ルビーとフーラは犬と猫

愛犬ルビーと愛猫チニタ。罰や「NO!(ダメ)」を一切使わず彼らと楽しく暮らす為の勉強をしています。

本の紹介:ドッグ・トレーナーに必要な「深読み・先読み」テクニック

2012-08-15 06:20:03 | 読みもの

 
犬の「行動学」や「行動分析学」の本を読んで、ある程度知識を得ても、
そして毎日犬と一緒に生活していても(!)
それだけで犬を見る目が養われるわけではないなあといつも思います。

ルビーに出会って毎日一緒にいて、
お散歩に行ったり友達犬に会ったり、
お散歩トレーニングに参加させて頂いたり・・・
いつでも自分の目の前に犬がいるのに、その犬のどこをどう見ればいいのか
実はいまだによくわかっていなかったりするのです。orz
 
そんな私に天の助け(?)
 
『ドッグ・トレーナーに必要な「深読み・先読み」テクニック:
犬の行動シミュレーション・ガイド』
 
dog actually」の藤田りか子さんの記事に時折登場し、ライオンにクリッカートレーニングを行っている
ヴィベケ・リーセさんの本です。
 
犬のほんの一瞬の表情・動作(ボディランゲージ)を細かく写真で切り取り、
その意味や飼い主のとるべき行動を細かく説明してくれています。
 
もちろん犬によってボディランゲージに癖があるでしょうから、全ての犬に当てはまる、という例は少ないとは思いますが、
”ある犬の場合”の事だけでもわかるようになると、
比較してみて自分の犬の場合の事もだんだんとわかるようになる、、、というか。
 
(一卵性双生児の片方の子ばかり見ていたら、
ある日突然もう一人の方をみても見分けがつくみたいに・・・。
ってちょっと違うか?^^;)
 
少なくとも、犬がどんな時にどんなシグナルを出す可能性があって、
体のどの部分に注目すればいいのかが具体的にわかるだけでも、
とても助けになります。
 
そしてさらなる助けになるのは、
叱り(リードショックや大声で怒鳴るなどの罰)を使わずに、
犬にわかるボディランゲージで制する方法を教えてくれているということ。
 
犬の感情に(気づかずに)応えないというだけでもその子との間に齟齬が生じるのに、
その上さらに叱ってしまったりしたら、飼い主に警戒心を持つようになる可能性があります。
犬が好きという方なら誰でも犬に好かれたい(警戒されたくない)ですよね。
 
いずれ私たちは自分の犬を見送ります。
その時、大声で怒鳴られたその声で、犬は安心を得る事ができるでしょうか。
叩いたりリードショックをしたりした飼い主の腕の中で
犬は安らかに旅立つ事ができるでしょうか。
そう思うとやはり叱り(罰)ではない方法で犬を導きたい、
そう思います。
 
前エントリーで書いたこと。
 
「自分の犬を見ながら理解を深め、
犬に応え、導いていけるようになりたい」
 
そういう自分を作ってゆく事を大いに助けてくれそうな本です。

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