お元気ですか?
はい、おれも元気です。
(秘密の暗号☆)
早速ですが、
-------<抜粋引用始め>-------
今月30日、都心にある老舗ホテルが43年の歴史に幕を下ろし、一人のベテランホテルマンが引退する。
「キャピトル東急」の加藤さん(65)。常連客は親しみを込め「ミスター・シェイクハンド」と呼んでいる。
ホテルの前身は「東京ヒルトン」。加藤さんが入社したのは開業2年後の65年。部屋を掃除するハウスボーイを皮切りに、ベルボーイやフロント勤務を経て、顧客応対の先頭に立つエグゼクティブコンシェルジュに上り詰めた。
その生活は分刻みに進む。午前3時半に起床して新聞に目を通す。オフィスで顧客の出入りをメモに書き写し、背広のポケットに入れてロビーに立つのが7時ジャスト。チェックアウトが落ち着く11時すぎまで顧客の間を歩き回り、万歩計は1万5000歩を刻む。
「お客さんを何人まで記憶出来るか?」。テレビに引っ張り出され、数え上げたのは1万人。
ニックネームの由来となった「握手」はヒルトン時代に身に着けた。感謝の心を込め、ゲストの手のひらに控えめに重ねる。ゴルファーのアーノルド・パーマーは「ゾウのように」大きかったそうだ。
最終日の30日、加藤さんは午前7時にロビーに立ち、別れと感謝の気持ちを込めて、最後のゲストの手を握る。
-------<抜粋引用終わり>-------
カッコいいひとがいるよね。
そして努力を惜しまない姿にはほんと敬服します。
こんなサービスを受けてみたい、こんなサービスをしてみたい。
おれの握手とはちょっと違うみたいだね。
おれの握手はギュッだから。
この話も是非聞いて(読んで)。
-------<もうひとつ引用始め>-------
伝 説 の ド ア マ ン
関西に『伝説のドアマン』と呼ばれている人がいる。ホテルでの宴会が終わると、千名もの人が次々にエスカレーターに乗り、車寄せに降りてくる。カーサービス係は一人ひとりの顔を見るなり、反射的にマイクで運転手を呼び出す。
「関西電力の○○様、お車を玄関にお回し下さい」
大混雑になっても仕方ないが、それでもなお、いかにスムーズに車を呼び、お帰りいただくかが、ホテルの腕の見せ所だ。マイクをにぎり、車を呼び出す係はその司令塔といえるわけで、ホテルの格はそれで決まるといっても過言ではない。
名田正敏さんは長らくその係だった。車寄せにくるお客様の顔をほとんど知っており、言われる前に車を呼び出し大混雑を見事にさばいていたのだ。伝説のドアマンと呼ばれ、一流ホテルが喉から手が出るほど欲しがった人である。
あるいは、パーティーがない昼下がり、一人の紳士が車から降りる。すかさず、名田さんはドアを開け、さりげなく呼びかける。
「○○様、ようこそいらっしゃいました」
すると紳士の顔に一瞬喜色が浮かぶ。自分の名前を覚えておいてくれたのかと、喜んでいる様子だ。四千名余りの顧客の顔を覚えているからこそできる接客である。
「○○様、昇進おめでとうございます。今度専務におなりになったのですね」
先方は、「そこまで知っているのか」と感動する。
「新聞の人事異動欄で知りました」
こうして付き合いは個人レベルへと進んでいく。
「実は今度息子が結婚する事になったんだ。ついては披露宴をお宅のホテルで頼むのでよろしく」
あるいは取引先の企業を集めて、営業促進大会を開きたいが、せっかくなら名田さんのホテルで行いたいと申し込まれる。名田さんは営業マンではなかったが、こうして年に四億円余りを売り上げた。通常の営業マンが年間八千万円を売り上げている頃の話だから、破格の成績だったのだ。
こんな名田さんだったから、平成八年一月十九日、大阪を代表する名門ホテル、ウェスティンホテル大阪の顧客部長を最後に、三十一年間のホテル勤めを終えて引退するとき、約三百五十人の人々がお別れパーティーを開いてくれた。いつもはパーティーの裏方であるホテルマンが、パーティーの主役になることはあり得ない。「伝説のドアマン」と呼ばれる所以である。
-------<引用終わり>-------
ちょっと話が長くなるんで引用はここでお終い。
続きを是非読んで下さい。 http://www.y-ohkawa.jp/essay/H13.2.21densetuno.htm
「トラブル処理に見せた誠意」と言う話はサービス業の人間には必ずなくてはならない誠意の見本が書かれている。
「『人に喜ばれることをする』私の人生はただそれだけでした。」と言う氏の言葉が胸にズシリとくる。
おれもね勤めてきたよ。
お客様の名前を全員覚えようと名簿を持ってツアーデスクに毎日出ていた。ホテルチェックインで交わした少しの言葉、頼まれたこと、トラブル。一緒に滑った日、スキー場のコンディション、一緒に行ったレストラン、一緒に笑った話題。
8年で延べ1万人以上の方達と会うことができたからね。たくさんの顔が思い浮かびます、みんなの楽しそうに笑っている笑顔が。
おれは今日誰かを喜ばすことができたかな?
おれとの電話で、おれとの対面で、おれの笑顔で、誰かを喜ばせることができたかな? 今日も誰かを喜ばすことができる一日を送りたい。
I longed to be like him.
