ルビーとフーラは犬と猫

愛犬ルビーと愛猫チニタ。罰や「NO!(ダメ)」を一切使わず彼らと楽しく暮らす為の勉強をしています。

『お散歩部 in さいたま』第9回部活動♪

2014-01-15 17:03:14 | お散歩会

今日は「お散歩部 in さいたま」今年初の部活動の日でした!

この冬一番の寒気が押し寄せ、さいたまの予想最高気温はなんと5℃!
そんな中、果敢にお散歩部に参加して下さった皆様は、先週秋ヶ瀬散トレもご一緒した! 

1.ノエル君&のえママさん
2.クロス君&クロスママさん
3.純子ちゃんと遊くん&純子&遊くんママさん
4.ルビーと私

の4組でした! 

今日はこの寒さからか、だーれもいない。^^;
しかも風もない。ヽ(^o^)丿 

実は月曜日にCDSのお仲間さんと歩いたのですが、なんだかやたらと消耗するなあと思ったら、風が強かったのが一番の原因な気がしてきました。
風がないとこんなに楽なのですね~。


そして私は今日の自己紹介でも、

ワンコさんのシグナルを出来る限り見る努力をする、
そしてルビーを視界に入れておく(視野を広く持つ)、
そしてシグナルを邪魔しないリード使い、を意識すると誓って、
さあ出発です!


後ろにはノエル君、純子ちゃん、遊くん♪

 
前にはクロス君♪ 

 

 
ノエル君、舌ペロっとしてますね。

ルビーは私が名前を呼ぶと私の顔を見ながら舌ペロ(鼻を舐める)する事が多々あります。

”鼻を舐める”って、犬のカーミングシグナルとしては自分の緊張や不安を紛らわす為、という解釈が多いと思いますが、この場合のルビーの舌ペロは何なんだろう?と思ったことが、実は4年位前にありました。

それでチャーリーママさんに伺ってみたら、 

「期待感からの”ペロッ!”ね」 

と言われたのを思い出します。

期待感で思わずペロっとしてしまうのだそうです。

チャーリーママさんは先日の座学でも、パピーリフトの(形の)意味が、相手や状況によって変わってくるというお話しをされていましたね。
同じ形でも別の意味になるんですよね~。

でもそういうのって、本当に色んな状況で色んなワンコさんの様々なボディランゲージを見るという経験をしないと、私達一般の飼い主・・・しかも多頭飼育をしていない飼い主には難しい事だなあと感じています。
が!散トレはそんなそういう経験を積める貴重な場である・・・はず! 
でも、そんな貴重な場にいても、見ようとしないと見えない。^^;

どうして見える様になりたいかというと、ボディランゲージが見える様になったら意味を感じ取れる様になり、そして意味を感じ取れる様になったらワンコさんに適切なフィードバックを返せるように・・・なるから。

適切なフィードバックを返せるようになったら、ワンコさん満たされますよね。

古典的条件付けで”良い印象”を持った飼い主(ここは飼い主としての最低限の約束だと思っています。)が、更に自分を分かってくれてる!と思えたら、ワンコさんは更に満たされるはず。

だからがんばろう~♪ 


純子ちゃん、何か見つけたのかな?

 


今日のルビーはこうやってクロス君の方をジッと見ている事が多かったです。
見ているだけじゃなく、クロス君の方に向かっていこうとすることも多い・・・。



これは後ろから追いつこうとしていますが、
クロス君がこちらを向いていても近づこうとすることがあります。
でも目線はクロス君じゃないんですよね、、、それももしかしてルビーなりのシグナルなのかな? 

以前チャーリーママさんからルビーちゃんは母性本能が強いかもね、と言われたことがあって、時々それを思い出すんだけれども・・・。

もしかすると吠えてるクロス君が気になって仕方がなくてなだめたい、とかあるんだろうか。^^;

でももしなだめるんだったら横を向くとか、地面クンクンとかじゃないの?あ、瞬きしてるのかな?なんて、頭の固い人間としては思ってしまいますが、もしかするとルビー固有のボディランゲージ(これまでの経験で学習した)とかあったりして、なんて思ったり。わかりませんが。^^;

もしくは、私から見るとクロス君の方に向かって行っているように見えて、後ろのワンコさんとの間に入ってインターセプトしてるとか?今日は(も?^^;)この辺を確認できませんでした。

まだまだですね~。^^;

 


今度は遊君何かみつけた?

