☆映画の旅の途中☆

色んな映画をどんどん観る旅

『後宮の秘密』(2012)

2014年07月09日 | 西洋/中東/アジア/他(1990年以降)
『後宮の秘密』(2012)

監督:キム・デスン
チョ・ヨジョン
キム・ドンウク
キム・ミンジュン
パク・チヨン
チョ・ウンジ
イ・ギョンソン
パク・チョルミン

【作品概要】
望まないまま王の側室になった美しい女性が、欲望と陰謀の渦巻く宮中で運命に翻弄(ほんろう)されながらも必死に生き抜こうとする姿を描く。(Yahoo!映画より)

【感想レビュー】
そういえば話題作だったような…と思い、WOWOW録画で観ました

思ったよりも、ドロドロはしていなかったです(大奥のドラマの方がよっぽど…)。
映像も綺麗なら、女優さん達もお綺麗なのですが、顔があまりに左右対称過ぎて、作り物みたいに観え過ぎて…ごほごほっ、最初はなかなか気が散ってしまったのですが…(『嘆きのピエタ』の時もそうだった…)。
作品の本質から気が逸れてしまうので、そこがいつも私の中でネックなのです…韓国映画…。

観ていくうちに、日本の大奥と同じだな…と思い始めました。
限りなくその地位に近い位置に居る時、母は自分の息子の覇権を望む。
それは、息子を愛する故なのか。それとも、その大義名分にしがみつくうちに、いつしか大切な事を見失い、自分の為になっている事もしばしばありそうですが…。

いずれにしても、女性の強さと怖さ、美しさが描かれています…

そして、庶民にとって、また後宮に仕える下々の者達にとってさえ、王や王の周辺の者達の生活や考えている事などは、あまりに雲の上の出来事なのである…

朝廷、後宮という装置に皆が翻弄されてしまう…哀しいですね
ラストの画は、ピエタ像を連想するものでした。クリスチャンの多い韓国では、ピエタ像は身近な存在なのかなぁと思いました。

そして、『ゲノムハザード』にも出すている、イ・ギョンヨン さんが出ていて、なんだか嬉しかったです
この作品の方がいい役どころだし、とっても良かったですけども…

なんだかんだ、楽しく観ました