朝から夜まで、売り場に1日立っていると、お客様のいろいろなお顔を拝見できる。
「いやだってばー!」
けたたましい叫び声がフロアーにひびいた。
2歳半ぐらいだろうか、男の子がママの腕の中で大暴れ。
数秒前、私の目の前をスタッフ専用の扉に向かって(^^♪とことこ歩いていった。
あれっと思う間もなく、ママに御用となってひょいと抱きかかえられてしまった。
『それはやだよねー、あの扉の向こうになんかあるよねー』
それなのにママは、その太い腕で僕の意思に反して、勝手なことして、
なんだよー、僕の自由はどうなるんだよー、
そんなところでしょうか。
なんだかおかしくて、楽しくて『早く大きくなーれ』とその後姿にエールを送った。