昨日、東京国際フォーラムで行なわれた「乃木坂46 大感謝祭」の夜公演において、松村沙友理と畠中清羅が文春「スキャンダル」に関して、ステージ上で観客に向かって直接謝罪しました。
1年が終わるにあたって、乃木坂を揺るがした一連の騒動に、区切りを付けておきたかったのだと思います。
また、大和里菜が「契約終了」となったことで、さゆりんごとせいたんの「卒業」が噂されていたので、今後も乃木坂で活動を続けていくことを、ファンに伝える意味もあったのでしょう。
個人的には、二人が乃木坂を辞めないことが分かって、少しほっとしました。
ところで、松村・畠中がしゃべった後、なぜか桜井玲香が「謝罪」したそうです。
もし、メンバーのプライバシーに気を配り、「スキャンダル」を未然に防ぐべき人物がいるとすれば、それはキャプテンではなく、チーフマネージャーである菊池氏や運営委員長の今野氏といったスタッフだと思いますが、昨夜の謝罪では、メンバー以外からの発言はなかったようです。
桜井さんには、他人ではなく、自分の私生活に気を配って、「遅刻」などないよう頑張って欲しいものですが(笑)、メンバーだけに謝らせて、運営の責任者は顔を見せず、何も言わないことに、今回の騒動が抱える本質的な問題点が浮き彫りになっています。
10月8日(水)に松村沙友理の路上キス写真を載せた週間文春10月16日号が発売され、同夜、文化放送「レコメン」でさゆりんご本人が、謝罪と説明を行ないます。
相手の男性が、乃木坂メンバーが表紙を飾ったことのある雑誌の元編集者であり、おまけに妻帯者だったため、「枕営業」や「不倫」といった言葉が飛び交い、ネットの乃木坂界隈は蜂の巣を突いたような状態に陥ります。
さらに、10月16日(水)発売の週刊文春10月23日号に、デート中のより詳しい会話内容や路上キス動画が載り、加えて、畠中清羅の「お泊まり愛」疑惑と大和里菜の「未成年飲酒」疑惑も記事になります。
これを受けて、大手、中小を問わず、さまざまなメディアが関連記事を出し、さらに匿名投稿の掲示板などに、大量のコメントが溢れ、文春「騒動」が拡大していきます。
溢れ返る無責任な「引用」記事、まかり通る「推定有罪」コメント
この段階で、文春記事は松村沙友理に関して、「枕営業」はもちろん、「不倫」も証明しておらず、むしろ「レコメン」での本人発言が、掲載された会話内容とよく合致することが分かる筈なのですが、ほとんどのメディア記事は、「引用」という形で、「枕営業」や「不倫」という言葉を載せ、刺激的な文章を書き立てます。
また、匿名投稿のコメント欄は、抱擁キスシーンから「直感的」に「男女の仲」だと断定、相手が既婚者ということで、「不倫」と考えるのが「自然」とばかりに、文春記事を支持する論調で溢れていきます。
相手の名誉を損なうおそれのある主張をするならば、マスメディアであれば、きちんとした独自取材に基づくべきで、他社記事の信憑性を検証しないまま、書かれている刺激的な文句を「引用」するのは無責任な姿勢です。
また、個人のコメントでも、こういったデリケートな問題に関しては、明確な根拠がなければ、本人を非難するような物言いは避けるという、「推定無罪」の姿勢を取るべだと思いますが、「疑わしきは罰する」がまかり通って、「推定有罪」コメントがネットを埋め尽くします。
乃木坂運営の最初の失敗は、ここで公式なコメントを出して、松村沙友理のラジオ発言が間違っていないことを、社会にアピールしなかったことです。
さらに、無責任な「引用」や「推定有罪」の決めつけコメントに対して、抗議を行なって、それを否定する姿勢を見せなかった。
そのため、多くのファンが松村さん本人の発言を疑い、ネット記事や攻撃コメントを信じてしまい、騒動はさらに広がっていきます。
決定的なダメージとなったテレビワイドショーによる文春記事の紹介
そして、遂に致命的な出来事が起こってしまう。
テレビのワイドショーが、文春記事を取り上げたことです。
番組でも、独自取材がほとんどない「引用」という形で紹介されますが、刺激的な「アイドルの不倫」という言葉が使われ、コメンテーターが話を進める中で、「松村沙友理 = 不倫」というイメージが広く発信されることになります。
テレビの影響力は甚大で、誰もが知っている人気番組で紹介され、誰もが知っているコメンテーターが話題にしたことで、文春記事の無責任な「引用」に過ぎないのに、多くの人が「やっぱり不倫なんだ」という意識を持ってしまった。
乃木坂運営は、この段階で、記事を取り上げた番組とテレビ局に対して、強力な抗議を行ない、訂正や謝罪を要求する、厳しい態度を示すべきだったのですが、無為無策のまま、放置してしまった。
その結果、他の番組でも、次々と文春記事が取り上げられ、乃木坂の「スキャンダル」は社会的に知れ渡ることになります。
最初の文春記事を止めることは出来ないけど、その後、ネット記事や個人コメントによって、松村沙友理の評判を貶めるような、間違った情報が広がるのを防ぐことは可能だった筈です。
