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ジャン・アレチボルトの冒険

ジャンルを問わず、思いついたことを、書いてみます。

17th「インフルエンサー」の「ミリオン」ほぼ確実も、「君の名は希望」が示すヒットの真髄 [11May17]

2017-05-11 01:00:00 | 芸能

乃木坂46が参加する、注目の番組とイベント

(テレビ・ラジオ・イベント)

05月09日(火)〜14日(日) [単独ライブ] 三期生単独ライブ
====================
渋谷・AiiA 2.5 Theater Tokyo
05/09(火) 1日目 第1公演(18:30)
05/10(水) 2日目 第2公演(18:30)
05/11(木) 3日目 第3公演(18:30)
05/12(金) 4日目 第4公演(18:30)
05/13(土) 5日目 第5公演(12:30)&第6公演(17:00)
05/14(日) 6日目千秋楽 第7公演(12:30)&第8最終公演(17:00)
====================

05月10日(水) [TV_地デ] 19:56〜20:54 テレビ朝日系『くりぃむクイズミラクル9』に、高山一実が出演

05月13日(土) [TV_地デ] 7:00〜7:30 テレビ東京 「BORUTO-ボルト- NARUTO NEXT GENERATIONS 放送開始記念!NARUTO TO BORUTOスペシャル!」生駒里奈

05月13日(土) 12:05〜 テレビ東京『元祖!大食い王決定戦』予選
05月14日(日) 19:54〜 テレビ東京『元祖!大食い王決定戦』本選
番組公式サイトに、秋元真夏と堀未央奈が出演と記載

05月14日(日) [CD特典] 17枚目第1回追加個別握手会 in 神奈川・パシフィコ横浜


「ブックマーク」内にある次のリンクは、乃木坂のスケジュールを、過去分も含めて、まとめたものです。「ブックマーク」は、PCでは左サイドバー、モバイルでは記事の最後に置かれています。

定期日程(@Nov16)
重要日程(Jan~Mar17)
重要日程(Oct~Dec16)
重要日程(Aug~Sep16)
重要日程(Jun~Jul16)
重要日程(Apr~May16)
重要日程(Feb~Mar16)
重要日程(Nov15~Jan16)



昨日、2017年5月15日付のオリコン週間ランキングが公表され、17枚目「インフルエンサー」は、ポートメッセなごやで開催された全国握手会の効果で、売り上げ1.6万枚、前週の18位から6位へジャンプアップしています。

この結果、累計は98.5万枚となり、「ミリオン」まで、あと1.5万枚です。

そして、今後の日程を考えると、かなり控えめに見積もっても、1.5万以上は稼げると予測出来るので、現時点で、オリコンでの100万枚突破に、「当確」を出していいと思います。


なぜ、1.5万枚の積み上げが可能なのか、スケジュール表で説明します。

(表1) 17枚目「インフルエンサー」のオリコン週間ランキング推移

凡例
[順位] 週間売り上げ (累計売り上げ) : CD発売週を1週目とする経過週数 対象週の期間

#「売り上げ」は万枚単位
#「01W」は、CD発売1週目、「02W」は2週目と、以下同様に続く
#「07W」に相当する05/01(月)〜07(日)が、2017年5月15日付最新チャートの対象週
#「08W」以降の「00位 00.0万枚 (00.0)」は、まだデータが出ておらず確定していないの意
#「02W」の「01(土) インテックス大阪」は、CD発売2週目の4月1日(土)に、その会場で、全国握手会が行われたことを示す

