凍る経済 世界大恐慌以来の危機
新型コロナウイルスの感染爆発によって、世界は、大恐慌以来の経済危機に直面しています。被害は社会的弱者に洪水のように押し寄せています。今、経済・社会のあり方が問われています。(金子豊弘、清水渡、杉本恒如、吉川方人)
国連のグテレス事務総長は「これまでと違う経済をつくらなければならない」と述べています。
「私たちはもっと平等で包容力があり持続可能な経済と社会の建設に焦点を当てる必要がある」
「世界がいま必要とするのは連帯だ。連帯すればウイルスに勝てるし、よりよい世界を構築できる」
https://www.jcp.or.jp/akahata/aik20/2020-05-05/2020050505_01_1.html
最初に山田監督の話の紹介から、
「(第4作のあと会社として)もう一本どうしてもやりたいってことになった時に、その三作、四作、監督が違うと、不思議なもんで、いい悪いじゃなくてねえ、同じキャスティングで僕が脚本書いて、同じ衣裳を着て出るんだけども、不思議なもんで監督が変わると、ぜんぜん色合いが変わってきちゃうわけですね。だから、もう一回僕の、僕の味付けで、僕の好き色合いに映画を作ってお仕舞いにしたいと、だから第五作は、「じゃ僕が撮る」って言って、~『望郷篇』っていう作品を作ったんです。」
(kaeruの発言=確かに違う監督の第三作は見終わって違和感があった、第四作はそうでもなかったが)
これは聞き手の佐藤さん
「そうしますと『望郷篇』は山田監督の中で『完結編』として取り組んだ作品ですね。」
山田「そうです、そうです。」
佐藤「で、そこにテレビ版のおばちゃん役の杉山とく子さん、櫻役の長山藍子さん、博士役の井川比佐志さんと‥‥‥」
山田「そうそうそう、長山さんが出て、井川さんが出てね。」
佐藤「それで有終の美を飾るつもりでつくることになったと。」
山田「うん、だからそういう意気込みがあるわけですよ、これでお仕舞いにすると、そういう僕の意気込みやら、渥美さんたちの意気込みやらが、こう、ひとつの力になったんじゃないかなあ、とても元気のある映画ができたんですね。そしたらこれがまた、今までを上回るヒットを遂げちゃったんで、まあ、終わるに終われなくなっちゃっていうか、今度はもう観客に押されるようにして、今さらやめるわけにはいかないっていう感じがしてきちゃってね。」
「観客に押される」 というのがこのグラフでしょう、
それまで平均約50万人だった観客数か大きく伸びたのです、この人々こそ山田洋次監督を「男はつらいよ」に引き戻した力です。