しかも、テレビのワイドショーに、文春記事の主張に沿った形で、次々と取り上げさせるなんて、絶対に阻止すべきことです。
多くの事務所は有効な対処をするからこそ、所属タレントが路上キスを遥かに越えるスキャンダルを起こしても、それほどのダメージは被らずに済んでいるのだと思います。
ところが、乃木坂運営は、アイドル事務所としての経験が乏しいのか、どんどん広がっていく文春騒動をただ黙って見ているだけで、何一つ火消しが出来なかった。
結局、10月28日(火)に松村沙友理が公式ブログで再度謝罪を行い、大和里菜と畠中清羅もそれに続いたのが、ほとんど唯一の乃木坂側からの発信でした。
狙われたファンとメンバーの「信頼関係」
アイドルの事務所として有効な対抗策を打てず、何も出来ない乃木坂運営は、週刊文春にとって格好の「カモ」で、そういったマネージメントの未熟さを見抜かれていた可能性があります。
そして、もう一つ、乃木坂が「カモ」にされた理由は、ファンがメンバーに対して、どのアイドルよりも高度な「清純」を求めていたことです。
乃木坂は、アイドル業界No.1の握手会人気を誇り、それによって年間160万枚以上のCDセールスを達成しました。
しかし、握手会人気の背後には、ファンとメンバーの個人的なつながりがあって、そこには「疑似恋愛」と呼んでいい濃密な関係も存在する。
こういった「信頼関係」は、ファンがメンバーの私生活にまで「乃木坂46」を求め、24時間365日、「アイドル」であり、「清純」でいて欲しいという願望を正当化します。
メンバーに強く「清純」を求める気持ちは、プライベートで男性とデートしているだけのことを、大「スキャンダル」に変えてしまう魔力を持っている。
週刊文春は、乃木坂ファンのこういった気質を熟知した上で、乃木坂をターゲットに「スキャンダル」を仕掛けたのだと思います。
そして、彼らの目論み通り、少なからぬファンが激怒して、ネットに3人への批判が溢れ、文春に感謝するコメントすら登場。
アイドル事務所として未熟な運営が手をこまねいている間に、文春騒動はネットからテレビへ広がり、松村沙友理は「裏切り者」にされ、乃木坂は、グループ創立時からのメンバーを1人、失ってしまいます。
乃木坂の完全敗北です。
「清純」という名の牢獄
昨夜の謝罪を受けて、ネットには、松村沙友理を「許す」という言葉が少なからず見られます。
しかし、改心した「裏切り者」を寛大な心で許したのに、再び、裏切られたら、それが松村沙友理でなくとも、今度こそ乃木坂は崩壊するかもしれない。
そして、プライベートにまで「清純」を求めるファン心理が変わらず、一方、メンバーに謝罪させるだけで、顔すら見せない無為無策な運営が乃木坂をマネージメントする限り、第2第3の文春騒動が起きる確率は、決して小さくない。
それが半年後か、1年後か、あるいは1年半後かは分からないけど、『昨夜で面倒なことはすべて終わって、これからはずっと「スキャンダル」のない乃木坂が続く』とは、到底言えません。
10代後半から20代前半の若い女の子が、「清純なアイドル」という役を、幕間の休憩もないまま、何年間も、懸命に演じ続けている。
そのことに本質的な無理を感じるのは、私だけではないんじゃないでしょうか。
私生活まで監視される「清純派アイドル」。
ひたすらCDセールスを追い求める乃木坂商法の行き着く先に、こんなものが待っていたなんて、どこかの学会にでも発表したくなるけど、ちっとも心躍らない発見です(笑)。
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松村沙友理の2014/10/28 01:12ブログ
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# 記事中の青字部分は、テレビ番組、公式サイト、書籍、歌の歌詞などに、掲載されたものを、そのまま抜粋引用したことを表しています
1年が終わるにあたって、乃木坂を揺るがした一連の騒動に、区切りを付けておきたかったのだと思います。
また、大和里菜が「契約終了」となったことで、さゆりんごとせいたんの「卒業」が噂されていたので、今後も乃木坂で活動を続けていくことを、ファンに伝える意味もあったのでしょう。
個人的には、二人が乃木坂を辞めないことが分かって、少しほっとしました。
ところで、松村・畠中がしゃべった後、なぜか桜井玲香が「謝罪」したそうです。
もし、メンバーのプライバシーに気を配り、「スキャンダル」を未然に防ぐべき人物がいるとすれば、それはキャプテンではなく、チーフマネージャーである菊池氏や運営委員長の今野氏といったスタッフだと思いますが、昨夜の謝罪では、メンバー以外からの発言はなかったようです。
桜井さんには、他人ではなく、自分の私生活に気を配って、「遅刻」などないよう頑張って欲しいものですが(笑)、メンバーだけに謝らせて、運営の責任者は顔を見せず、何も言わないことに、今回の騒動が抱える本質的な問題点が浮き彫りになっています。