[01位] 87.5万枚 (87.5) : 01W 03/20(月)26(日)
[04位] 04.9万枚 (92.3) : 02W 03/27(月)02(日) 01(土) インテックス大阪
[05位] 01.8万枚 (94.1) : 03W 04/03(月)09(日)
[10位] 01.1万枚 (95.3) : 04W 04/10(月)16(日)
[08位] 01.0万枚 (96.3) : 05W 04/17(月)23(日) 17(月) 白石麻衣ブログ更新
[18位] 00.6万枚 (96.9) : 06W 04/24(月)30(日)
[06位] 01.6万枚 (98.5) : 07W 05/01(月)07(日) 06(土) ポートメッセなごや
[00位] 00.0万枚 (00.0) : 08W 05/08(月)14(日)
[00位] 00.0万枚 (00.0) : 09W 05/15(月)21(日)
[00位] 00.0万枚 (00.0) : 10W 05/22(月)28(日)
[00位] 00.0万枚 (00.0) : 11W 05/29(月)04(日)
[00位] 00.0万枚 (00.0) : 12W 06/05(月)11(日)
[00位] 00.0万枚 (00.0) : 13W 06/12(月)18(日)
[00位] 00.0万枚 (00.0) : 14W 06/19(月)25(日) 25(日) 幕張メッセ
[00位] 00.0万枚 (00.0) : 15W 06/26(月)02(日) 30(金) SPイベント応募締切


乃木坂のCDセールスは、お茶会などSPイベントへの応募、あるいは初回限定盤で参加できる全国握手会が終わるまでが、週間売り上げ枚数の多い「稼ぎ時」で、それを過ぎると、急速に枚数が減少するのが、通常のパターンです。

「インフルエンサー」の場合、先週がCD発売7週目に当たり、14週目に幕張メッセの全国握手会が行われ、15週目はSPイベントの応募が締め切られるので、15週目までが「稼ぎ時」となる。

ただ、17枚目は、3rdアルバムの特典イベント応募と並行して販売されているので、その影響は気になるところです。


そこで、同じように、2ndアルバムと重なった、14枚目「ハルジオンが咲く頃」の売り上げ推移を調べると、CD発売7週目に、すべての全国握手会が終わった後、8週目から15週目の期間に、4千枚近くを積み上げています。

「インフルエンサー」は、まだ特典が生きているので、4千枚を下回ることは、さすがに考えられない。

従って、8週目から15週目までの「稼ぎ時」において、4千枚以上の伸びは、当然、期待して良い。


次に、14週目に最後の全国握手会が行われるのは、過去のシングルと比べ、結構、遅いスケジュールで、オリコンの数字がどこまで跳ねるのか、判断しずらい部分がある。

そこで、最後の全国が、遅めにずれ込んだシングルを探すと、13枚目「今、話したい誰かがいる」は、CD発売18週目に京都パルスプラザで開催され、その週、オリコンの数字は8千1百枚だった。

また、欅坂「二人セゾン」は、CD発売13週目に、京都パルスプラザで最後の全国握手会が開かれ、その週のオリコンは、7千5百枚になっています。


地方への浸透度がまだ低いだろう欅坂が、京都の全握効果によって売り上げた枚数を、CD発売後のほぼ同じ時期、幕張メッセで全国握手会を行う乃木坂が下回るとは思えないし、17枚目14週の幕張が13枚目18週の京都を越える可能性も大きい。

となると、「インフルエンサー」14週目の積み上げとして、少なくとも、7〜8千枚は見込んで良いんじゃないでしょうか。

8週目から15週目の「稼ぎ時」に、ベースとして4千枚、14週目に表れる全握効果として、さらに7千枚の上乗せを予測すると、合計で1.1万枚の伸びと計算されます。

15週目までにプラス1.1万枚は、嫌になるくらい悲観的に読んだ数字ですが(笑)、それでも累計は99.6万枚に達します。


14枚目、15枚目、16枚目のオリコン長期セールスを調べると、特典イベントの応募がすべて終了した後、時間は掛かるものの、さらに1万枚前後、累計が伸びています。

従って、「稼ぎ時」期間内に、100万枚を突破するかどうかは分からないけど、かりに届かなくとも、その後、「ミリオン」を達成する可能性は非常に高い。

こういった見通しから、記事タイトルに書いた「ほぼ確実」という言葉が出てくるわけです。


「当確」かどうかを見極めるため、弱気の最低ラインばかりを考えてきましたが、もう少し現実的な予測もしておきます。

8週目から13週目までは、1週平均8百枚くらいが「っぽい」枚数で、この6週間に5千枚弱は読んでいい。

そして、幕張メッセ全国握手会が開催される14週目は、1万枚は堅いと思うので、この週、あるいは、翌15週目に、オリコンでの「ミリオン」達成が話題になるんじゃないかと、密かに睨んでいます(笑)。



