鎌倉徒然草

鎌倉に住んで25年。四季折々の自然を楽しみながら、オリジナルの和雑貨の企画、製造、販売を展開しています。

振り袖

2022年12月09日 | 日記

私は成人式の晴れ着はない。正確に言うと「振り袖」は持っていません。

母に相談され「いらない」といった。成人式の当日は,ジ-パンに黒いとっくりのセータ-で、横浜市民会館の会場整理のアルバイトをしていた。

振り袖は、おそらく1度しか着ないものと思っていたし、何故か興味がなかった。母は、少したって小紋と名古屋帯を、地元の呉服屋さんに相談してあつらえてくれた。

この小紋はその後ものすごく重宝して、裾回しを3回も4回も変えてき続けた。

そんなこともあったが、娘にはやっぱり着せたくて一式そろえた。しかし、血は争えないもので「写真は撮るけど、成人式には出ない」と言い張り、鎌倉市の式には出なかった。

勿論、自由ですから「そう」とやり過ごした。似ているな-と・・・。

娘の美しい二十歳のその写真を見ると「私は、振り袖の何に抵抗していたのか」と思う。

何かに違和感を持ち、何から自由になりたかったのか、今は思い出すことは出来ない。若さって、そんなものだ。

ニ十歳、今の二十歳の人は、このコロナの時代に遭遇してしまい、本当に気の毒に思うのです。経済も大打撃を受け、親御さんも大変な時代です。成人式、私は振り袖じゃなくていいのにと、思うのです。

お金をかければいいわけじゃなく、若さに似合う、フォ-マルな着物がいいのに・・・。友人の結婚式に着たり、初釜に着たり、お見合いに来たりと活躍しますよ。

是非、流れを変えましょう!成人式の振袖から、街着につながるような着物文化の流れを。

 

 

 

 

 

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