欅坂46の6枚目シングル「ガラスを割れ!」が発売されて、1週間ほど経ちました。
オリコンやビルボードなど、様々なセールス指標が出てきたので、少しまとめておきます。
まずは、CDセールスから。
(表1) 欅坂シングルのオリコン初日と初動
凡例
[シングル番号] 初日→(初動と初日の差)→初動↑前作からの増加分(↓減少分) [CD発売日] タイトル
#「初日」は、そのシングルが初めてオリコンデイリーに登場する、CD発売前日、いわゆる「フラゲ日」の売り上げ枚数
#「初動」は、そのシングルが初めてオリコン週間ランキングに登場する、CD発売週の売り上げ枚数
# 「万枚」単位
[01] 初日19.1→(07.0)→初動26.2 [2016/04/06] サイレントマジョリティー
[02] 初日25.1→(07.3)→初動32.3↑06.1 [2016/08/10] 世界には愛しかない
[03] 初日35.4→(08.9)→初動44.2↑11.9 [2016/11/30] 二人セゾン
[04] 初日45.7→(17.6)→初動63.3↑19.0 [2017/04/05] 不協和音
[05] 初日48.4→(15.9)→初動64.3↑01.0 [2017/10/25] 風に吹かれても
[06] 初日63.9→(19.5)→初動83.3↑19.0 [2018/03/07] ガラスを割れ!
ツイッターに書いた通り、6枚目「ガラスを割れ!」は、5枚目「風に吹かれても」より15.5万枚も多い初日63.9万枚でスタート。
その後も、毎日、前作を上回るペースで進み、結局、初動は前作19.0万枚アップの歴代最高83.3万枚となっています。
この数字は、乃木坂16枚目「サヨナラの意味」の初動82.8万枚を越えており、姉妹グループのCDセールスはいよいよ接近してきました。
(表2) 乃木坂シングルのオリコン初日と初動
凡例
[シングル番号] 初日→(初動と初日の差)→初動↑前作からの増加分(↓減少分) [CD発売日] タイトル
[14] 初日59.1→(15.9)→初動75.0↑12.3 [2016/03/23] ハルジオンが咲く頃
[15] 初日60.0→(12.8)→初動72.8↓02.2 [2016/07/27] 裸足でSummer
[16] 初日68.3→(14.4)→初動82.8↑10.0 [2016/11/09] サヨナラの意味
[17] 初日74.3→(13.2)→初動87.5↑04.7 [2017/03/22] インフルエンサー
[18] 初日71.6→(16.4)→初動88.0↑00.5 [2017/08/09] 逃げ水
[19] 初日68.3→(16.8)→初動85.1↓02.9 [2017/10/11] いつかできるから今日できる
乃木坂のシングル初動は、17枚目「インフルエンサー」87.5万枚、18枚目「逃げ水」88.0万枚と続けて上昇したものの、19枚目「いつかできるから今日できる」が前作、前々作を下回る85.1万枚だった。
欅坂「ガラスを割れ!」の83.3万枚は、乃木坂最高である88.0万枚には、まだ少し届かないものの、最新作の85.1万枚に肉薄しており、CD売り上げ枚数における、姉グループ圧倒的優位の時代は終わりつつあります。
妹グループの勢いを示す一つの象徴は、「ガラスを割れ!」が累計ミリオンを達成する可能性があることです
(表3) 欅坂シングルのオリコン初動と累計
凡例
[シングル番号] 初日→(初動と累計の差)→累計 @ 発売後経過週数(W) タイトル
#「発売後経過週数」はCD発売日から最初の日曜までを「1W」、翌月曜から日曜までに7日間を「2W」、次の月曜〜日曜7日間を「3W」と順に数えたもの
# 累計は2018年3月19日付チャートにおける数字
[01] 初動26.2→(17.8)→累計43.9 @ 100W サイレントマジョリティー
[02] 初動32.3→(12.3)→累計44.7 @ 082W 世界には愛しかない
[03] 初動44.2→(17.1)→累計61.4 @ 066W 二人セゾン
[04] 初動63.3→(14.6)→累計77.8 @ 048W 不協和音
[05] 初動64.3→(17.3)→累計81.6 @ 019W 風に吹かれても
[06] 初動83.3→(00.0)→累計83.3 @ 001W ガラスを割れ!