 

「オンリードのおいで」中のノエル君とのえママさん♪ 

■オンリードのおいで参考記事マグネット遊び
http://charliemama.weblog.to/archives/24599543.html
(”オンリードのおいで”は、マグネットの進化系でもある、というお話し。)

 

そして最後に、今日の外気温が低かった証拠写真。↓

 

こんな感じで、極寒の中、事故もなくみんなとゆるゆる歩く事ができました!
気温は5℃弱にも関わらず、寒さが気にならないお散歩でしたね♪
皆様お疲れ様でした!

今年もゆるゆると、でも少しずつでも前に進みたいと願うお仲間さん達と一緒に歩けますように。
どうぞよろしくお願い致します!


犬に教えられること

2014-01-12 21:32:47 | ルビーの日常

近所に姉が住んでいるのですが、普段からルビーについて、トレーニングについて色んな話を聞いてもらっています。多分夫よりも犬について、トレーニングについて、チャーリードッグスクールについて知っている。^^;

チャーリードッグスクールが、犬を一切叱らない、しかも飼い主さんの事も叱らない(自発的な気づきを待ってもらえる)スクールだということも、全部知っています。^^;

その姉が、今日もうちに寄って帰り際、玄関にルビーが見送りに出てきたのでついつい彼女の話になりました。 

 

私 「最近ルビーって、散トレの自己紹介の時立ち上がってザワザワした気持ちを私に伝えてくるようになったんだけど、こういう事、以前はしなかったんだ」 

姉 「どうして?」

私 「う~んと、、、、ルビーって去年からピンポンを吠えてお知らせしてくれるようになったでしょう?」

姉 「うん」

私 「それって、私がルビーの要求を、全部全部ぜーーんぶ受け入れてみようと思って、それをやりだしてからピンポンのお知らせ吠えが始まった。つまり私に”お知らせしてくれるようになった”。
 散トレの自己紹介でも今まではザワザワした気持ちを私に伝えることをしなかったんだけれど、伝えてきてくれるようになった。ルビーの要求を叶えてあげたら、今度は私に色々伝えてくれるようになってきた・・・5年経ってやっと!」

 

そんな話しをしたら、姉は「なんだか泣けてきちゃった・・・」と目を赤くしていました。^^;

 

切ない・・・けれどそれ以上に愛しい。

 

犬の何が特別かって、”私”というものを浮き彫りにさせる生きものだということ。

だから正直辛いこともあるけれど、導びきに感謝することの方が多いです。
 

キャパシティの大きいルビーの”心の港”になるには、まだまだ精進が必要だという事を自覚している私です。
自分を変えるのって本当に難しいけれど、彼女に応えることの出来る飼い主になりたいと心から思っています。

 

 

■チャーリーママさんの”心の港”関連記事。

 ・「安全距離に左右される犬たち」
http://charliemama.weblog.to/archives/302947.html

 ・飼い主さんに対しても叱らない
http://charliemama.weblog.to/archives/305979.html 


秋ヶ瀬公園お散歩トレーニング-28回目-

2014-01-10 22:22:07 | ルビーとのトレーニング

2014年1月9日(木)は、チャーリードッグスクール今年最初の秋ヶ瀬公園お散歩トレーニングでした。

前日の夜から明け方にかけて雨が降っていて、天気予報は9時から15時までは晴れ、その後また雨が降るという予報で、朝5時に起きて外を見ると真っ暗だし、道行く人は傘をさしていないけれど地面は濡れて光っていました。

今年最初の散トレなのに、本当に開催できるかなあ・・・と一抹の不安が。

でも朝の時点で雨が降っておらず、天気予報も散トレ開催中はお天気が持ちそうということで、決行となりました。よかった~。(≧∇≦)チャーリーママさん、ありがとうございます!


* * * * *

この日は7組9頭の小人数での散トレになりました。

土がドロドロの冷たい道は小さいワンコさんにはちょっと辛いかも、ということで、前日からアスファルトの道メインで歩く、そして”すれ違い練”をしてみましょう、というお話しになっていました。


ということで、まずは隣の駐車場までみんなで歩きました。


こ~んな感じでアスファルトの上をあるきました。
ひなパパさん、何拾ってる?^^;
 

新しいコース、楽しいな~~♪

なんて思っていたのもつかの間、空から轟音が響いてきました。ヘリコプターが私たちの頭の直ぐ上を飛んでいます。^^;

道満グリーンパークでヘリの防災訓練(水を汲んで撒く!)を見たことがあったのでそれかと思いきや、この日は離着陸の訓練だったようです。

このヘリの音、ワンコさんにとっては非日常もいいところ!^^;ですよね。私達飼い主にとっても非日常でしたもん。

ヘリの爆音の下でルビーの様子を見てみると、おやつもは美味しそうに食べられたし、声も届いていたし、一見普通に見えました。自己紹介中何度か後足で立って私にザワザワしてる旨伝えてきたので「そうだねザワザワするね~。」と共感の言葉をかけたりしていましたが、ザワザワの源がこのヘリの音だったのか、ワンコさんの吠える声なのか、それとも他に理由があったのか、ちょっとわかりませんでした。

