どうせ一か月後には放送されるわけですが、前もって、人物像を予想しておきます。
ベースは間違いなく「国盗り物語」です。が、人物は相当違った感じで描くでしょう。もっともその大本はといえば、いうまでもなく「明智軍記」です。
・斎藤道三
親子二代で国盗りをしたことになります。これは六角氏の文書で示された新説です。でも親父については名前ぐらいしか分からず、個人的にはそう簡単に旧説を変えていいのかなとは思います。とにかく親父と二代で美濃をとったことにされます。
もっとも「盗った」ことにされるかどうかも分かりません。斎藤道三は「明智光秀の師匠であり育ての親」です。それなりに「美化」されるでしょう。悪漢小説というものがあり、悪は魅力的なんですが、善人として美化されてしまうかも知れません。少なくとも外見は美化されます。「まむし」ではなく、本木さんが演じるのですから。
具体的にどう「美化される」かというと「崩壊寸前の美濃を救った英雄」とされる可能性があるということです。
・明智光秀
史実としては本当に源氏の土岐氏出身かは怪しいところなんですが、、、。
まず血筋が美化されるでしょう。源氏の名門、土岐氏の一族、明智氏。素晴らしい青年として登場するでしょう。でも「幕府を重んじる」「天皇を重んじる」点においては保守的と描かれるでしょう。なにしろ信長さえ「保守的に描かれる」そうですから。
最終的には「それまで幕府や朝廷を重んじていた織田信長がそうでなくなった」から「本能寺を起こす」とされるでしょう。たぶんそういう単純な論理になる。
比叡山の焼き討ちなんぞがどう描かれるか。光秀も積極的に加担したし、その功で城持ちになるのですが、今までは「反対していた」ことにされていました。
・織田信長
保守的な人物だそうです。最近の流行です。
・織田信秀
信長の親父です。「経済力」と「朝廷重視」が強調されるでしょう。「尾張の国主じゃない」わけです。今までは尾張の国主みたいに描かれてきましたが、そこは丁寧に描かれるでしょう。
・帰蝶
濃姫です。「国盗り物語」では信長と夫婦円満。「徳川家康」では「やや批判的」。「功名が辻」では「はっきりと批判的」でした。いずれも「信長が主で帰蝶は付属物」みたいな感じがありました。
今度は「帰蝶の物語」がちゃんと描かれるはずだったかも知れません。川口さんへの交代でどうなったか分かりませんが。
「光秀と結婚する可能性があった」とされるでしょう。そうなると「準主役」です。おそらく準主役的扱いです。
史実おいては全く資料がない人です。いやな予感がするのは「本能寺は光秀と帰蝶が起こした」とされるのではないかということです。
・足利義輝と義昭
変に立派な人と描かれるはずです。特に義昭は一流の人物として描かれるでしょう。一流というか「一流の策謀家」。
・豊臣秀吉と徳川家康
光秀の「友人」でしょう。つまり「明智光秀の遺志を継いで、天下の平和を創造した」とされると思います。「金ケ崎」あたりで「友情が芽生える」のかも知れません。
・正親町天皇 過剰に美化されるでしょう。信長も光秀も「尊王、尊王」。アホらしいことになりそうです。
☆信長と光秀の関係
「盟友」だそうです。美濃において既に信長と面識がある。乱世をおさめるため盟友となる。道三没落後は「信長と話し合って幕臣となる」、幕臣として朝倉にも出向するが、家臣ではない、「あくまで幕臣」、だから美濃脱出後は「京都にいる」ことなる、と予想します。
☆信長と斎藤道三の対面
光秀が演出したことになるでしょう。信長に対する道三の「価値評価」を変えたのも光秀。「斎藤家は信長と同盟して乱世をおさめる」ことを目指すが、その方針を巡って家臣団と対立。やがて義龍とも対立。それが道三に死をもたらす。と予想します。
☆光秀と帰蝶の関係
帰蝶はこだわっているが、光秀には細君がおり、光秀としては帰蝶への思いは断っていると予想します。理由は単純で「不倫が描けない」からです。
☆誰の前に麒麟が現れるのか。
そりゃ光秀です。でも、天下の平和を実現したのは、徳川家康なわけで、そこをどう「こじつける」かでしょう。
天海あたりを光秀の友人として、光秀の遺志を継がせるやり方もありますが、今もって天海のキャストが発表されていないので、天海はなしかも知れません。
そうなると、架空の人物である、望月東庵、駒、菊丸の役回りが重要となるでしょう。光秀の「遺志」はこの三人によって実現される。どう持っていくのかは分かりませんが。
考えてみると、この十年の大河ドラマ。まともに見た作品が少ないのです。「いだてん」は全く見ていません。「江」「花燃ゆ」はほとんど見てません。「おんな城主」「平清盛」「西郷どん」もちゃんとは見ていません。実は八重の桜もまともに見てません。きちんと見たのは「真田丸」ぐらいでしょうか。「軍師官兵衛」は見ましたが、さほど面白くなかった。
「麒麟がくる」は見ますが、「文句ばかりを書く」ことは予想できます。「アホらしい新解釈」が多いと予想されるからです。それでも見ます。「いだてん」は計30分も見ていない。再来年の「渋沢栄一」も見る気になれない。寂しい限りです。「明治もの」は勘弁してほしいと思います。室町を描いて欲しい。