初動64.3万枚を記録した5枚目「風に吹かれても」は、最新チャートにおいて、累計を81.6万枚まで伸ばし、発売19Wで17.3万枚を積み上げています。
前作に関しては、全国握手会の開催が12W以降と、やや仕掛けが遅く、CDセールスが後から上昇するパターンだったので、6枚目「ガラスを割れ!」が、同じく17.3万枚の上積みを達成できるかどうかには、不透明な部分もあります。
ただ、6枚目の配信や動画の人気が高いことを考えると、2W以降、前作並みの売り上げを稼ぐのは、決して無理な話ではない。
初動が83.3万枚なので、16.7万枚を積み上げれば、乃木坂と同じく、欅坂は「ミリオン」歌手の仲間入り果たすわけで、可能性は高いんじゃないでしょうか。
欅坂運営は6枚目の出荷数を100万枚以上まで引き上げたようで、手応えがあるんだと思います。
ところで、このブログでは、「ガラスを割れ!」の初動を、以下のように73万枚と予想して、さすがに「大体当たった」とも到底言えないレベルで外してしまったので(笑)、どこが間違っていたのか、少し振り返ってみます。
それは平手友梨奈のいない欅坂か?「ガラスを割れ!」オリコン初動予想は前作大幅増の73万枚 [05Mar18]
次表の「ケースA」が、事前予想をしたときの流れですが、初動83.3万枚という数字を眺めると、個別握手会セールスの大幅上昇を前提にした「ケースB」の方が妥当じゃないかと考え直しています。
(表4) 欅坂5、6枚目オリコン初動の分析
凡例
個別握手会売り上げ枚数 [完売部数/総部数 @ 初動算入次数]
店頭売り上げ枚数
==========
オリコン第1週売り上げ枚数
個別握手会の売り上げ推定
対象グループの完売部数/担当部数 推定売り上げ枚数 : 参加人数 [CD1枚の平均割り当て時間_完売1部のCD売り上げ枚数] グループ名
# 6枚目における上下矢印は、5枚目からの増加分(↑)あるいは減少分(↓)
5枚目
個別 47.1万枚 [587/710部 @ 4次]
店頭 17.2万枚
==========
初動 64.3万枚
個別握手会の売り上げ推定
421/471部 31.5万枚 : 21人 [08.0秒_675枚] 欅坂
166/239部 15.7万枚 : 11人 [08.0秒_675枚] けやき坂1期
====================
587/710部 47.1万枚 : 32人 全体
⬇︎
⬇︎
6枚目
[ケースA]
個別 54.0万枚↑06.8 [733/831部 @ 4次]
店頭 29.4万枚↑12.2
==========
初動 83.3万枚↑19.0
個別握手会の売り上げ推定
413/464部 31.1万枚↓00.4 : 20人 [08.0秒_675枚] 欅坂
212/259部 17.1万枚↑01.4 : 11人 [08.0秒_675枚] けやき坂1期
108/108部 05.8万枚↑05.8 : 09人 [10.0秒_540枚] けやき坂2期
====================
733/831部 54.0万枚↑06.8 : 40人 全体
[ケースB]
個別 59.3万枚↑12.2 [733/831部 @ 4次]
店頭 24.0万枚↑06.9
==========
初動 83.3万枚↑19.0
個別握手会の売り上げ推定
413/464部 34.5万枚↑03.1 : 20人 [07.2秒_750枚] 欅坂
212/259部 19.0万枚↑03.3 : 11人 [07.2秒_750枚] けやき坂1期
108/108部 05.8万枚↑05.8 : 09人 [10.0秒_540枚] けやき坂2期
====================
733/831部 59.3万枚↑12.2 : 40人 全体