自己紹介では、それぞれ今年の目標を発表しました。 

私は、去年勉強した古典的条件付けを引き続き意識しながら、今年はルビーの(もちろん他のワンコさんもですが)ボディランゲージを感じ取って、それに応えられるようになりたい。
先日の座学の際にチャーリーママさんからもお話しがありましたが、ボディランゲージを見る努力をしながら自然体で居られるような自分を作りたい。
また、ルビーのボディランゲージを邪魔しない、または助けるリード使いや動きを出来る様になりたいです!

ということをお話しさせて頂きました。

また、お話はしませんでしたが、この日の目標は、”ルビーから目を切らない!”でした。

が、その割には写真が多かった・・・です・・・ね。という事は・・・^^;
ぼちぼち行こうと思います。^^;

 

自己紹介の後、チャーリーママさんからお話しがありました。

 一つはオレオママさんの自己紹介の

「オレオちゃんは今年で2才になるので、そろそろ辛抱というものを教えて行ってあげたい」

という言葉から、2才くらいまでのパピーの間は犬を十分に満たしてあげる事の重要性をお話しして下さいました。

 
この”満たす”ですが、私なりの解釈で説明をすると、 

”満たす”ということは、犬という生きものを知って(成長過程や習性を含む、生物学としての犬を知って)”欲を満たす”、という意味と、嬉しい・楽しい・安心・そして肯定感という”ポジティブなもので感情を満たす”、という2つがあるのではないかなあと思いました。

散トレっ子達はパピーの頃から叱られる事(犬に警戒心を芽生えさせる人間仕様の”叱り”)がない為、”犬の欲求階層”の底辺にある一番大切な部分(命の安全)が満たされています。

底辺にあるこの欲求階層がどのくらい大切かというと、この部分が満たされなければ他のどの階層も満たす事はできないと言われているほど大切な欲求です。ですのでこの部分が満たされているかいないかで、犬の生きやすさは全然違ってくるはずです。小さなころから散トレに参加している散トレっ子達は、この部分が満たされています。または飼い主は満たすことを目指します。

また、リードによる過剰な制御も、犬からすると否定感を感じると思われるので、散トレではむしろリードゆるゆるで犬の後をついていく、という事をまず最初に飼い主が学びます。これも欲求を満たすことにつながると思います。

さらに、散トレでは食べ物(おやつ)という犬にとって無条件に良いものを、名前や褒め言葉と一緒にこれまた”無条件に”バンバン与えられるので、何もしなくても”そのままの自分が受け入れられる”という肯定感や、嬉しい・楽しい・美味しいというポジティブな気持ちに満たされます。

また、この犬にとっての無条件強化子であるおやつは、飼い主さんはもちろん、その他の人間や、その人間と一緒にいる犬達、さらにその周りの全てのものを犬達にとって”良いもの”として条件づけてくれます。(ポジティブな古典的条件付け。)

 

欲求を満たされ、また無条件に受け入れられ(肯定され)、自分の周りのものがぜーんぶ良いもの、楽しいもの、と思える犬は、満たされている、と言えるのではないでしょうか。
”満たされる”という経験は、キャパシティを広げ、自信を育みますよね。

 

しつけは”満たされる”という経験を十分にしてからでも遅くない。
というよりもむしろその方が良い。
子犬を向かえたら直ぐにしつけ、ではなく、まずは満たす事に重点をおき自信を育ててあげると、大人犬になった時、人間社会の様々なことを無理なく聞き入れてくれる(生きやすい)ワンコさんになるのではないでしょうか。


というのが私なりの解釈でした☆


また、この後もうひとつ”すれ違い練”の際の事をお話しして下さったのですが、それは後の方で書きますね。  

* * * * * * * *  

ということで、自己紹介のあと、今日はいつもと反対周りで公園内を歩き始めました。


 

「ルビー」と呼ぶと振り返って、頭を下げるシグナルを出しながら戻ってきます。
かわいいね~♪

 

しばらく歩いたところに、ドロドロの土を落ち葉が覆ってくれている場所があったので、今日はそこで基礎トレをしました。

 

「名前を呼んでおやつ全3バージョン」をオレオママさん♪

写真の様に、オレオママさんが説明をしている間は自分の事^^;をしているオレオちゃん。
でもデモが始まって名前を呼ばれると、ちゃんとオレオママさんに集中する事ができていました。
日常的に「名前を呼んでおやつ」に取り組まれているからこそのオレオちゃんの様子なんだろうな~と思いました。


