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好きな本とかについて、ちょこちょこっと書く場所です。蔵書整理の見通しないまま、特にきっかけもなく08年12月ブログ開始。

変わりゆく現代将棋

2010-11-26 23:25:47 | 読んだ本
羽生善治 2010年4月 日本将棋連盟(上・下巻)
きのうから、羽生善治つながりで。
将棋の本、かなり専門的な本。
1997年夏に、当時二十代だった羽生が、2000年冬まで専門誌に連載した講座の単行本化。
ちょっと前に梅田望夫氏が『シリコンバレーから将棋を観る』のなかで絶賛(でいいんだよね?)したことから、連載開始から十年以上たった今年、分厚い2冊の本にまとめられて出版された。
なかみは、けっこう、読むの、大変。(図面が多いんだけどね)
将棋のある形(矢倉)の出だし、最初の5手目は何が最善かということを見究めるために、その後の変化の可能性が延々と書かれている。
ささっと指せば、なにも考えずに、1分で通過するところ(それで有利不利とかは一般的にはないところ)について、そのウラにある膨大な変化を、論理的に説明しています。
はっきり言って、理解できません。っていうか、そんな広がり、勉強してもおぼえられませんって。
そんな本、なんで持ってるかっていうと、もう持ってることが趣味の分野のステータスみたいなもんとしかいいようがないです。
あるいは、使いもしないけど、本棚に並べて飾ってある百科事典ひとそろいに似たような感覚と言っていいかもしれません。
出版にあたって加えられた書下ろしエッセイと、羽生・梅田対談も収録されてます。
コメント
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