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明日は明日の風が吹く

明日の事を今日悩んだって何にも解決しない
まぁ何とかなるさ!

畏れなくなり恐れるようになった

2020-07-05 22:59:13 | 歴史
太古の昔人類は神を畏れた。神への畏れは自然に敬意を払うことになる。
むろんその中には現代人から見れば迷信も多くあった。

市民革命・産業革命以降私たち人類は合理性を重んじ神への畏れは薄れていった。その行き着く姿は共産主義のようにただただ人々を虐げるものになる。もちろん天体・気象・地殻の動きなど科学的に知りうるので人柱をささげたり、天変地異を時の君主や統治者に責任を求めるようなバカげた考えからは解放される。
神への畏れは自然への敬意につながり人間の英知の暴走に一定の抑止力を利かした。

畏れを忘れることで私たち人類は今まで経験したことのない利便性を手に入れた。人類の英知によって勝ち取ったものだった。

しかし、地球温暖化や、それに伴う気温上昇・日照の激化・数百年に一度と言われる豪雨に毎年のごとく襲われるなど文明で得られた利益のツケの支払いを求められるようになった。
そしてメカニズムが分かる気象災害や人類が作り出した経済機構そして大衆の声に恐れるようになった。

人類は自らの英知に酔い、大自然そのものを畏れず、自分たちの英知が生み出したものや自分たちが大自然に入力し続けた行為に対する大自然の出力に恐れを抱くようになってしまった。



感染者を虐めるな

2020-06-20 23:19:02 | 歴史
新型コロナウィルスの第一波が下火になった今、改めてスペイン風邪についての内務省の資料を顧みると、第一波に感染した人が第二波に感染・発症していることが見て取れる。しかし、同時に第二波が致死率を高めているのに対し、第一波感染者が重症化しにくいことが見て取れる。変異するといっても類似性のあるゲノムで免疫獲得をしていれば、毒性を強めた変異体に対する免疫獲得が行われやすくなることが戦前の資料から見て取れる。

第3波は第二波までで行き渡らなかった僻地に流行している。

やがてウィルスは毒性を弱め人類と共存の道を選んでいる。

そうなると、第2波で致死率の高い変異体が流行する恐れが高まる中、医療崩壊を防ぐには第1波である程度の感染者がいたこと自体は無駄にならない可能性が高い。行政の指示を故意に無視するなどの行為そのものに対する一定の批判や制裁はやむを得ない。しかし、感染者を石持て追う行為や過剰な自粛警察などは単なる身勝手の結実でしかない。

ワクチンが当たり前に接種できるまで時間がかかることは容易に想像がつく。
メディアが希望的観測を述べても信じる気にはならない。

人類はしばらくこのウィルスと付き合わざるを得ない。

本当に責められるべきは新型の感染症で被害が拡大しているにもかかわらず適切な初動を怠っただけでなく各国の水際対策をミスリードさせた、習近平率いる中国共産党と、中国の出先機関のごとくふるまうWHOじゃあないか。
中国が発生源となったことを責めようというのではない。新型感染症はどこの国も発生源になる可能性があるのでお互い様なところはある。しかし、発生した後の封じ込めを怠っただけでなく正確な情報提供を行わず世界に感染を蔓延させたことに対する非難をろくろくせずに国内の事、特に政府の対応に対する批判ばかりに終始するメディアの姿勢は異常としか言いようがない。