そして、「マグネット」のデモを純子&遊くんままさん♪

初のデモでドキドキだったかもしれませんが、純子ちゃん、ちゃんと純子&遊くんママさんの手の動きについて歩いていました。可愛かったです♪ 

そして、「オンリードのおいで」を私がやらせて頂きました。

先月やらせて頂いた時は、リードを張らないで「おいで~」
で着いてこさせる、というのは意識してやっていたのですが、
「おいで~」を言うタイミングを意識できていなかったので、その辺を確認させて頂きながらデモをしました。

「おいで」を言うタイミングというのは、飼い主の方を見ていないワンコさんに対して名前を呼ぶと、ワンコさんが振り返りますよね。その振り返るのと同時に飼い主さんはクルッとワンコさんに背を向けて、そしてリードを延ばしながら

「おいで~」

でワンコさんから去ります。

ワンコさんが振り向いた瞬間に背を向けるのがポイントです。
そうやって飼い主の背を追わせること、そして追ってきて飼い主さんの元に辿り着いてホッとする・・・。そういった安心感を沢山経験させてあげる事が飼い主さん&ワンコさんとの間でとても大切です、

というお話しでした。

 

そして、この日のメインイベント^^;「すれ違い練」を行いました。

 

”チームT”^^;と”チームTじゃない”(自己申告制^^;)の2チームに分かれ、円を反対方向に歩きだします。普段のお散歩の様んなシチュエーションですれ違うというこの練習は、散トレでは初めての経験です。

 

 

で、これが私がみんなとすれ違う時の写真です。

こんな感じでお互いにワンコさんを道の反対側に誘導して人間が間に入る形ですれ違っていました。
ルビーは私の左側にいます。 

チャーリーママさんのワンコさんであるチワワのココちゃんは、ワンコさんとすれ違う時、チャーリーママさんを挟んでワンコさんと反対側の位置に来て歩くそうです。

わが家のルビーは自分からその位置に来ることはあまりなく、どちらかというとワンコさんを確認したい事の方が多いようで、すれ違うワンコさん側を歩きたがる事が多いのですが、そういう場合でも、相手のワンコさんの事を考えて、ルビーをすれ違うワンコさんとは反対側の位置に誘導して(人がインターセプトの位置)歩くのがGood!とおっしゃっていました。

実際、散トレではそうしている方がほとんどだと思います。誘導は私は手のひらターゲットでしています。

 

また、この”すれ違い練”、一体どんな感じになるかなあ、というお話しを自己紹介の時にチャーリーママさんがして下さったのですが、何も特別なことは起こらずすんなりいくかもしれないし、もしかするとガウガウが始まるかもしれないし・・・。

ただ、ガウガウしても、失敗しても、気にし過ぎずとらわれず、それを笑い飛ばしてしまうくらいの方が良いですよね。飼い主さんががっかりした顔を見てワンコさんはどう思うかな?

という様な事をチャーリーママさんがおっしゃっていて(ヘリの音がうるさくて正確に聞き取れていないかもですが)、これって実はとっても深い事なんじゃないかな~と思いました。

つまりワンコさんはネガティブな気持ちからガウガウした。
そして飼い主さんを見たらがっかり(怖い)顔をしていた。
やっぱりガウガウした対象は良くないものなんだ!

というように、飼い主さんのがっかり顔がガウガウの対象に対呈示されてしまう(ネガティブな古典的条件付け)、のではないかな~と。
失敗しても、失敗を失敗にしない、というか、失敗は必ずするものなのだから、その時に何を対呈示し続けるかでワンコさんに伝わるものが変わってくるのかもしれない、ワンコさんの認識が変わってくるかもしれない・・・。

笑顔や穏やかな雰囲気を対呈示され続けたら、ガウガウの対象は警戒しなくていいものなんだ、というふうにワンコさんの認識が変わってくるかもしれませんよね。
そんなことを考えていました。

 
 

で、実際にみんなと何回もすれ違ってみてどうだったかというと、なんともスムーズなすれ違いだったのですよ~。

以前、円になったみんなの周りを自分のワンコさんとコンタクトを取りながら歩く、というのをやったことがあったのですが、その時は私撃沈でした。^^;

ルビーと全くコンタクトがとれなかったのです。円になっているお仲間さんの所に行きたくてしかたがないルビーをこちらに集中させる事が出来なかったのです。あの頃はまだ「名前を呼んでおやつ」の取組みが浅かったからかもしれません。 