「ケースA」では、個別握手会セールスの計算で、漢字と平仮名1期のCD1枚あたり割り当て時間を、5枚目と同じ8.0秒に設定しています。
漢字は、担当部数が5枚目から6枚目で7部ほど減っており、握手時間が同じであれば、事実上ほとんどを売り切っているので、推定売り上げは微減になる。
一方、平仮名1期の担当部数は増加していますが、それでも20部程度なので、推定売り上げが大きく伸びる予測にはならない。
結局、新規参加の平仮名2期が担当する108部が、個別握手会セールス全体を押し上げる中核で、事前予想では3グループ併せて6.8万枚増の54.0万枚と読んでいました。
ここに店頭セールスが約2万枚増とし、個別握手分に加えて計9万枚増と考え、前作初動64.3万枚から今作は73万枚くらまで伸びるとの予想でした。
ところが、蓋を開けてみると、9万枚どころか、19.0万枚とさらに10万枚ほど伸びてしまった(笑)。
握手会セールスをそのままにすると、店頭セールスは12.2万枚も増えた勘定になる。
確かに、Amazon売れ筋ランキングを見ても、初回限定盤の売れ行きは好調でしたが、2日目から初動までの積み上げは、前作の15.9万枚から今作は19.5万枚と3.6万枚の上昇に収まっている。
19.5万枚という積み上げの中には、発売日以降における、初回限定盤予約分の発送やCDショップでの受け取りに加え、forTUNE music盤の発送分も入っている筈で、この期間における店頭セールスの増分は3.6万枚より少ないと考えられます。
すると、フラゲ日発送分が、10万枚近く前作からアップしたことになり、さすがに何かを考え直したくなる(笑)。
そもそも、5枚目で17.2万枚だった店頭販売CDが、6枚目で29.4万枚も売れたなら、欅坂の全国握手会はパンク状態になりかねない。
ということで、「ケースB」では、個別握手会セールスを計算するとき、漢字と平仮名2期のCD1枚あたり割り当て時間を、乃木坂並みの7.2秒まで下げてみました。
すると、漢字が3.1万枚、平仮名2期が3.3万枚のアップとなり、個別握手会全体では前作から12.2万枚増加という計算が出てきます。
握手会でこれだけ稼げば、店頭セールスの増加は6.9万枚となり、まあ、それでも凄い数字だけど、2日目から初動への積み上げ3.6万枚増と比べて、了解可能な範囲に入ってきます。
以前は、サウンドスキャンが初回限定盤のタイプ種別売り上げ枚数を公表してくれていたので、こういった計算の「答え合わせ」がある程度出来たのですが、今は、その情報が手に入らないので、6枚目発売第1週の店頭セールスとして、24.0万枚がどこまで妥当なのか、本当のところは分かりません。
ただ、「ガラスを割れ!」個別握手会が開催されたとき、以前より「剥がし」がキツくなったとか、もの凄い複数枚出しのファンが何人も現れるといった話が出てくると、考えている方向性は正しいのかなとの感触が得られるわけです(笑)。
CDセールスの話はこの辺にして、次はビルボードを見ていきます。
(表5) 坂道表題曲のCD発売週における Billboard JAPAN Hot100
凡例
(総合) Hot100順位 各項順位 : 対象週の日付期間 [CD発売日] シングル番号 曲名
# 各項は
S : CD売り上げ枚数とダウンロード数に基づくストリーミング数合算 (個人的に、公式サイトの説明を何度読んでも正確な意味は分からない笑)
R : ラジオ放送回数
L : PCによるCD読み取り回数(ルッアップ)
T : ツイート数
M : 国内動画再生回数
F : Hot100ランクイン回数
欅坂1〜6枚目表題曲
(総合)001位 S01/R17/L01/T01/M03/F05 : 2018/03/05(月)11(日) [03/07(水)] 06 ガラスを割れ!