交通から通信へ

2020-06-10 21:55:05 | 歴史
江戸時代末期以降日本は産業革命の波にのまれた。

蒸気船・陸蒸気など交通・物流が主体で近代化を進めてきた。

同時に時の逓信大事 榎本武揚氏自らモール信号で最初の送信を行って以来、通信が交通にとって代わろうとする動きは往々にしてあった。

でも日本では「顔を合わせて」「一堂に会して」が重視される習慣はずっと残ってきた。

でも、今回の出来事で今まで交通に頼って人自身が移動することが本当に必要なのかを見直す機会にはなるだろう。

無くして不自由しないならその作業は実は必要だと思い込んでいただけなのだから。




0点・100点はないでしょ

2020-06-02 20:53:26 | 歴史
テストなんかでもそうだがよっぽどの出来レースか試合放棄でない限り満点・零点を取るのは難しい。
文春が読者からのフィードバックで安倍政権の採点をしてるけど
満点をつけるのは香ばしい安倍マンセー連
零点を付けるのはやっつけ文句が好きな人々で
冷静に良かった点と悪かった点を見るならば満点と零点を付けるのは偏った視点と言わざるを得ない。
実際サンプリングとはいえ満点と零点のパーセンテージが27.1%にも上るのは健全な言論空間とはいいがたい。

実際、トランプみたいに極論と強気で押せる国力もない中で安倍政権は手元にある材料で何とか戦おうとしている。その点は評価したい。
また、もたついたとはいえ給付金にこぎつけたこと自体は評価する。
感染拡大防止・免疫獲得・経済が絡み合う難しい運営を迫られる中、緊急事態宣言と解除についてはおおむねタイミングはまぁまぁで感染第一波による医療崩壊が起きなかったことは政権の功績といえる。政治は結果責任。これは政権に降りかかった悪い出来事だけでなく良い結果にも適用されるべきであろう。

一方で中国・WHOの情報を鵜呑みにして入国制限を遅らせたことは大きなマイナスポイントになる。感染症の前ではどの国もまず自国の防御を第一とする。感染初期に中国にマスクを送ることが悪いわけじゃない。まずは現地での封じ込めに成功すれば結果的に各国の防御が成立する。しかしあからさまに封じ込めが失敗した後もマスクを送り続ける姿勢は当然非難の的になる。現地封じ込めに失敗すれば次は水際対策その後は国内感染拡大防止さらに医療体制の確保やがては感染死亡者の埋葬の迅速化へとシフトするのはわかりきっている。ならば国内のマスク確保をもっと早めに準備してしかるべきだった。

アビガンの承認が遅れていることについて、安倍のおっさんが邪魔しているわけでないことぐらいはわかっている。何とか国民の命を守ろうと努力していることも認める。しかし、族議員は許認可の利権を追い求める腐りきっている連中であり、官僚は前例のないことを嫌がる。そこを自ら責任を取らされることを覚悟のうえで承認に向けてリーダーシップが取れて初めて政治主導といえるのではないか。

水際対策も隔離対策も現行憲法下で一定の強制力を持って実行してきた。少なくともコレラやペストに罹患した人を野放しにした前例なんて聞いたことがない。後手後手に回る対策を現行憲法の所為にするその姿勢がさもしすぎる。

現金給付は感染拡大前に迅速にして補償を前面に打ち出し、そのことをもって経済を一旦大幅に縮小させてでも感染拡大を防ぐんだという姿勢を見せれば国民の多くは積極的についてきたであろう。好き好んで感染のリスクにさらされようという人は少なく、生活を考えれば全面自粛が出来ないのである。最初に打ち出してきたときにお肉券などというバカ全開の声でうろたえて結局同額の給付を行うにもタイミングが遅くなり効果が薄れてしまった。

こうした点を勘案すると私としては30点が至当かなぁと思う。

同時にこのサンプリングで採点が一方向に染まらなかったことについては一定の健全さを認めることにする。

人が違えば評価の視点は変わるものでどれが絶対正しいというものでもない。




気の強いことを言ってる奴ほど

2020-06-01 20:33:30 | 歴史
<【ワシントン共同】米メディアは1日までに、ワシントンのホワイトハウス前で白人警官による黒人男性暴行死事件に対する大規模な抗議デモが起きた5月29日夜、トランプ大統領が地下に一時避難したと報じた。大統領警護隊(シークレットサービス)の判断だったとしている。「バンカー」と呼ばれる地下室は核シェルターにもなる。
 ニューヨーク・タイムズ紙は実際に危険が迫ったという事実はないが、トランプ氏やその家族はデモに「動揺した」と伝えた。CNNテレビによると、近くで炎が上がった31日夜にも避難したという。米誌アトランティックは「トランプ氏は怖がっている」などとやゆした。>