でも今回は違いました。より日常に近い状況の中で、みんなが自分のワンコさんとコンタクトを取り、さりげなくインターセプトしながらのすれ違いは、本当にスムーズでした。

自分のワンコさんとコンタクトを取りながら歩くということは、ワンコさんは飼い主さん以外からはスルーされている様なものですから、スムーズに行く理由はそういうところにもあるのかな~とも思いました。

普段のお散歩でもこういう風景が当たり前になる日が来るといいな~~なんて。^^

 

* * * * *

 

その後、落ち葉の広場で各自チャーリーママさんに質問。

 

変な動きしたチャーリーママさんに”ポカーン”のひなた君。
良い表情だ~(≧∇≦)

 

この日秋ヶ瀬散トレ初参加のひなパパさん。
ひなた君の前に出る形のインターセプトをしようとすると転移噛みが出ることを相談されていました。
後ろからの誘導にすると良い(詳しい事はチャーリーママさんに直接聞いて下さいね。)と助言頂いたあと実際にやってみて下さったのですが、その時

「ひなた」

というパパさんの声へのひなた君の反応が素晴らしかったのですよね。

そこでチャーリーママさんがひとこと。

「こういうのを見ると、”名前を呼んでおやつ”ってすごいなって思うでしょ?」

って。

本当にそうですね。

頭の中がわちゃーー!となってる時に、それを瞬時に遮断して、ワンコさんにとっての港がある場所を示してくれる”名前”。
飼い主にとっても大切な拠り所になってくれる「名前を呼んでおやつ」だなあ。
自分と自分のワンコの為に一生続けて行きたいトレーニングだなと改めて思いました。

 

* * * * * 

 

そして最後に終わりの会をして、解散です。

  
クロス君もみんなの近くをウロウロ♪

 

この日はルビーを常に視界に入れておく、というのを目標にしていましたが、彼女が出してるシグナル、あまりキャッチできませんでした。^^;

私に対するシグナルで、頭を低くする、とか、あとはみんなでチャーリーママさんのお話しを聞いている時に、あらぬ方向へ歩き出そうとすることがあったのですが、それが誰かと誰かの間を割って入る(インターセプト)だったのかどうか、その時には気付かなかったので次回の散トレで確認できたらいいなと思います。

 

それから、他のワンコさんでいうと、この日近くにいる事が多かったひなた君の横向きシグナルやまばたき(これもシグナルだと思うんだけど確信が持てません。^^;)を見る事ができました。この日ひなた君とはとってもよく目があったので、私からも沢山シグナル(横向くとか瞬きするとか)送っておきました~。

あ、あと、狩りごっこでルビーのシグナルを助けるのも数回やってみました。(相手からは”敵意はありませんよ。落ち着いて”という地面を嗅ぐカーミングシグナルに見える。) 
伝わってると嬉しいんですけど。^^; 

 

そんな感じで、天候不順でどうなるかと思った秋ヶ瀬散トレでしたが、課題は色々ありながらも無事に楽しく終える事ができました!

 

最後はこんな青空になりました!

 

いつも遠くから来てくださるチャーリーママさん、ご一緒したみなさま、ありがとうございました!
今年一年、またよろしくおねがいいたします!(^-^)/

 

 

♪最後にお知らせ♪ 


http://charliemama.publog.jp/

新入りさんの情報はこちらにあります♪
http://charliemama.weblog.to/archives/35413175.html


犬にとっての恐怖

2014-01-08 18:40:32 | 犬の勉強

買い物ついでにBOOK OFFに寄ったらチャーリードッグスクール・オンライントレーニングで紹介されていた「認知行動療法のすべてがわかる本」を見つけたので買ってきました。

 

 
 
まだ全然読み終わっていないのですが、途中出てきた記述で、
 
「認知行動療法は前頭前野に働くと考えられている」(p.15)
 
という言葉から、
思考がいつものごとくビューーーーン!と飛んで^^;
先日のチャーリードッグスクール新春座学でも見せて頂いたレスキューの動画を思い出しました。
こちらです。
 
 

”殺処分寸前だったイヌが心を開く瞬間”

恐怖で泣き叫びおもらしをしてしまうワンコさん・・・。
 
どうして彼の動画を思い出したかというと、テンプル・グランディンの「動物感覚」の中で、
犬の前頭葉は人に比べて小さいがゆえに、犬は痛みよりもむしろ”恐怖に弱い”(かと言って、痛みを与えていいと言っている訳ではありません。)
という様なお話がでてきたのを思い出したからです。
(追記:一般に前頭葉というと前頭前野のことを指すらしいです。知覚や意識を司る器官で、記憶や学習、行動・情動の抑制などと深く関連していると言われています。)
 
 
本によると、前頭葉が”恐怖”と闘う方法、つまり恐怖に勝とうとする方法は2通りあるらしいのですが、
1つは脳の他の器官がブレーキシステムとして、恐怖のストレスホルモンを抑制する、
そしてもう1つが”言語”なのだそうです。人間は自分自身に語りかけることで恐怖から逃れている、そうなのです。
 
だとしたらもともと恐怖に弱くて、さらに言語を持たない動物達が受ける恐怖って一体どんなに強烈なものなのでしょう?
 