(総合)001位 S01/R07/L01/T01/M09/F05 : 2017/10/23(月)29(日) [10/25(水)] 05 風に吹かれても
(総合)001位 S01/R04/L01/T01/M04/F04 : 2017/04/03(月)09(日) [04/05(水)] 04 不協和音
(総合)001位 S01/R07/L01/T02/M07/F04 : 2016/11/28(月)04(日) [11/30(水)] 03 二人セゾン
(総合)001位 S01/R08/L01/T03/M16/F06 : 2016/08/08(月)14(日) [08/10(水)] 02 世界には愛しかない
(総合)001位 S01/R07/L01/T02/M03/F04 : 2016/04/04(月)10(日) [04/06(水)] 01 サイレントマジョリティー
乃木坂14〜19枚目表題曲
(総合)001位 S01/R07/L01/T06/M28/F06 : 2017/10/09(月)15(日) [10/11(水)] 19 いつかできるから今日できる
(総合)001位 S01/R05/L01/T01/M57/F05 : 2017/08/07(月)13(日) [08/09(水)] 18 逃げ水
(総合)001位 S01/R04/L01/T02/M09/F04 : 2017/03/20(月)26(日) [03/22(水)] 17 インフルエンサー
(総合)001位 S01/R03/L01/T01/M34/F04 : 2016/11/07(月)13(日) [11/09(水)] 16 サヨナラの意味
(総合)001位 S01/R05/L01/T03/M17/F05 : 2016/07/25(月)31(日) [07/27(水)] 15 裸足でSummer
(総合)001位 S01/R16/L01/T04/M00/F05 : 2016/03/21(月)27(日) [03/23(水)] 14 ハルジオンが咲く頃
「ガラスを割れ!」の各項目ランキングは、「S ストリーミング数」と「L ルックアップ」は、これまでと同じく、しっかり1位を獲得。
オリコンチャートでは、初動が83.3万枚の1位、ダウンロード数は後で紹介するように、3.5万DLの2位ですから、「S」や「L」の順位は、まあ盤石と言っていいでしょう。
ただ、最近のAKB48のように、オリコン初動が100万枚を越えても、「L」が1位にならないケースもあって、乃木坂と同じく、坂道の人気が反映されていると思います。
さらに、「T ツイート数」が4枚目表題曲「不協和音」から3作続けての1位で、さすがに注目度が高い。
乃木坂の「いつかできるから今日できる」が「T」6位というのは、2017年9月22日(金)の映画「あさひなぐ」公開に合わせてプロモーションを行ったので、CD発売日には、盛り上がりが一段落していたことが大きいと思います。
実際、映画公開週付近では最高2位を記録していますが、まあ1位じゃないんかい!というツッコミは甘んじて受けるしかないです(笑)。
「ガラスを割れ!」は、「R ラジオ放送回数」の17位だけが、これまでと比べ、やや低い順位に留まっている。
センターである平手友梨奈が、事実上、途中離脱状態で、テレビ音楽番組への出演頻度がやや少なく、そういったメディア露出の控え目さが、エアプレイにも響いているのかもしれません。
とはいえ、他の項目が図抜けて良いので、ほとんど気になりません。
そして、YouTubeにおけるMV再生数回数から、当然と言えば当然なんですが、「M 国内動画再生回数」が3位で、ベスト3に入っている。
乃木坂では、「裸足でSummer」が発売2週前に出した3位が最高で、ベスト5に入ったのは、このときと、「サヨナラの意味」発売2週前の5位しかなく、欅の動画人気はさすがに強い。
以下に、CD発売週におけるYouTubeMV再生回数を載せておきます。
(表6) 欅坂歴代表題曲フルバージョンMVのCD発売週におけるYouTube再生回数増加速度
凡例
CD発売週におけるMV再生回数の平均増加速度 (週終わりの累計/+その週の積み上げ) [M] Hot100国内動画再生回数順位 @ MV公開後経過週数 曲名
#「速度」は「万回/日」単位、「累計」と「積み上げ」は「万回」単位
#「MV公開後経過週数」は公開日から最初の日曜までを「1W」、翌月曜から日曜までに7日間を「2W」、次の月曜〜日曜7日間を「3W」と順に数えたもの
33.0万回/日 (1038/+231.2) [M]003位 @ 04W ガラスを割れ!
