ルビーとフーラは犬と猫

愛犬ルビーと愛猫チニタ。罰や「NO!(ダメ)」を一切使わず彼らと楽しく暮らす為の勉強をしています。

どちらも必要

2013-07-06 15:01:45 | ルビーの日常
前の記事の補足です。
 
ええと、とっても個人的なお話しになってしまいますが、
私の母は、私が子供の頃からとっても食べ物に気を使ってくれる人でして、安全性や新鮮さ、それに栄養を考えた上で食材を選んだり料理を作ったりしてくれる人でした。
 
なのにどういう訳か私は食事をあまり美味しいと感じた事がないのですよね。^^;
なぜかというと、色々な事情から一緒に住んでいる人間達がいつもピリピリしていて、家の中が緊張感一杯の環境だったからです。
つまり、食ベているものの味を楽しめる様な、そんな余裕を持てる環境ではなかった、という事なのです。
 
自分がそうだったからこそ、ルビーには、美味しいものは美味しい、食べる事は楽しいと当たり前に感じてもらえるような環境を与え続けたい。そういう意味で「当たり前の事を当たり前に感じられるというのはとても幸せな事」「食べる事が楽しいまま最後まで幸せに生きて行って欲しい」と書いたのでした。
 
だから・・・、
犬との関係の間に「叱り(罰)」が出る幕はないのではないかなと思ってしまうのですよね。
怯えさせたら”おいしい”も”楽しい”もなくなってしまいますもんね。 
 
多分、私がそんなに怯えていた^^;とは誰も気づいていないと思うのです。
でも端から見てわからないかもしれないけれど私は確かに怯えていたのですから、そういう可能性がある限りやっぱり叱らない方が良いと思うのです。
 
楽しく暮らす為には、美味しいものも、美味しいものを美味しいと感じられる安定した環境も、どちらも必要です。
 
 
 
 
飼い主が安心、安全でワンコさんにとって大好きな存在になる。それはつまり、条件付けで言うところの、無条件強化子になる、ということ。 ワンコさんが何か怖いものに遭遇した時、頼られる存在になりたいと思いませんか。私は思います。
 
これを目指す過程は(私は今その過程にいます)、辛いことより楽しい事の方が多いです。
あ、私は、ですけど。^^;
でも多分大多数の人がそうだと思います。だって、ワンコさんニャンコさんの表情が変わってきますし、何より自分の気持ちが安定するからです。
 
しかも私なんて、”どうして自分が食べる事にあまり興味を持てないのか”という長きにわたる^^;疑問の答えまで見つかってしまった!^^;本当にすっきりしました。
 
勉強するって楽しいな♪
犬の事を勉強していたはずなのに、それ以外の、自分では思いもよらなかった発見があったりするのですから!
 
ぜ~んぶ繋がっているんだな~というのを、ルビーを迎えてからつくづく感じる様になりました。
物事って面白いですよね。^^ 
 
 
 
 
 
 
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★ルビーとのトレーニングでお世話になっているチャーリーママさんが
仔猫を保護していらっしゃいます。♪在新しい家族募集中♪
チニタの甥っ子姪っ子を温かく迎えて下さる方はいらっしゃいませんか?^^
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手作り食5ヶ月♪

2013-07-06 00:01:42 | ルビーの日常
ルビーに体に良いもの、そして美味しいものを毎日食べさせてあげたい、と常々思ってはいたものの、その為に何が必要なのかという事への気づきと、更にその為に自分が動く事が苦痛ではない、となるまで、結構時間がかかってしまいましたが、手作り食を初めて5ヶ月になりました。
 
 
これまでも、おやつは手作りでしたし、休日などの自分たちのご飯といっしょにチャーハンを作ってあげる事は時々ありましたが、完全手作りに移行したのは初めてです。
 
色々あって、食べる事自体にあまり喜びを感じずに育ってしまった私ですが、美味しそうにご飯を食べるルビーの姿を見て、食べものって本当に無条件強化子なんだな~^^;と思うようになりました。
 
何を今更、と思われるかもしれませんが、当たり前の事を当たり前に感じられるというのはとても幸せな事なのではないかなと思います。つまり、食べ物がその犬(人も)にとって無条件強化子であるという事は幸せな事だと思います。
 