しかし、オリコンの数字が100万枚を越えそうだからといって、「目出度い!」と喜ぶ気分には、全然なりません

最近の握手会は、体調不良で欠席するメンバーが続出し、とくに舞台を控えている人は、相当にキツい状況のようです。

今ですら限界ギリギリなのに、次も「ミリオン」、次の次も「ミリオン」と、AKB48のように、こだわり始めると、構成人数の少ない乃木坂は、メンバーの身体が本格的にもたなくなって、何人も休業に追い込まれる危険があります。

むしろ「ミリオン」は、今回だけの想い出にして(笑)、18枚目から、握手会の部数と日数を減らすことで、CDセールスの意図的な減少を図るべきだと思います。


オリコンの数字にこだわるのであれば、「枚数」ではなく、「回数」を気にした方がいい。

どういうことか、例をお見せしましょう。

(表2) AKB48の直近6シングルに関する、オリコン週間ランキングの成績

凡例
オリコン初動 (累計売り上げ枚数) 週間ランキング最高順位 TOP50ランクイン回数(率) / ランクイン回数(率) @ CD発売週を1週目とする経過週数 [シングル番号] タイトル

#「ランクイン率」は、いずれも「経過週数」を分母として計算
#「経過週数」は、「シュートサイン」は5月15日付、それ以外は5月8日付までの数字
# 記載シングル中、もっとも多い「ランクイン回数」をピンク色で示している

090.5万枚 (109.3) 1位 22回(0.30)/69回(0.95) @ 73W [42] 唇にBe My Baby
123.8万枚 (129.7) 1位 09回(0.15)/35回(0.58) @ 60W [43] 君はメロディー
144.1万枚 (151.9) 1位 04回(0.08)/14回(0.29) @ 48W [44] 翼はいらない
117.8万枚 (121.8) 1位 07回(0.20)/25回(0.71) @ 35W [45] LOVE TRIP / しあわせを分けなさい
118.0万枚 (121.6) 1位 08回(0.33)/23回(0.96) @ 24W [46] ハイテンション
102.5万枚 (107.4) 1位 08回(1.00)/08回(1.00) @ 08W [47] シュートサイン


AKB48のシングルは、依然として、オリコン累計の連続「ミリオン」記録を更新し続けています。

しかし、42枚目「唇にBe My Baby」は、初動が100万枚に届かず、薄氷の「ミリオン」となった。

一方、44枚目「翼はいらない」は、初動で144万枚を叩き出し、累計は150万枚を越えている。

「枚数」だけを見ていると、明らかに44枚目が好調で、42枚目は芳しくない印象を受けます。


ところが、TOP50へのランクイン回数を比べると、「翼はいらない」は、たった4回しか入っていないのに対して、「唇にBe My Baby」は22回と、直近6シングル中、突出して高い数字を示している。

さらに、オリコンが週間ランキングとして、リストアップする200位以内へのランクインは、44枚目の14回に対して、42枚目は69回と、圧倒的な差が付いています。

69回もランクインするのは、特典イベントがすべて終わって以降も、シングルが売れ続けているためで、収録されている音楽コンテンツが、人々に受けていることを示しています。