10月8日(水)に松村沙友理の路上キス写真を載せた週間文春10月16日号が発売され、同夜、文化放送「レコメン」でさゆりんご本人が、謝罪と説明を行ないます。
相手の男性が、乃木坂メンバーが表紙を飾ったことのある雑誌の元編集者であり、おまけに妻帯者だったため、「枕営業」や「不倫」といった言葉が飛び交い、ネットの乃木坂界隈は蜂の巣を突いたような状態に陥ります。
さらに、10月16日(水)発売の週刊文春10月23日号に、デート中のより詳しい会話内容や路上キス動画が載り、加えて、畠中清羅の「お泊まり愛」疑惑と大和里菜の「未成年飲酒」疑惑も記事になります。
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また、匿名投稿のコメント欄は、抱擁キスシーンから「直感的」に「男女の仲」だと断定、相手が既婚者ということで、「不倫」と考えるのが「自然」とばかりに、文春記事を支持する論調で溢れていきます。
相手の名誉を損なうおそれのある主張をするならば、マスメディアであれば、きちんとした独自取材に基づくべきで、他社記事の信憑性を検証しないまま、書かれている刺激的な文句を「引用」するのは無責任な姿勢です。
また、個人のコメントでも、こういったデリケートな問題に関しては、明確な根拠がなければ、本人を非難するような物言いは避けるという、「推定無罪」の姿勢を取るべだと思いますが、「疑わしきは罰する」がまかり通って、「推定有罪」コメントがネットを埋め尽くします。
乃木坂運営の最初の失敗は、ここで公式なコメントを出して、松村沙友理のラジオ発言が間違っていないことを、社会にアピールしなかったことです。
さらに、無責任な「引用」や「推定有罪」の決めつけコメントに対して、抗議を行なって、それを否定する姿勢を見せなかった。
そのため、多くのファンが松村さん本人の発言を疑い、ネット記事や攻撃コメントを信じてしまい、騒動はさらに広がっていきます。
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そして、遂に致命的な出来事が起こってしまう。
テレビのワイドショーが、文春記事を取り上げたことです。
番組でも、独自取材がほとんどない「引用」という形で紹介されますが、刺激的な「アイドルの不倫」という言葉が使われ、コメンテーターが話を進める中で、「松村沙友理 = 不倫」というイメージが広く発信されることになります。
テレビの影響力は甚大で、誰もが知っている人気番組で紹介され、誰もが知っているコメンテーターが話題にしたことで、文春記事の無責任な「引用」に過ぎないのに、多くの人が「やっぱり不倫なんだ」という意識を持ってしまった。
乃木坂運営は、この段階で、記事を取り上げた番組とテレビ局に対して、強力な抗議を行ない、訂正や謝罪を要求する、厳しい態度を示すべきだったのですが、無為無策のまま、放置してしまった。
その結果、他の番組でも、次々と文春記事が取り上げられ、乃木坂の「スキャンダル」は社会的に知れ渡ることになります。
最初の文春記事を止めることは出来ないけど、その後、ネット記事や個人コメントによって、松村沙友理の評判を貶めるような、間違った情報が広がるのを防ぐことは可能だった筈です。
しかも、テレビのワイドショーに、文春記事の主張に沿った形で、次々と取り上げさせるなんて、絶対に阻止すべきことです。
多くの事務所は有効な対処をするからこそ、所属タレントが路上キスを遥かに越えるスキャンダルを起こしても、それほどのダメージは被らずに済んでいるのだと思います。
ところが、乃木坂運営は、アイドル事務所としての経験が乏しいのか、どんどん広がっていく文春騒動をただ黙って見ているだけで、何一つ火消しが出来なかった。
結局、10月28日(火)に松村沙友理が公式ブログで再度謝罪を行い、大和里菜と畠中清羅もそれに続いたのが、ほとんど唯一の乃木坂側からの発信でした。
狙われたファンとメンバーの「信頼関係」
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そして、もう一つ、乃木坂が「カモ」にされた理由は、ファンがメンバーに対して、どのアイドルよりも高度な「清純」を求めていたことです。
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しかし、握手会人気の背後には、ファンとメンバーの個人的なつながりがあって、そこには「疑似恋愛」と呼んでいい濃密な関係も存在する。
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そして、プライベートにまで「清純」を求めるファン心理が変わらず、一方、メンバーに謝罪させるだけで、顔すら見せない無為無策な運営が乃木坂をマネージメントする限り、第2第3の文春騒動が起きる確率は、決して小さくない。
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