食べる事は生きること。
 
食べたい、生きよう、という生き物として当たり前の欲求を、褒めて肯定して、そしてその欲求に誠実に応えて行けたらいいなと思っています。
 
 
ルビーには、これからも美味しいものを沢山食べて、食べる事が楽しいまま最後まで幸せに生きて行って欲しいなと思います。
 
 
 
 
 
 
 

2013CDS夏の座学 @ 杉並 ~後編~

2013-07-04 00:21:09 | ルビーとのトレーニング
前編からの続きです。
 
ハーネスつけるデモをやって下さったれあママさん♪ご自分もつけてらっしゃいましたが。^^;
 
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『じゃあ、「叱り」を使わずにどうやって吠えや噛みなどの、問題と言われる行動を修正していくの?
という事になるのですが。
そこで登場するのが「古典的条件付け」です。』 
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というところからですが、
 
 
まず「条件づけ」には「古典的条件付け」「オペラント条件付け」の2つがあって、
 
「古典的条件付け」 = ”感情に働きかけるもの(行動は伴わなくてよい)”
「オペラント条件付け」 = ”行動を伴うもの”
 
です。
 
 
そして「オペラント条件付け」には
 
・正の強化
・負の強化
・正の弱化
・負の弱化
 
があります。
 
 
で、(問題と言われる)行動を減らしたいという場合、 
チャーリーママさんのやり方は、
「正の弱化」、しかも「古典的条件付け」によって良い印象になった”条件性強化子”を使って、オペラント条件付けの「正の弱化」をおこしましょう、というものになります。
 
通常、「正の弱化」というと、
「コラ!」と叱ったり、リードショックを入れたりして、犬を驚かせて^^;行動を減らす方法が多いのではないかと思うのですが、
チャーリーママさんの「正の弱化」は、
『罰や叱りを使わない、正の弱化』です。
 
まずは下準備として、おやつなどの無条件強化子と名前などを対提示して、名前を良い印象の条件性強化子に仕立て上げます。
 
そしてその「条件性の強化子」である名前を「弱化子」として使います。
 
例えば、
 
犬が吠えた
名前を呼んだ
吠え止んだ
 
となります。
 
”良い印象に仕立てあげた条件性の強化子である名前”を使うので、犬は身の危険を感じたり、ネガティブな気持ちになる事なく、吠え止むことができます。
  
これってつまりは、犬に痛みを与えたり怯えさせたりすることなく行動を修正できる、「動物の福祉」に反しない方法、と言えるのではないかなと思います。思いませんか?
 
「古典的条件付け」は、感情に働きかけるもの。
犬の行動の向こう側にある”感情”に配慮するとなると、「古典的条件付け」は無視する事はできないのではないでしょうか。
 
遊んでいるワケでもコントをしているワケでもありません。^^;
もちろん特殊なプレイでもないです。^^;;;
 
 
「条件性の強化子はワンコさんにとっては希望である。
感情を整えて、その感情に働きかける事ができるから」
 
とチャーリーママさんはおっしゃっていました。
 
そして、そういった良い印象の条件性の強化子を沢山持つという事は、飼い主の感情も整えるよな~・・・叱らないですむから。^^;(叱るって感情が乱れますもんね。)
と密かに思う私なのでした。^^;
それってつまりは飼い主が安定するという事につながると思うし、そうすると、犬の事も安定に導けるのではないかな、と思うのです。
 
ポジティブな古典的条件付けでみんなで感情を整えて^^;より楽しいワンコ生活、送りませんか?
 
 
この夏、チャーリードッグスクールの座学は全国各地で開催されます。
 
問題を抱えているワンコさんの飼い主さんも、問題はないけれどご自分のワンコさんの事をもっと知りたい!と思う飼い主さんも、自分とワンコさんの関係を改めて考えてみたいという飼い主さんも、また、これからワンコを迎えたいんだけれど、という方も、ぜひ一緒に学びませんか?
 
私も参加させて頂く埼玉座学 も、まだ空席がありますのでぜひご検討ください。(^-^)/
 
 
最後に、杉並座学ご一緒させて頂いた皆様、そしてチャーリーママさん、楽しく有意義な時間をありがとうございました!座学から帰るといつもルビーの事がより一層愛しく思えるから不思議です。参加されたみなさんもそうだったのではないでしょうか。
素晴らしい仲間、ありがたい存在です♪ご一緒させて頂き、本当にありがとうございました!
 

