいるけど、なんかあんまりモテない。
っていうか、彼女以外の一族が、とにかくモテる。
72歳のおばあちゃんは美人で近所の商店街のご隠居がたのアイドル。
47歳の母は、浮気した夫ととっとと離婚したんだけど、保険外交員として8ケタを稼ぐ女。
19歳の妹が、いちばんマジックポイント高くて、ヴァンプ系の美人でモデル。男友達を妹に会わすと、みんなホレてそっちへなびいてしまう。
前の彼氏であるライター兼カメラマンも妹にとられてしまった。(ヲカザキのマンガにはときどき姉妹でとったとられたが出てくる。)
っつーことで、いろいろあるけど、母親からはハッキリと欠点を指摘され、そこを直せばアンタは魅力的になれると言われる。(1)ものごとを明るく見ること (2)結婚すれば何かが変わるという期待を捨てること って鋭くて正確な意見なんだけど、主人公は「ムリだわ…」って言う。

原作者の大原まり子さんというのは、「SF界の秘宝」(岡崎のあとがきによる表現。帯には「SF界の至宝」ってあるんだけど)ってことらしいんですが、私は読んだことないです。

どーでもいーけど、原作がほかのひとの岡崎京子作品で、どうしてももう一回読みたいんだけど、単行本化されないのがあるんだよね。
狩撫麻礼原作の「ハイリスク」っていうの。影がない男と出会う話。
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瓶の中の旅愁

2011-01-10 21:21:13 | 小林恭二
小林恭二 1992年 福武書店
小林恭二つながりで、副題は「小説の特異点をめぐるマカロニ法師の巡礼記」という長編小説。
物語の主人公である「マカロニ法師」(松尾マカロニというんだが、本名は田中一郎)が、「最高の言葉」を探し出そうと旅に出た、っていう話、ときに2091年のこと。
物語と言葉をめぐる、独自の世界の小説なんだけど、すごい久しぶりに、ただいま読み返し中。
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