月に1度ぐらい横浜の街を歩く。
横浜市民が「西口」というのは横浜駅の西口のこと。
わたしが「横浜を歩く」というのは、港まわり。
新婚時代山手町に居を構えた。
ベビーカーを引いて元町、山下公園、中華街によく出かけた。
思いでの足跡がいっぱいこぼれている。
写真は大桟橋、いやがうえにも旅情を掻き立てられる。
この辺りは小さなカフェ、レストランが軒を並べる。
ふらりと立ち寄り珈琲を頼む。
ぼんやりと海を眺め、かすかな塩の香を確かめる。
大桟橋のそれは鎌倉とは違う。
おおらかな、懐かしい、躍動的な潮の香。
『私、元気で-す』と、海に報告した。