16.1万回/日 (0716/+112.8) [M]009位 @ 04W 風に吹かれても
28.1万回/日 (0701/+196.8) [M]004位 @ 03W 不協和音
15.8万回/日 (0402/+110.6) [M]007位 @ 03W 二人セゾン
07.0万回/日 (0344/+049.3) [M]016位 @ 05W 世界には愛しかない
18.1万回/日 (0413/+126.5) [M]003位 @ 04W サイレントマジョリティー
「ガラスを割れ!」はCD発売週が、MV公開4Wにあたり、この1週間で231.2万回も再生数を積み上げている。
確かに3位になるわけですが(笑)、では、それより上の2位、1位って、どんな曲か気になりますよね(笑)。
(表7) 欅坂6枚目発売週のHot100動画再生回数ランキングTOP5
凡例
順位 曲名 / アーティスト名
# 2018/03/19付 Billboard JAPAN Hot100 国内動画再生回数ランキング
1位 Lemon / 米津玄師
2位 さよならエレジー / 菅田将暉
3位 ガラスを割れ! / 欅坂46
4位 CAndy Pop / TWICE
5位 ドラえもん / 星野源
はい、米津さん入りました(笑)。
ダウンロード数でも、「Lemon」がとんでもない数字で1位を堅持して、「ガラスを割れ!」が2位に留まっているんですが、同じ構図が、Hot100「国内動画再生回数」でも起こっています。
あと、アイドル的な立ち位置からすると、TWICEがライバル的な存在かと思うけど、今の欅坂はむしろロック指向なので、乃木坂ほどは競合しないかも(笑)。
このように「ガラスを割れ!」のMV人気は非常に高いのですが、一つ気になる点がある。
(表8)「ガラスを割れ!」MVの週単位でのYouTube再生回数増加速度の推移
# 表記法は(表6)と同じ
ガラスを割れ!
86.8万回/日 (0412/+412.1) [M]003位 @ 01W : 2018/02/14(水)18(日)
27.6万回/日 (0606/+193.5) [M]008位 @ 02W : 02/19(月)25(日)
28.7万回/日 (0807/+201.2) [M]009位 @ 03W : 02/26(月)04(日)
33.0万回/日 (1038/+231.2) [M]003位 @ 04W : 03/05(月)11(日) CD発売週
1週間の積み上げが、MV公開2Wで193.5万回、3Wは201.2万回とに達しているのに、「国内動画再生回数」では8位と9位で、やや低い印象がある。
海外からのアクセスが結構入っている可能性があって、今後、YouTube再生回数や「M」ランキングにどう影響するのか、読めない面があります。
「サイレントマジョリティー」が紛うことなき「ヒット曲」と呼ばれるのは、以下の表に示したように、CD発売週である公開4Wで3位に入った後、翌週5Wで1位を獲得、その後、6Wから10Wまで、延々と2位以上に留まり続けたことが大きい。
(表9)「サイレントマジョリティー」MVの週単位でのYouTube再生回数増加速度の推移
# 表記法は(表6)と同じ
サイレントマジョリティー
18.8万回/日 (0089/+089.3) [M]012位 @ 01W : 2016/03/16(水)20(日)
14.3万回/日 (0190/+100.3) [M]004位 @ 02W : 03/21(月)27(日)
13.9万回/日 (0287/+097.4) [M]008位 @ 03W : 03/28(月)03(日)
18.1万回/日 (0413/+126.5) [M]003位 @ 04W : 04/04(月)10(日) CD発売週
24.1万回/日 (0582/+168.5) [M]001位 @ 05W : 04/11(月)17(日)
25.8万回/日 (0763/+180.9) [M]002位 @ 06W : 04/18(月)24(日)
32.5万回/日 (0990/+227.2) [M]001位 @ 07W : 04/25(月)01(日)
26.4万回/日 (1175/+184.5) [M]002位 @ 08W : 05/02(月)08(日)
19.6万回/日 (1312/+137.0) [M]002位 @ 09W : 05/09(月)15(日)
17.4万回/日 (1433/+121.8) [M]002位 @ 10W : 05/16(月)22(日)
14.5万回/日 (1535/+101.7) [M]003位 @ 11W : 05/23(月)29(日)
12.7万回/日 (1624/+088.9) [M]007位 @ 12W : 05/30(月)05(日)
11.4万回/日 (1704/+080.1) [M]009位 @ 13W : 06/06(月)12(日)
10.6万回/日 (1779/+074.5) [M]015位 @ 14W : 06/13(月)19(日)
09.4万回/日 (1845/+066.1) [M]013位 @ 15W : 06/20(月)26(日)