(おれもこんな風になりてぇ)
はい、おれも元気です。
(秘密の暗号☆)
早速ですが、
-------<抜粋引用始め>-------
今月30日、都心にある老舗ホテルが43年の歴史に幕を下ろし、一人のベテランホテルマンが引退する。
「キャピトル東急」の加藤さん(65)。常連客は親しみを込め「ミスター・シェイクハンド」と呼んでいる。
ホテルの前身は「東京ヒルトン」。加藤さんが入社したのは開業2年後の65年。部屋を掃除するハウスボーイを皮切りに、ベルボーイやフロント勤務を経て、顧客応対の先頭に立つエグゼクティブコンシェルジュに上り詰めた。
その生活は分刻みに進む。午前3時半に起床して新聞に目を通す。オフィスで顧客の出入りをメモに書き写し、背広のポケットに入れてロビーに立つのが7時ジャスト。チェックアウトが落ち着く11時すぎまで顧客の間を歩き回り、万歩計は1万5000歩を刻む。
「お客さんを何人まで記憶出来るか?」。テレビに引っ張り出され、数え上げたのは1万人。
ニックネームの由来となった「握手」はヒルトン時代に身に着けた。感謝の心を込め、ゲストの手のひらに控えめに重ねる。ゴルファーのアーノルド・パーマーは「ゾウのように」大きかったそうだ。
最終日の30日、加藤さんは午前7時にロビーに立ち、別れと感謝の気持ちを込めて、最後のゲストの手を握る。
-------<抜粋引用終わり>-------
カッコいいひとがいるよね。
そして努力を惜しまない姿にはほんと敬服します。
こんなサービスを受けてみたい、こんなサービスをしてみたい。
おれの握手とはちょっと違うみたいだね。
おれの握手はギュッだから。
この話も是非聞いて(読んで)。
-------<もうひとつ引用始め>-------
伝 説 の ド ア マ ン
関西に『伝説のドアマン』と呼ばれている人がいる。ホテルでの宴会が終わると、千名もの人が次々にエスカレーターに乗り、車寄せに降りてくる。カーサービス係は一人ひとりの顔を見るなり、反射的にマイクで運転手を呼び出す。
「関西電力の○○様、お車を玄関にお回し下さい」
大混雑になっても仕方ないが、それでもなお、いかにスムーズに車を呼び、お帰りいただくかが、ホテルの腕の見せ所だ。マイクをにぎり、車を呼び出す係はその司令塔といえるわけで、ホテルの格はそれで決まるといっても過言ではない。
名田正敏さんは長らくその係だった。車寄せにくるお客様の顔をほとんど知っており、言われる前に車を呼び出し大混雑を見事にさばいていたのだ。伝説のドアマンと呼ばれ、一流ホテルが喉から手が出るほど欲しがった人である。
あるいは、パーティーがない昼下がり、一人の紳士が車から降りる。すかさず、名田さんはドアを開け、さりげなく呼びかける。
「○○様、ようこそいらっしゃいました」
すると紳士の顔に一瞬喜色が浮かぶ。自分の名前を覚えておいてくれたのかと、喜んでいる様子だ。四千名余りの顧客の顔を覚えているからこそできる接客である。
「○○様、昇進おめでとうございます。今度専務におなりになったのですね」
先方は、「そこまで知っているのか」と感動する。
「新聞の人事異動欄で知りました」
こうして付き合いは個人レベルへと進んでいく。
「実は今度息子が結婚する事になったんだ。ついては披露宴をお宅のホテルで頼むのでよろしく」
あるいは取引先の企業を集めて、営業促進大会を開きたいが、せっかくなら名田さんのホテルで行いたいと申し込まれる。名田さんは営業マンではなかったが、こうして年に四億円余りを売り上げた。通常の営業マンが年間八千万円を売り上げている頃の話だから、破格の成績だったのだ。
こんな名田さんだったから、平成八年一月十九日、大阪を代表する名門ホテル、ウェスティンホテル大阪の顧客部長を最後に、三十一年間のホテル勤めを終えて引退するとき、約三百五十人の人々がお別れパーティーを開いてくれた。いつもはパーティーの裏方であるホテルマンが、パーティーの主役になることはあり得ない。「伝説のドアマン」と呼ばれる所以である。
-------<引用終わり>-------
ちょっと話が長くなるんで引用はここでお終い。
続きを是非読んで下さい。 http://www.y-ohkawa.jp/essay/H13.2.21densetuno.htm
「トラブル処理に見せた誠意」と言う話はサービス業の人間には必ずなくてはならない誠意の見本が書かれている。
「『人に喜ばれることをする』私の人生はただそれだけでした。」と言う氏の言葉が胸にズシリとくる。
おれもね勤めてきたよ。
お客様の名前を全員覚えようと名簿を持ってツアーデスクに毎日出ていた。ホテルチェックインで交わした少しの言葉、頼まれたこと、トラブル。一緒に滑った日、スキー場のコンディション、一緒に行ったレストラン、一緒に笑った話題。
8年で延べ1万人以上の方達と会うことができたからね。たくさんの顔が思い浮かびます、みんなの楽しそうに笑っている笑顔が。
おれは今日誰かを喜ばすことができたかな?
おれとの電話で、おれとの対面で、おれの笑顔で、誰かを喜ばせることができたかな? 今日も誰かを喜ばすことができる一日を送りたい。
I longed to be like him.
(おれもこんな風になりてぇ)
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