気の強いことを表では言ってる奴ほど内心ビビってるものさw

でもホントに恐ろしいのは恐怖を知らない人だろうね。
「怖い」「出来ない」「もう頑張れない」って言葉は人間が危険や極度な疲弊を避けるためにあるんだから。


話にならなさすぎる

2020-05-30 00:44:12 | 歴史
安倍政権の新型コロナウィルスへの対応がまずいのは批判があってもいいが、同時に試行錯誤する中で多少まずくてもスピード感をもって施策を行う必要があるのである程度は仕方ないと許容すべきところもある。非常時に指導者に求められるのは迅速な判断で、効力を失ってから非の打ちどころのない施策を打ち出しても遅きに失する。

しかし後から同様の事態が起きたときに前の時にどのように意思決定がなされたかわかるようにしておけば、まずい判断もその過程を参考にできて構成の人々に役立つ。しかし意思決定の過程をまともに残そうともしない安倍政権の姿勢はまるで話にならない。

おそらく深層心理に「どうせ愚民たちに情報を残しても文句しか垂れないんでしょw」と言わんばかりの国民をおちょくった考えがあるとしか思えない。

議事録を残さない思考こそが後世の人々に安倍のおっさんの愚かさを知るうえで有用な教訓となろう。


国民主権と大衆支配は違う

2020-05-24 23:57:15 | 歴史
最近のテレビやネットで安倍ヤメローなどという言葉が声高に叫ばれているけど、指導者は大衆の罵声や文句あるいは賞賛に左右されて統治をおこなう人気商売ではない。

有権者は自らの確固たる自由意思に従い自らの基準で複数の候補者からだれを選んでもよいし、誰かに投票行為についてケチを付けられるいわれはない。
そして国民総出で選んだ指導者に従って国家を運営させ結果について国民総出で責任を負う。

メディアやSNSが醸し出すムードに指導者が怯え・服従するとなるとそれは主権在民ではなく大衆支配の世の中であり、衆愚政治の典型である。

断っておくが安倍のおっさんが気に入らないことを声に挙げることや、不支持の姿勢を鮮明にすること自体が悪いと言ってるわけじゃない。そんなものは言論の自由の反中でありそんな声を聴くのが我慢できないなら最初から指導者にならなきゃいい。ましてや投票行為を通じて指導者に退場を求めることは国民の当然の権利といえよう。

指導者は国民の下僕ではない。統治するものを国民の自由と責任において選んでいる。国民が統治者に従うのは当然だが、統治の内容が気に入らなければ国民の総意で退場を求めればいい。そう、統治をおこなう実質的な君主に従わなければならないが、一定の期間をおいて君主の退場を求めることができ、その選定の基準は国民一人一人が自由に基準を決めた投票行為をもってするというのが国民主権ではないだろうか。

敢えて世の中と逆のことを言ってみる

2020-05-20 02:50:29 | 歴史
安倍政権が世論に屈する形で検察庁法改正を引っ込めたけど、これに対して国民の勝利だというのは違うと思う。
国民の要望と国家が必要とすることが相反するときは指導者は国家が必要とすることを国民の反発に遭っても進める必要がある。
指導者は国民から選ばれ権力を行使する。
もし民草の反対の声が聞こえるからと言って施策を引っ込めさせられるならそのうち国家は立ち行かなくなる。
政治とは本質的に権力であり、必要な権力行使を大衆の声で縛っておきながら指導者に指導力を求めるなら、その論理は矛盾をきたしていることを知るべきであろう。

もちろん言論の自由が認められた日本で政権のやることが気に入らないと声を上げることが悪いわけではない。
ただし、指導者が大衆の声にすべて従う必要はない。

世論はあくまでも抜き取りの調査であり、国民の総意を公的に測るのは国民の投票行為となる。

公選の折には投票行為の選定基準は有権者個々人の確固たる自由意思をおいて他にあり得ず、複数の候補者から有権者個々人が誰の名を投票用紙に記載しようとも他人からつべこべ言われる謂れはない。
ただ、選んだ結果には国民が総出で責任を負うことになる。
安倍のおっさんが気に入らないなら正式に退場を求めるのはデモやツイートではなく公選で安倍のおっさんを退ける側が多数派を形成するというのが本筋であろう。