「受けている」コンテンツとして考えられるのは、42枚目共通曲である「365日の紙飛行機」だと思います。

楽曲のCD音源、あるいはDVDに入っているMVを目当てに、「唇にBe My Baby」のCDが買われ続けたのでしょう。

実際、「365日の紙飛行機」は、つい最近まで iTunes Store トップソングの200位以内にランクインを続け、YouTubeに公開されたMVの再生数は、フルバージョンが1千7百万回、ショートでも1千3百万回と、高い人気を博しています。


逆に、「翼はいらない」は、添付された『総選挙』投票券や割安となる握手会券を求めるコアファンが、CDを大量買いすることによって、売り上げ枚数は、膨大な数字に達しているものの、肝心の音楽コンテンツは注目されなかったようで、ランクイン回数が、通常より、際立って少なくなっています。

表題曲「翼はいらない」は、配信、動画に関する楽曲指標において、ともに、厳しい数字が並んでいて、さらに、Billboard JAPAN Hot100「ルックアップ」のCD発売週ランキングにおいて、初動が140万枚を越えたにも関わらず、「ルックアップ」で1位を獲れなかった。

これらは、ランクイン回数の不振と符合しますが、ただ、それにしても、前後のシングルと比べて、回数が落ち込み過ぎていて、収録楽曲がたまたま人気を呼ばなかっただけとは思えないものがある。

2015年以降にリリースされたAKB48の9シングルについて、発売週「ルックアップ」を調べると、4作が1位を逃していますが、2015年と16年の『総選挙』投票券付きシングルである「僕たちは戦わない」と「翼はいらない」が、二つともその中に入っている。

あるいは、『総選挙』に絡めたことが、収録楽曲に対する関心を、ことさら削いでいるのかもしれません。


「365日の紙飛行機」を中心となって歌った山本彩は、前回記事に記したように、2017年の『日経タレントパワーランキング』の「女子アイドル(個人)TOP30」において、前年より4位分アップの2位に入っています。

また、高い認知度とそれに見合った関心度を獲得して、AKB48メンバーとして、唯一、「注目」ゾーンの中央部を占めている。

「365日の紙飛行機」の楽曲ヒットが、『夢の紅白選抜』1位を含む、目覚ましい躍進の原動力になったのは間違いなく、42枚目『唇にBe My Baby』の薄氷ミリオンは、ほとんど悪影響を与えていません。


一方、「翼はいらない」のセンターに、当時、大抜擢された向井地美音は、順位を8位分上昇させ、「NEXTブレイク」ゾーンに入ったものの、「女子アイドル(個人)TOP30」の29位に留まっている。

初動144万枚のAKB48シングルにおいて、表題曲センターを務めたメンバーとしては、物足りなさが残る知名度で、ランクイン回数が示すように、音楽的にヒットしなかったことが、響いているのかもしれない。

『総選挙』投票券付きシングルは、「ミリオン」割れの心配が少ないので、運営が、若手メンバーを大抜擢する傾向があるけど、特典中心の販売手法から、楽曲の出来不出来に関わらず、音楽コンテンツに対する関心が薄くなる危険がある。

結局、メンバー個人のもっとも有効なプロモーションは、ヒットした楽曲のセンターであることなので、若手を育成したいならば、投票券付きシングル選抜への大抜擢は、止めた方がいい気がします。


(表2)が示すように、特典イベントで巨大なCDセールスを稼ぐシングルについて、オリコンの成績を調べるときは、売り上げ「枚数」ではなく、ランクイン「回数」を重視した方が、音楽的ヒットを見極め易い。

欅坂のシングルは、さらに特徴的な数字を見せています。

(表3)欅坂46の歴代4シングルに関する、オリコン週間ランキングの成績

# 表記法は(表2)と同じ
#「経過週数」は、すべて5月15日付までの数字

26.2万枚 (42.0) 1位 33回(0.58)/57回(1.00) @ 57W [01] サイレントマジョリティー
32.3万枚 (42.4) 1位 28回(0.72)/39回(1.00) @ 39W [02] 世界には愛しかない
44.2万枚 (59.7) 1位 21回(0.91)/23回(1.00) @ 23W [03] 二人セゾン
63.3万枚 (71.8) 1位 05回(1.00)/05回(1.00) @ 05W [04] 不協和音