2013CDS夏の座学 @ 杉並 ~前編~

2013-07-03 17:56:05 | ルビーとのトレーニング
6/30(日)、チャーリードッグスクールの杉並座学に参加させて頂きました。
 
 
テーマは『基礎の基礎』。
 
「動物の福祉(アニマルウェルフェア)」についてのお話しと、それを尊重した犬の飼育についてのお話しです。
 
【動物の福祉】とは、
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1.恐れや不安からの自由
2.飢えや乾きからの自由
3.不快からの自由
4.怪我や病気からの自由
5.正常な行動を表現する自由
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5つです。
 
”犬の躾や飼育が、これに反するものであってはならない”というのがチャーリーママさんのお考えです。
 
この5つめの
「正常な行動を表現する自由」
には、犬が感情通りに行動できるか、例えば「怖い」と思った時に、逃げられるか、とかそういう事も含まれます。
 
例えば、犬が何かを怖いと思った時、逃げられなければ唸るかもしれないし、吠えるかもしれないし、噛むかもしれません。
でも逃げ道があったらそこまでの行動には至らないかもしれませんよね。
だからそれらの行動は、犬にとっては自分を守るための当たり前の行動に過ぎません。
 
この、一見攻撃的に見える行動も、犬の感情を考えてみると決して攻撃性からではなく、恐怖感からくるものかもしれない、という訳です。
だから行動の裏にあるその子の感情に配慮してあげないと、「動物福祉」の考え方に沿った対応はできませんし、”吠える”などの問題と言われる行動も、本当の意味で修正してあげる事ができません。
 
 
更に、この「動物福祉」を考える上で大切な、「犬の欲求階層」についてのお話しもありました。
この、「犬の欲求階層」はピラミッド状の階層になっており、1番が一番広い底辺の部分です。
 
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【犬の欲求階層】
 
1.命の安全
2.飲食
3.健康
4.睡眠
5.運動
6.探索活動
7.縄張り行動
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上記全ての欲求が満たされている状態が、”犬が幸せである”という事なのかもしれません。
 
ここでとても重要な事は、この欲求階層の底辺にある、生き物にとって一番大切な「1.命の安全」が満たされていなければ、それ以外の欲求も満たされない、という事です。
 
私達飼い主は、犬達に食事を与え、身の回りの世話をそれなりにこなしてさえいれば「命の安全」は満たしてあげられているだろうと考えがちです。
でも本当にそうでしょうか。
 
例えば、トイレの失敗を叱ったとします。
でもそんな些細な叱り(罰)で、「命の安全を脅かされている」と感じる犬もいます。 
つまり、”恐怖を感じる”、という事だと思うのですが、恐怖や危険を感じるという事は、犬からしてみればそれを感じる事自体が命が危険にさらされている、という事ですもんね。
 
だから、「叱り(罰)」は使わないようにしましょう、という事なのです。
犬の欲求階層の一番大切な「命の安全」を約束する為にも、「叱り(罰)」は封印したいものです。
 
 
 
犬も年をとってくると、色々な事ができなくなり、2~7までの欲求を満たしてあげることがなかなか難しくなってきます。
 
体も思うように動かなくなるでしょうし、食欲も落ちてしまうかもしれません。寝たきりになれば床ずれなどで心地よい睡眠も望めなくなってしまうかもしれません。
 
そんな犬を、飼い主である私達が介助しようとする時、ゆったりと身を任せてもらう為には「命を脅かす存在」では、ダメな訳です。
どんな状態になった犬でも、飼い主さんが、「命の安全」の約束を捨てなければ犬は守られる。チャーリーママさんはそうおっしゃっていました。
 
だから、「叱らない」。
 
「叱る」という行為が、犬から見た時どんな風に映るのか、私達飼い主はしっかり考えなくてはいけませんよね。
 
じゃあ、「叱り」を使わずにどうやって吠えや噛みなどの、問題と言われる行動を修正していくの?
という事になるのですが。
 
そこで登場するのが「古典的条件付け」です。
 
(続きます。)

猫なんですけど・・・

2013-07-03 08:51:37 | チニタの日常
日曜日(6/30)に、チャーリードッグスクールの杉並座学に参加させて頂いたのですが、バタバタしていて記事書き終わらず。^^;
完成するまでチニタの怖い、いや可愛い写真をお楽しみください。^^;
 
 
これ・・・
 
なんか・・・・
 
怖くないですか?^^;
 
何がおかしいのかなあ。^^;
胴が長いってことかな?^^;;;;
 
色んな笑いを届けてくれるチニタです♪