『動物感覚』の中でテンプル・グランディンは、こう言っています。
 
動物の情動にいちばんしていけないのは、ひとつだけ。
恐怖を感じさせることだ。」(p.252)
 
 
動物と自閉症の人はどちらも、概して前頭葉がふつうの人と比べて強靭ではないために、恐怖システムが過敏になっているようだ。」(p.256)
  
 
”恐怖”がどれだけ動物にとって辛いものか、わかるような気がしますね。
 
 
好きな動物のことは幸せにしたい訳ですから、動物福祉を考えた飼育を目指すのが自然な流れではないかと思いますが、それを考えたら、私達人間にとってはなんてことない様なことも、犬達にとっては恐怖である、ということを忘れてはいけないと思いました。
動物がどんなものに恐怖を感じるのか、ということは、これもまた「動物感覚」にも書いてありますが、身近なところでは、大声で叱る、一般的にいう天罰法のしつけ、それに他の犬が叱られているのを見て怯える犬もいますね。
また、ペットショップのショーケースの中で人の目に一方的にさらされり、ガラスをバンバン叩かれたりということも、彼らにとっては恐怖なのではと想像できます。
 
始めの動画に戻りますが、ひとつ希望が、というか犬の素晴らしい能力が見えるなと思ったのは、あれほどにまで怖がっていたワンコさんが、レスキューの人には3日で心を開いた事でしょうか。どの犬も全てこうなるわけではないでしょうし、全ての人がこのレスキューの男性の様な能力がある訳ではないでしょうけれど、犬ってなんて稀有な生きものなのだろうと思わずにはいられません。
もっと犬を大切にしたい。大切にする社会を目指したいです。
ひょんなことからそんな想いにかられた夕暮れでした。

 


新春座学-犬のボディランゲージ、接し方を学ぶ

2014-01-06 22:37:54 | 犬の勉強

 

昨日はチャーリードッグスクール2014年新春座学に参加させて頂きました。
(参加者の方でブログURLを存じ上げている方には本文からリンクさせて頂きました。)

テーマは

『犬についてもっともっと学ぶ。テキストや動画をもとに犬の言葉、ボディランゲージ、接し方についてお勉強しましょう。』

でした!

 

CDSでは、去年一年をかけて”古典的条件付け”について勉強してきました。
そして今年は”古典的条件付け”の学びをベースに、犬のボディシグナルを読んで更にそれに応えられる自分をつくろう!
という一年になりそうです。

今回の座学はまず初めに「そうそうゲーム」がありました。 

「そうそうゲーム」というのは、人が犬役と飼い主役に分かれ、飼い主役の人が犬役の人を「そうそう♪」という言葉だけで目的の行動(正解)に導く、というゲームです。

今回は犬役がジャムラ母さん、飼い主役がチャーリーママさんでした。
そして”一番前の席に座っていたてりままさんに触る”というのを正解に設定しました。 

部屋の後ろのドアから入ってきたジャムラ母さんを、チャーリーママさんが「そうそう♪」という言葉だけで正解に導きます。ジャムラ母さんが一歩前に出ると「そうそう♪」、てりままさんに近づく度に「そうそう♪」・・・。 

この「そうそうゲーム」のポイントは、決して「NO」を言わないことです。つまり正解から遠のく行動をおこした時は何も言いません。だから「そうそう♪」という肯定の言葉だけを目指して犬役の人は動けばいい訳です。

つまりこれは、肯定の言葉だけで導かれるということが、犬(役)にとってとても心地よく、また安心して行動をおこせる、ということを体験できるゲームなんですね。この体験をすると、犬にも「NO」を使わずに、正解のマークのみをを適切なところで示してあげる事が犬の精神衛生上(というか、飼い主の精神衛生にも同じだと思われますが^^;)とても良いということがわかると思います。

もうお分かりだとおもいますが、これはクリッカートレーニングなんですよね。

このクリッカートレーニングの感覚・・・つまり”ポジティブな感情のまま何かができる”へ導くことを大切にしていると、犬が行動を起こさない時にもそれを応用できる気がします。 