欅坂のシングルが恐ろしいのは(笑)、200位以内へのランクイン率が、4作すべて100%という点で、つまり、デビューから現在まで、リリースしたシングルで、オリコン圏外になったものが、一つもないんですね。

デビューシングル「サイレントマジョリティー」は、発売57週目ですが、なんと57回ランクインしている。

さらに強烈なのは、TOP50へのランクイン回数も、考えられないくらい多い。


(表2)には、累計がすべて100万枚を突破しているAKB48のシングルが並んでいますが、TOP50のランクインが10回を越えているのは、「365日の紙飛行機」が入っている「唇にBe My Baby」の22回のみです。

対して、欅坂のシングルは、5週目の「不協和音」以外、3作ともに20回を越え、1枚目は30回を突破している。

しかも、最新5月15日付チャートで、4作すべてがTOP50入りを果たしており、今後も、ランクイン回数は間違いなく伸びてゆく。


特典イベントが終わったあとも、収録楽曲の魅力で、CDが売れ続けているのは勿論ですが、1週間に1千枚を越える勢いを持続しているため、頻繁にTOP50にランクインする。

「枚数」より「回数」に意味があるという視点で、欅坂シングルのオリコンを眺めると、デビュー以来、このグループが如何にヒット曲を連発してきたかが、身に滲みて分かります。

ええ、乃木坂ファンとしては、滲み過ぎて、痛いくらいです(笑)。


さて、最後に、勇気を出して(笑)、乃木坂のシングルを見ておきましょう。

(表4)乃木坂46の歴代17シングルに関する、オリコン週間ランキングの成績

# 表記法は(表2)と同じ
#「経過週数」は、「インフルエンサー」は5月15日付、それ以外は5月8日付までの数字

13.6万枚 (21.4) 2位 08回(0.03)/34回(0.13) @ 271W [01] ぐるぐるカーテン
15.6万枚 (22.5) 1位 11回(0.04)/34回(0.13) @ 261W [02] おいでシャンプー
18.7万枚 (24.5) 1位 10回(0.04)/24回(0.10) @ 245W [03] 走れ!Bicycle
23.3万枚 (31.3) 1位 08回(0.04)/57回(0.25) @ 228W [04] 制服のマネキン
24.2万枚 (31.9) 1位 07回(0.03)/77回(0.36) @ 216W [05] 君の名は希望
33.7万枚 (46.0) 1位 14回(0.07)/49回(0.25) @ 199W [06] ガールズルール
39.5万枚 (51.7) 1位 11回(0.06)/32回(0.18) @ 179W [07] バレッタ
45.8万枚 (54.7) 1位 14回(0.09)/20回(0.12) @ 161W [08] 気づいたら片想い
42.2万枚 (52.7) 1位 14回(0.10)/16回(0.11) @ 147W [09] 夏のFree&Easy
47.9万枚 (62.0) 1位 17回(0.13)/31回(0.23) @ 134W [10] 何度目の青空か?
50.0万枚 (62.2) 1位 12回(0.11)/33回(0.30) @ 111W [11] 命は美しい
60.9万枚 (68.0) 1位 11回(0.12)/22回(0.24) @ 093W [12] 太陽ノック
62.7万枚 (74.1) 1位 16回(0.20)/30回(0.38) @ 079W [13] 今、話したい誰かがいる
75.0万枚 (83.2) 1位 07回(0.12)/36回(0.62) @ 058W [14] ハルジオンが咲く頃
72.8万枚 (85.8) 1位 12回(0.30)/39回(0.98) @ 040W [15] 裸足でSummer
82.8万枚 (96.8) 1位 14回(0.56)/25回(1.00) @ 025W [16] サヨナラの意味
87.5万枚 (98.5) 1位 07回(1.00)/07回(1.00) @ 007W [17] インフルエンサー


