日曜午後。
練馬でのインラインのクラブ練習を終えてから、私が昔、住んでいた家をkanaに見せに行ってみた。いつもは通り過ぎるのだが、途中のインターで下りて街中を走る。
ナビに従い進む。まずは幼稚園。建物や園庭の記憶は全くないが、「ここがパパが通っていた幼稚園だよ」とkanaに紹介してみたが、興味ない様子。
続いて、私が小学校に上がる前まで住んでいた家。5年位前に来た時はまだあったのだが、もうなくなり、アパートが建っていた。50年以上も前のボロ家、5年前に見納め出来たのが奇跡的だったな。
近所の幼なじみの山口君の家があった。偶然でも顔を合わせられたらご挨拶でもしたかったのだが、それもかなわず。
こちらもkanaは興味ない様子。ま、仕方ない。
次は私の父(kanaのおじいちゃん)が生まれ育った家。お茶屋だったのだが、残念ながらこちらももうだいぶ前に壊されていたことは知っていたので跡地を見学。「ここがkanaのルーツだ」と伝えたが、この価値が分かるかな?興味があるのかないのか?相変わらず車の後部座席でスマホから音楽を聴いていた。
続いて、私が小学校~大学入学前まで住んでいた家。到着前にkanaはスヤスヤ。口を半開きにして寝てしまった。声をかけたが全く起きず。
ここは隣の住民が私たちが引っ越した後に土地ごと買い取り、敷地を広くしている。私が住んでいた家がもうないことは知っていた。
向かいの広場…、いや、駐車場とアパートに変わっていた。ここで虫取り、ザリガニ釣り、キャッチボール、サッカー、凧揚げなどなど、子供たちにとって遊びの広場だったのだが、すっかり様変わり。私の記憶にはたくさんの思い出が詰まっている。
kanaに私の思い出をたくさん伝えてみたかったのだが、kanaが小学生の頃にでも連れて来て一緒に公園で遊んでみたら良かったかな。
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