つまり、”ポジティブな感情のまま様々な事が受け入れられるようになる”へ導く事ができるのではないかなあと。 

”犬が行動を起こさない時”って、例えば、触れられるとか、触れられ続けられる、とかです。つまり受け身な状態ですね。保定される、保定され続ける、保定されて爪切りされる、とかもそうです。人に何かされるということにポジティブな印象があった方が犬にとっても生きやすいだろうな、と感じる場面が日常的に沢山ありますよね。 

こんな風に犬が(猫もですけど)何かが出来る様になる、ということの中には、”受け身でいられる”という事も含まれていると解釈すると、まずは身を任せてもらえる様な飼い主になる事がまず大切で、その為の去年一年の”古典的条件付け”の勉強でもありましたが、そうなった上で何か別のものに慣らす時、このクリッカートレーニングの感覚を飼い主がもっているかどうか、またその子にとっての塩梅がわかっているかどうか(キャパシティの狭い子、広い子など色んな子がいると思うので)というは大切な事なのではないかなあと思いました。(と自戒を込めて書いています。^^;)

で、もうお分かりかと思いますが、これは私的にはハズバンダリートレーニングの事を言っているのですが。 

昨日のチャーリーママさんのお話しの中でも「ハズバンダリー・トレーニングはクリッカートレーニングである」というお話しがありましたが、その事を昨日からずっと考えていて、今のところ私の頭の中は上記の様になっています^^;ということでメモしておきました。 

 

* * * * *

 

「そうそうゲーム」のあと、今回は、チャーリードッグスクール「ドッグコミュニケーション・インストラクター講座」の受講生である小麦のかぁちゃんの講義もありました。

小麦のかぁちゃんのテーマは「犬の成長過程について」

ご自分のワンコさんである、小麦君とひじきちゃんの写真と共に、犬の成長過程について話して下さいました。

犬の成長過程を「新生児期」から「思春期の終わり」までに分け、それぞれの過程において何が大切なのか(例えば”叱らない”だったり、”叱らない人による介入”だったり、その中には新生児期のブリーダー[人間]の適切な介入も含まれます)、またどうして大切なのか、という事をとても丁寧に説明して下さいました。 

小麦のかぁちゃんの、 

「(犬が)歯を使うということは、それだけせっぱつまった訴えだということ。伝わらない寂しさを表現していることなのだと思う。だからそれに応えられるようになりたい」

という言葉が心に響きました。 

成長過程のお話しに絡めた小麦のかぁちゃんの小麦君・ひじきちゃんとの取り組み、そして言葉に心から励まされました。素晴らしい講義をありがとうございました! 

 

その後、チャーリーママさんの講義に入って行きましたが、その中に”体当たりの犬育て”という言葉がありました。 

犬は、人間が発する”言葉”よりもその人自身を見ていますよね。だから言葉ではなく”体”で示す。文字通り”体当たりの犬育て”をチャーリーママさんは勧めていらっしゃいます。 

犬はただ見て楽しむものでもなければ、機械の様に自分の言う事をきかせて飼い主だけが満足する為にいるものでもありません。
そりゃそうです、私が犬と生活したいと思った理由は、犬と近く触れ合いたい、一緒に寝て体温を感じ、同じ空気を吸って同じものに楽しみを感じたい。小さい頃、猫達と傷だらけになりながらじゃれ合って、そして寝る時はコトンと一緒に眠る、という関わり方をした私が犬との生活に求めたもの、それは”お互い体当たりな関係を結ぶ”ということではなかったか?
・・・と、ルビーを迎えた頃の自分に問いたい。^^; 

どうして人間って犬を相手にすると教育ママ的な、もしくは犬の上に立たなければ、という様な支配的な生きものになってしまうのでしょうね。(これもまた自戒を込めて言っています。) 

あれはいけない、これはいけない、吠えの理由はとりあえず置いといてとにかく「NO」(という気持ち)で吠えを止めさせる、など、イケナイ(とされる)ものばかりに目がいく過干渉的なものに抑え込まれた感情は、犬が自分を守る為の最終手段ともいえる行動に、ある日突然結びつく事があるかもしれません。最終手段とは噛みですよね。(甘噛みはもちろん別のものです。)

人間側は”突然咬むようになった”と思うかもしれませんが、犬の中ではずっとずっと自分の気持ちがはぐらかされてきたのかもしれなません。 

チャーリーママさんが使ってらっしゃった”はぐらかし”という言葉、例として 

”犬が興奮するのは良くないからと、興奮させないで育てようとすると・・・つまりはぐらかされて育てられると、興奮は蓋をされたままどんどんたまって行きいつか違う形で表面化するかもしれない。興奮はして良い。興奮する→興奮が下がる、を繰り返す事(人間が手伝えます)で、興奮が切れる回路が出来上がる”

