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好きな本とかについて、ちょこちょこっと書く場所です。蔵書整理の見通しないまま、特にきっかけもなく08年12月ブログ開始。

町山智浩のアメリカ流れ者

2024-06-21 18:22:01 | 読んだ本
町山智浩・著 TBSラジオ「たまむすび」・編 2018年 スモール出版
これは5月の古本まつりで見つけて、適度に安かったんで買ったもの。
新刊出てたの当時書店で見かけて、町山さんの著書を読みはじめてたころで、どうしよっか、まあ文庫になってからでいっか、とか思ったのをおぼえてる、表紙の絵が特徴的だったんで。
なかみは映画のことなんだけど、TBSラジオの番組内での映画コラムコーナーで話したことをまとめて本にした、っていうちょっと毛色の変わったもの。
巻末の放送リストによると、そのコーナー始めたのは2012年からってことで、わりと新しめの作品がとりあげられてるけど、例によって町山さんは昔の映画とかにも触れながら解説してくれるのがいいですね。
私が観たこと(って劇場行かなくてテレビでだけど)ある作品は数本ってとこだけど、知らないやつでもおもしろく読めます、今回は、これはすぐ観てみたい、とまで思うのはなかったけどね。
ラジオ番組は聴いたことないんだけど、ほかの出演者とのやりとりを除いた形に編集してるってわりには、なんの違和感もなく普通の映画評論ってか解説ってか紹介って感じで読めます。
ただ、ムック調の本とかもそうだし、なんかポップなつくりの本にたまにあるんだけど、本文のフォントをところどころ変えてて、文字の大きさがあちこち変わってんだけど、これは非常に読みにくい、ふつうに活字組んでくれてればいいのにな、とは思う。(新刊を書店で開いてパラパラ見たときに購入しなかったのは、それも理由。)
コンテンツは以下のとおり。
多様性のあるアメリカ、人類の未来 スター・トレック BEYOND
ミュータントに託して描かれる差別との闘い X-MEN:フューチャー&パスト
タランティーノが暴くアメリカの暗い歴史 ジャンゴ 繋がれざる者
政治とは交渉と妥協である リンカーン
“良い戦争”などあり得ない フューリー
PTSDで壊れゆくアメリカ軍人 アメリカン・スナイパー
市井の人から見た戦争の脅威 この世界の片隅に
ゾンビに託して描かれる虚構と現実 ワールド・ウォーZ
外国に無関心なアメリカ人 マイケル・ムーアの世界侵略のススメ
ドラマでわかるアメリカのドラッグ事情 ブレイキング・バッド
ネット上に蔓延する女性嫌悪 ゴーストバスターズ
口先だけでのし上がった実在の詐欺師 ウルフ・オブ・ウォールストリート
イギリス人から見たアメリカ人の姿 キングスマン
ディカプリオが見せたアカデミー賞への執念 レヴェナント:蘇えりし者
映画を観ることは「人の心」を知ること ムーンライト
受け継がれるアメリカン・ドリーム クリード チャンプを継ぐ男
独裁者になった革命家 スティーブ・ジョブズ
映画とサントラの深い関係 オデッセイ
アメリカ製コメディーの「翻訳」 『テッド』シリーズ
掟破りの政治ドラマ ハウス・オブ・カード 野望の階段
ハリウッド超大作と中国資本の関係 トランスフォーマー/ロストエイジ
コメント
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