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葉山の四季

葉山の四季をお伝えしたいと思います。

十月の五句

2016-10-22 19:40:59 | kaeruの五七五

今月の句会へは出席出来なかったので投句五句にしました。

最初に投句のまま、十月の季語は竜田姫、曼珠沙華、一致の実です。

「  」内は主宰からのコメントです。

 

  佐保姫の装ひなおす竜田姫

     「この句の主眼は佐保姫なのか竜田姫なのか?????」

  曼珠沙華枯れて群れおり紅わずか

    「枯れて、群れ、紅わづか 事柄が少し多かったかと感じました。

        ある方からは、曼珠沙華は枯れない、との意見もありました。

         花が崩れてゆくのを枯れると表現されたのだと思いますが・・・・。

         群れおり  は 群れをり        わずか   は わづか」

 

 信濃路の友の庭なる一位の実

 「 静かな趣のあるお庭なのでしょうね。

     もう少し何かがないと、想像の広がりが生まれてこないように感じました。」     

 黒猫の乳房あらわに秋の朝 

 「これは孕み猫ではありませんね。 秋の朝のひんやりした感覚と黒猫が上向いて乳    
    房をあらわにしている姿にどこかおかしみと哀れさを感じました。」

 月影に枕移して猫招く

  「 面白い句でした。  月影に枕移して  と説明しないで、

     月影や枕はづして猫招く  の方が 作者の気持が重視されると思いました。」

 

 ということでしたので推敲した五句は、

    佐保姫の姉の姿や竜田姫

    信濃路の筆絵一枚一位の実

    月影へ枕移して猫招く

 (自分の景としては床には入って月明り気付き、枕を明りに移したことが句になったのでこのままにしておきますした、でもやはり説明的になってます。)

    黒猫の乳房あらはに秋の朝

    曼珠沙華しぼみつ群れをり紅わづか


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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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更に難しい (屋根裏人のワイコマです)
2016-10-23 14:34:29
言われてみれば・・納得しますが
俳句・・季語が入るだけで更に難しい、
私には どの句も素晴らしく感じます
返信する
確かに (kaeru)
2016-10-23 16:27:30
季語が入る分俳句の条件が増える、確か
に難しいということにもなりますが、反
対に季語を入れば俳句らしくなるという
ことですから詠みやすくなるのです。

秋の空、
五七五のうち季語だけで五は済みます、後は七と五、
男は寡黙が、で七が済んで、
こうくればあとの五は、
良いという

秋の空 男は寡黙が 良いという

寡黙で済むのが俳句です。
省エネ文学です。
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