というようなお話しして下さいましたが、吠えや要求を無視し続けられるというのも犬からしたらはぐらかしに入るのではないかなあと思いました。

またそれと同時に、犬の吠えを一切許せなくなるような環境を、私達は作ってしまっていないか?
吠えや噛みの問題を抱える飼い主さんを追い詰めるような事をしていないか?
吠えの奥に込められた犬の気持ちをはぐらかしてしてでもとにかくその場をしのぎたい、という気持ちに(はぐらかしているという自覚はなくても、そういう行動に)飼い主さんをさせてしまっていないか。
・・・ということは本当に気を付けなければならない事だと思いました。

はぐらかされる・・・嫌だとかこうして欲しいとかいう感情をうやむやにされる、という意味では、家庭に迎えられてからだけでなく、生後まだ間もない(母犬の存在を必要とする様な)子犬達がセリに出されたり、ペットショップなどで展示販売される犬達にも当てはまる事かではないかなとも思います。まだ親兄弟の温もり、経験、教育が必要な時期に突然一人にされ、一方的に人目にさらされるのですもんね。

チャーリーママさんの 

「問題を作るのは人間。元栓を閉めるのも人間」 

という言葉はからは、私達が動物に関わる際の様々な問題点や、その問題に向き合う際の課題が見えてきます。

気付いた私達から頑張って行かねばなんですよね。

 

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犬のボディランゲージを学ぶための動画については、やはり座学に参加して直接学ぶのが一番だと思うので内容は省きますが、私的には拘束で回る柴犬市ちゃん(散トレ仲間さんです♪)の動画は特に面白かったです。

拘束で走り回る市ちゃんは、尻尾がクルンと撒いてなくて、ビョーーンと伸び切っているのです。これシグナルか?なんて思いながら見てしまうと~~・・・

とんでもない。

走りながらバランスを取る為の舵取りをしているだけなのでした~。^^;

シグナルを勉強する時の注意点かもしれませんね。なんでもかんでも
「これは犬からのシグナルなのか?」
という目で見てしまったり、それにとらわれ過ぎで犬から見てよそよそしい、怪しい人間にならないよう、ゆったりと構えるということは忘れずに勉強して行きたいと思います。

 

「シグナルを読めるようになる為には、犬から目を離さない。もちろんジーッと見つめるのではなく、いつも視界の隅に犬を入れておくということ」

と、チャーリーママさんはおっしゃっていました。 

あ~散トレの時、ルビー私の視界の外にいる事沢山あるなあと反省しつつ、^^;なるほど、具体的なポイントを教えて頂けると行動に移しやすいですよね。さっそく今日のお散歩からやってみています。 

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私達はどうして犬語を学ぶのでしょうか。

それはやっぱり自分のワンコの事をもっと知りたいから、知って彼らに応えたい、私達人間にも使える犬語があったらそれを使って彼らともっと通じ合いたい。

それから、犬語を忘れた犬達が多いであろうこの日本で、彼らに犬語を取り戻させたい、というのもありますよね。カーミングシグナルは、本当は争いを避ける為に発達したシグナルであるはずですから、犬達がそのシグナルを出せたり理解できたりすれば、無用な争い事は起きにくいはずですし。

そしてその為には犬語を邪魔しないリードさばきを身に着ける、ということが飼い主としては重要な課題になってきますね。ボディシグナルを学ぶと同時に、リード捌きもこれからより一層意識していきたいなと思いました。

 

↑動画を見終わったあと、正しいリードのテンションの確認(張ったらすぐ緩める)やら、ひっぱりっこの練習やらを始める仲間達。引っ張りっこしている姿がみなさんご自分のワンコさんとそっくりだと、見ている人達で盛り上がっていました。( ̄∇ ̄) 

ひっぱりっこもCDSで言うところの「ぐっぱー」なんですよね。

 

こんな感じで、今年もしょっぱなから笑いあり涙ありの座学でした♪

チャーリーママさん、楽しく実り多いご講義をありがとうございました!
小麦のかぁちゃん、沢山勇気を頂きました!ありがとうございました!
会場を手配してくださったてりままさん、受付嬢のsamiさんころころんさん、そして機材セッティングのれあママさんれあパパさん、お疲れ様でした、そしてありがとうございました! 

今年もCDSで学びながら、歩みは遅くとも立ち止まらずジワジワと、前向きに進んで行けたらいいなと思っています。
みなさま、今年もどうぞよろしくお願い致します!