09.2万回/日 (1909/+064.2) [M]017位 @ 16W : 06/27(月)03(日)
08.1万回/日 (1965/+056.6) [M]023位 @ 17W : 07/04(月)10(日)
09.0万回/日 (2029/+063.1) [M]019位 @ 18W : 07/11(月)17(日)
15.7万回/日 (2139/+110.0) [M]004位 @ 19W : 07/18(月)24(日)
11.1万回/日 (2216/+077.5) [M]005位 @ 20W : 07/25(月)31(日)
つまり、「ガラスを割れ!」が「サイレントマジョリティー」に匹敵する「ヒット曲」になるかどうかは、今週以降も、高い動画人気を維持できるかどうかが重要になってきます。
国内での注目度を上げるためには、音楽番組を始め、テレビやラジオへ積極的に出演して、グループと曲を宣伝するのが一番ですが、発売週Hot100の「R」17位が象徴するように、今回は、少しメディア露出が弱い印象がある。
例えば、上表で、「サイレントマジョリティー」は、公開19Wに4位へ反転上昇していますが、これは、7月18日(月)に『FNS うたの夏まつり~海の日スペシャル~』で、46&48Gのメンバーが生駒里奈をセンターにこの曲をパフォーマンスしたことが理由です。
やはり、メディアを介したプロモーションは、楽曲人気の上昇にかなり効果的で、出来れば分厚く仕掛けた方が良いとは思います。
次に、配信人気をさらっと紹介しておきます。
(表10) iTunes Store トップソングにおける欅坂表題曲の配信初期順位推移
iTunes Store トップソング
配信開始後7日間の順位推移
001→002→003→004→005→006→007→008 : 配信後日数(D)
----------------------------------------------------------
002→002→002→003→003→003→004→006 : ガラスを割れ!
001→002→003→002→002→002→005→008 : 風に吹かれても
001→001→001→002→002→003→004→004 : 不協和音
002→002→004→005→006→006→005→007 : 二人セゾン
004→005→005→005→005→010→015→019 : 世界には愛しかない
001→001→001→003→003→004→002→003 : サイレントマジョリティー
「ガラスを割れ!」は、昨日の時点で、iTunes Storeでの配信開始8日目(D)ですが、TOP10に留まり、好調な順位推移を見せています。
その快進撃ぶりを反映するように、オリコンのダウンロード数ランキングである「デジタルシングル(単曲)ランキング」でも、3.5万DLで2位に入っています。
(表11) 欅坂6枚目発売週のオリコンダウンロード数ランキングTOP5
凡例
順位 週間ダウンロード数 [累計] 配信開始日 曲名 / アーティスト名
# 2018/03/19付オリコン単曲ダウンロード数ランキング
1位 9.8万DL [57.8] 02/12(月) Lemon / 米津玄師
2位 3.5万DL [03.5] 03/07(水) ガラスを割れ! / 欅坂46
3位 3.3万DL [03.4] 03/07(水) ドラえもん / 星野源
4位 1.8万DL [14.8] 01/07(日) さよならエレジー / 菅田将暉
5位 1.7万DL [12.3] 02/16(金) Change / ONE OK ROCK
3.5万DLは、配信が始まった水曜から日曜までの累計で、もし月曜からスタートしていれば、さらに数字が伸びたと思います。
Hot100「M」ランキングと同様、ここでも、米津玄師「Lemon」があり得ない数字を叩き出して1位を占め、星野源「ドラえもん」や菅田将暉「さよならエレジー」が上位に入るという、似たような構図が見られます。
CDセールスにせよ、楽曲指標にせよ、欅坂の6枚目「ガラスを割れ!」が、文句の付けようがない、あまりに良い数字を次々と叩き出すので、乃木坂の20枚目「シンクロニシティ」の数字を見るのが、若干怖いです(笑)。
しかし、生駒里奈が関わる最後のシングルですから、数字ではなく、乃木坂らしい楽曲群を一番に期待しています。
実は、「インフルエンサー」がiTunesトップソングの200位圏内から去ってしまい、乃木坂の全曲圏外が昨年と並ぶ5日間に達してしまいました。
配信ランキングのリストにグループの曲が一つも入っていないのは、そのこと自体が、音楽的アピール力の低下を示すものですが、まあ、ここまで来たら、焦ってもしょうがないので、生駒ちゃんを先頭に、選抜、アンダー全員で結束して、魅力的なシングルを作って欲しいですね。
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# 記事中の青字部分は、テレビ番組、公式サイト、書籍、歌の歌詞などに、掲載されたものを、そのまま抜粋引用したことを表しています