ロバート・D・ヘア/小林宏明訳 2000年 ハヤカワ・ノンフィクション文庫版
副題は「身近にひそむ異常人格者たち」と、不気味さ煽ってる感じ。
原題は「Without Conscience」で、「良心の呵責なく」ってとこか。
それにしても、本書(1993年刊行)に出てくる20世紀アメリカの犯罪者たちはすごくて、殺した人の数もそのやりかたも想像を絶するのばかり。
私がこの本を読もうと思ったのは、べつに猟奇殺人ものが好きとかってんぢゃないんだけど。
『サイコパス 秘められた能力』を読んだときに、何度も書名が挙がってたし、著者はサイコパス研究の権威として紹介されてたんで、興味もったもんだから。
サイコパスの特徴は、本書のチェックリストに以下のようにまとめられてる。
「感情/対人関係」では、
・口達者で皮相的
・自己中心的で傲慢
・良心の呵責や罪悪感の欠如
・共感能力の欠如
・ずるく、ごまかしがうまい
・浅い感情
「社会的異常性」では、
・衝動的
・行動をコントロールすることが苦手
・興奮がないとやっていけない
・責任感の欠如
・幼いころの問題行動
・成人してからの反社会的行動
といったところ。(p.80)
で、どうしてそうなってしまうのか、どうしたら治るかといったことについては、わかんない、できないっていうのが結論になる。
それにしても、なんでそういう人たちに興味をもってしまうのか、私は自分でも不思議なんだけど。
本書のなかには、過去からいくつも小説や映画でそういう人物をとりあげたテーマの作品があるという話をとりあげたとこがあって、
>問題は、なぜか、ということだ。良心のない人格が私たちの想像力を圧倒的に刺激するのは、なぜなのだろうか? 「明らかに、魔性は人を惹きつける」と、同記者は書いている。(略)(p.157)
なんていうんで、まあ、そんなにヘンなことでもないんだろう。
副題は「身近にひそむ異常人格者たち」と、不気味さ煽ってる感じ。
原題は「Without Conscience」で、「良心の呵責なく」ってとこか。
それにしても、本書(1993年刊行)に出てくる20世紀アメリカの犯罪者たちはすごくて、殺した人の数もそのやりかたも想像を絶するのばかり。
私がこの本を読もうと思ったのは、べつに猟奇殺人ものが好きとかってんぢゃないんだけど。
『サイコパス 秘められた能力』を読んだときに、何度も書名が挙がってたし、著者はサイコパス研究の権威として紹介されてたんで、興味もったもんだから。
サイコパスの特徴は、本書のチェックリストに以下のようにまとめられてる。
「感情/対人関係」では、
・口達者で皮相的
・自己中心的で傲慢
・良心の呵責や罪悪感の欠如
・共感能力の欠如
・ずるく、ごまかしがうまい
・浅い感情
「社会的異常性」では、
・衝動的
・行動をコントロールすることが苦手
・興奮がないとやっていけない
・責任感の欠如
・幼いころの問題行動
・成人してからの反社会的行動
といったところ。(p.80)
で、どうしてそうなってしまうのか、どうしたら治るかといったことについては、わかんない、できないっていうのが結論になる。
それにしても、なんでそういう人たちに興味をもってしまうのか、私は自分でも不思議なんだけど。
本書のなかには、過去からいくつも小説や映画でそういう人物をとりあげたテーマの作品があるという話をとりあげたとこがあって、
>問題は、なぜか、ということだ。良心のない人格が私たちの想像力を圧倒的に刺激するのは、なぜなのだろうか? 「明らかに、魔性は人を惹きつける」と、同記者は書いている。(略)(p.157)
なんていうんで、まあ、そんなにヘンなことでもないんだろう。