ベースは間違いなく「国盗り物語」です。が、人物は相当違った感じで描くでしょう。もっともその大本はといえば、いうまでもなく「明智軍記」です。
・斎藤道三
親子二代で国盗りをしたことになります。これは六角氏の文書で示された新説です。でも親父については名前ぐらいしか分からず、個人的にはそう簡単に旧説を変えていいのかなとは思います。とにかく親父と二代で美濃をとったことにされます。
もっとも「盗った」ことにされるかどうかも分かりません。斎藤道三は「明智光秀の師匠であり育ての親」です。それなりに「美化」されるでしょう。悪漢小説というものがあり、悪は魅力的なんですが、善人として美化されてしまうかも知れません。少なくとも外見は美化されます。「まむし」ではなく、本木さんが演じるのですから。
具体的にどう「美化される」かというと「崩壊寸前の美濃を救った英雄」とされる可能性があるということです。
・明智光秀
史実としては本当に源氏の土岐氏出身かは怪しいところなんですが、、、。
まず血筋が美化されるでしょう。源氏の名門、土岐氏の一族、明智氏。素晴らしい青年として登場するでしょう。でも「幕府を重んじる」「天皇を重んじる」点においては保守的と描かれるでしょう。なにしろ信長さえ「保守的に描かれる」そうですから。
最終的には「それまで幕府や朝廷を重んじていた織田信長がそうでなくなった」から「本能寺を起こす」とされるでしょう。たぶんそういう単純な論理になる。
比叡山の焼き討ちなんぞがどう描かれるか。光秀も積極的に加担したし、その功で城持ちになるのですが、今までは「反対していた」ことにされていました。
・織田信長
保守的な人物だそうです。最近の流行です。
・織田信秀
信長の親父です。「経済力」と「朝廷重視」が強調されるでしょう。「尾張の国主じゃない」わけです。今までは尾張の国主みたいに描かれてきましたが、そこは丁寧に描かれるでしょう。
・帰蝶
濃姫です。「国盗り物語」では信長と夫婦円満。「徳川家康」では「やや批判的」。「功名が辻」では「はっきりと批判的」でした。いずれも「信長が主で帰蝶は付属物」みたいな感じがありました。
今度は「帰蝶の物語」がちゃんと描かれるはずだったかも知れません。川口さんへの交代でどうなったか分かりませんが。
「光秀と結婚する可能性があった」とされるでしょう。そうなると「準主役」です。おそらく準主役的扱いです。
史実おいては全く資料がない人です。いやな予感がするのは「本能寺は光秀と帰蝶が起こした」とされるのではないかということです。
・足利義輝と義昭
変に立派な人と描かれるはずです。特に義昭は一流の人物として描かれるでしょう。一流というか「一流の策謀家」。
・豊臣秀吉と徳川家康
光秀の「友人」でしょう。つまり「明智光秀の遺志を継いで、天下の平和を創造した」とされると思います。「金ケ崎」あたりで「友情が芽生える」のかも知れません。
・正親町天皇 過剰に美化されるでしょう。信長も光秀も「尊王、尊王」。アホらしいことになりそうです。
☆信長と光秀の関係
「盟友」だそうです。美濃において既に信長と面識がある。乱世をおさめるため盟友となる。道三没落後は「信長と話し合って幕臣となる」、幕臣として朝倉にも出向するが、家臣ではない、「あくまで幕臣」、だから美濃脱出後は「京都にいる」ことなる、と予想します。
☆信長と斎藤道三の対面
光秀が演出したことになるでしょう。信長に対する道三の「価値評価」を変えたのも光秀。「斎藤家は信長と同盟して乱世をおさめる」ことを目指すが、その方針を巡って家臣団と対立。やがて義龍とも対立。それが道三に死をもたらす。と予想します。
☆光秀と帰蝶の関係
帰蝶はこだわっているが、光秀には細君がおり、光秀としては帰蝶への思いは断っていると予想します。理由は単純で「不倫が描けない」からです。
☆誰の前に麒麟が現れるのか。
そりゃ光秀です。でも、天下の平和を実現したのは、徳川家康なわけで、そこをどう「こじつける」かでしょう。
天海あたりを光秀の友人として、光秀の遺志を継がせるやり方もありますが、今もって天海のキャストが発表されていないので、天海はなしかも知れません。
そうなると、架空の人物である、望月東庵、駒、菊丸の役回りが重要となるでしょう。光秀の「遺志」はこの三人によって実現される。どう持っていくのかは分かりませんが。
考えてみると、この十年の大河ドラマ。まともに見た作品が少ないのです。「いだてん」は全く見ていません。「江」「花燃ゆ」はほとんど見てません。「おんな城主」「平清盛」「西郷どん」もちゃんとは見ていません。実は八重の桜もまともに見てません。きちんと見たのは「真田丸」ぐらいでしょうか。「軍師官兵衛」は見ましたが、さほど面白くなかった。
「麒麟がくる」は見ますが、「文句ばかりを書く」ことは予想できます。「アホらしい新解釈」が多いと予想されるからです。それでも見ます。「いだてん」は計30分も見ていない。再来年の「渋沢栄一」も見る気になれない。寂しい限りです。「明治もの」は勘弁してほしいと思います。室町を描いて欲しい。
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