鎌倉徒然草

鎌倉に住んで25年。四季折々の自然を楽しみながら、オリジナルの和雑貨の企画、製造、販売を展開しています。

母性

2013年03月24日 | 日記

京急の快速電車の扉が閉まろうとしていた。

私は急ぐ旅でもないのにダッシュ。ギリギリだった、と思う。

背中で扉が閉ったのと同時にわたしの肩をたぐりよせた人がいた。

勿論知り合いではない。40代の(おそらく)女性。

車内にその人の中学生ぐらいのこどもが2人、私の前にすべり込んだ。

どうやら、私は2人の子供と一諸に「お母さん」の介添えで快速に乗れたようだ。

不思議な気がした。とっさのその手のぬくもりがやけに沁みた。

その女性は私と目をあわせることもなく、2人の子供をうながして隣りの車両へ。

ふくよかで、お化粧気の無い横顔は何とも素敵だった。

きっと『母性』、そうなのですね。温かい、ひと時の体験。
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