つけ

2020-05-10 02:33:12 | 歴史
今回のコロナ騒動、振り返ってみれば今までのつけの支払いを求められているように思える。

マスクの生産・海外生産拠点からの帰国や撤退
 人件費が安く上がるからと大企業が安易に中国を生産拠点にし、国内の生産活動を空洞化させてきた。若者は働く口があるかと将来を悲観し、希望を奪うことで向上心を抱けない若者の増加、育児への不安から少子高齢化を加速させる。政治家は票田になりうる大企業やジーババばかりに関心を寄せ若い世代には愛国心を教育することで従順にすればごまかせると若い世代をなめている。

医療崩壊・検査数が上がらない
 自衛隊から医師に防疫のための対処が伝授されているが、平時に準備してかなかった、一国の独立と主権が軍事力の裏付けなく守り抜けるわけがないのに、軍事を遠ざければ日本が平和になると信じる馬鹿たちが国防に必要な措置を妨害し続けてきた。歴史を見れば軍事を軽視する国家は衰亡する、日教組や朝日新聞などの主だった連中に対して日本から出て行けとは言わんが、吐息が青色になるまで徹底的に締め上げてやりたいものである。

アビガンの承認が遅い
 厚労省や族議員たちの利権が阻んでいることは徹底的に糾弾すべきだが、なんか間違いがあれば徹底的に官僚を責め続けたことで間違いを恐れて前例のないことに機動的に動けないようになった。これには面白おかしく煽ったメディアはもちろんそれに乗ってきた我々国民にも大きな責任がある。

潜在的な感染の増加
 危機が目前にしてなお身勝手な行動をとる人、個々人のつたない正義感から憎悪を爆発させて感染者を石もて追いまわしネットで感染者を逮捕だ死刑だとわめく連中。彼らには自分がそうなるという自覚はないのだろうか。そんな奴に限って発病しても自分から申告することはあるまい。こうして潜在的な感染は拡大していく、

今まで放置されていた体質や先送りされてた問題の改善や解決をこの問題でも出来なかったら日本の今後は本当に絶望的かもしれない。

歴史は繰り返すというが

2020-05-06 16:48:24 | 歴史
ウィルスは人類の思惑は無関係に感染し毒性を強めやがてウィルス自体が生き延びやすい種類に淘汰されていくために毒性を弱め数ある病気の一つとなっていく。ただしこのスパンは歴史を見ると長く多くの犠牲を伴うことが見て取れる。

無能な指導者つける薬のないバカはほっとくとして、私は今回の騒ぎを受けスペイン風邪がどのように収束したか知りたいところであった。

調べればちゃんとした記事が見つかるものだ。大正期に内務省が綿密に状態と傾向を記録しており、現代の人類が活用しない手はない。

スペイン風邪はH1N1型であり典型的な低病原性のインフルエンザウィルスですね。低病原性のウィルスは呼吸器と消化器官にウィルスが繁殖するのに対し、H5型H7型といった高病原性ウィルスは全身に回り致死率が非常に高い。致死率がやけに高いウィルスはパンデミックを引き起こす前に宿り主を死亡させるので感染の広がりは限定される。高病原性のウィルスや低病原性でも毒性の強いウィルスが「そこそこの死亡率」になるときに全体の死者数が最も高く上がる。だから毒性の強いの病気でウィルスが生き残りをかけて毒性を下げて死亡率が下がりだすときに世界中の保健機関に緊張が走るわけです。

そしてスペイン風邪も新型コロナもRNAでたんぱく質の合成情報を記憶するウィルスですからDNAタイプに比べ変異しやすく毒性も強くなったり弱くなったりぶれるであろうから楽観視はできず長期戦の覚悟をする必要があるが、スペイン風邪のように終息する日が来てほしいものである。