初動13.6万枚の2位、そんな「ぐるぐるカーテン」から始まった乃木坂は、溜め息が出るくらい、コツコツ、コツコツと、CDセールスを伸ばし、17枚目において、累計が100万枚に届きそうです。

しかし、売り上げ枚数ではなく、ランクイン回数に目を向けると、「右肩上がり」とは違った光景が広がっている。

乃木坂の場合、TOP50へ20回以上ランクインしたシングルは、まだありません。


しかし、200位以内へのランクインを見ると、5枚目「君の名は希望」が77回と、突出した数字を示しています。

「君の名は希望」は、初出場した2015年大晦日のNHK紅白歌合戦で歌われた曲なので、そういった「追い風」が効いていると思いがちですが、調べてみると、紅白効果で再ランクインしたのは、1、2回です。

むしろ、77回のほとんどは、発売から2年以内の時期に稼いでいる。


もっと具体的に述べると、2013年3月25日付で初登場1位となった後、2014年11月10日付の86週目までに、なんと69回もランクインしています。

「君の名は希望」は、特典イベントが終了した後も、毎週毎週、CDが売れ続けていた。

乃木坂の知名度が低かったため、派手なセールスではなく、それゆえTOP50へのランクインはなかったものの、長い期間、人々の心を動かし続け、静かに広まっていったのだと思います。

握手会の部数設定などから、初動はあまり伸びず、当時は厳しい意見があったけど、「枚数」ではなく、「回数」を見ると、この曲がヒットしていたことが分かります。


5枚目に次いで、ランクイン回数が多いのは、4枚目「制服のマネキン」の57回です。

こちらはMVの再生回数が、最初に1千万回を越え、CDセールスからも、人々を惹き付けていたことが分かります。

「制服のマネキン」と「君の名は希望」が、少なからぬ音楽関係者から評価され、乃木坂の代表曲と言われることがあるのは、(表4)を見ていると、確かにもっともだと感じます。

ヒットしていたんですね、二つの曲ともに。


逆に、ランクイン回数がもっとも少ないのは、9枚目「夏のFree&Easy」の16回、次いで、8枚目「気づいたら片想い」の20回です。

以前、8枚目と9枚目において、乃木坂は、ライトファンの大量離脱が起こったのではないかと書きましたが、それを裏付けるデータだと思います。

ランクインが16回、20回というのは、特典イベントへの応募が終わった途端に、CDが売れなくなったことを意味するもので、収録楽曲に対する関心が、極端に下がってしまったように見えます。

やはり、この時期、乃木坂は大きな危機を迎えていたのでしょう。


生駒里奈は、AKB48Gにおける山本彩と同じく、『日経タレントパワーランキング』において、高い認知度と関心度を備え、「注目」ゾーンに入った、唯一の乃木坂メンバーです。

白石麻衣を含め、多くのメンバーが、握手会に参加するコアファンが支えるアイドルから、お茶の間から広く人気を博するタレントへと、何とか移行しようともがく中、生駒ちゃんは、大きく知名度を上げ、もっとも次へつながる位置を占めている。

彼女の際立ったアピール力や誰からも好かれるキャラが、バランスの良い、スコアの上昇をもたらしたのは確かだと思いますが、一方で、「君の名は希望」「制服のマネキン」という、乃木坂の二大ヒット曲で、センターを務めたことは、大きな効果を及ぼしているでしょう。

山本彩の「365日の紙飛行機」と同様、音楽アイドルの社会的存在感を、本当にアップするのは、「ヒット」しかないのだと思います。


「ミリオン」達成がほぼ確実な17枚目「インフルエンサー」ですが、大事なことは、収録楽曲が本当に人々の心を揺さぶっているかどうかであって、「枚数」という数字にこだわるのは、危険なことです。

もし、メンバーを真にフィーチャーしたいのであれば、本当にヒットを飛ばすことが不可欠でしょう。


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