もんろーの部屋

音楽について自分について哲学しちゃうページ・・・美味しいものもちょっと

無知ということ

2007-06-11 | 日常
こういうシンプルな包装は美しい
金沢の甘納豆やさん、かわむらのもの。
ありがとね。ごちそうサマンサ。

昨日の雑談のなかで・・・
某有名ピアニストのコンサートへ行った方のお話
その有名ピアニスト、コンチェルトでは訳がわからなくなり、お得意の「カンパネラ」でも止まりそうだったとのこと
ご本人もピアニストな為、気が気ではなく、聴いていて疲労困憊
ただ券じゃなければ
「金返せぇ~!」と
叫びそうだった、とのこと。

あるある、そういうこと
何で、こんな調子が悪そうなんだろとか、どうしてこんなプログラムにするんだろとか、誰に言われてこんな衣装着たんだろとか・・・。
気になりすぎちゃうのだ
だから最近、コンサートなんて本当に行かなくなった

というわけで、明日はコクーン歌舞伎、行ってきます
知らない世界は、単純に愉しい

団塊のハーモニー

2007-06-10 | 音楽
ちょっとカルチャーショックでご帰還のもんろーでございます
お友達がやっているガレイジセールが最終日というので、顔を出し、帰って来ました。
最終日は【セッションあり】ということで、参加したがりの面々が、所狭しと(実際狭いんだけどね)集まっていました。
驚いたのは、加山雄三(団耕筰ね!)メドレーやGSメドレー、フォークソングなど、次々飛び出し、それを嬉々としたおじさんたちが口づさみ、ハモっちゃったりしているところ
みんな切れ間なく、次々なのです。
歌声喫茶というものは、こういうものなのでしょうか?
こんなに嬉しそうな団塊おじさんズを見る機会が初めてだった私は、いささかカルチャーショック
すごいですよ、この方たち
そして、実に気持ちよさそうなのです
うっとりしちゃってる人もいます。
幸せそうです
音楽の力は知ってるつもりですけれど、こういう事は知りませんでした。

たとえばこれが、私の世代だったら聖子とか、ピンクレディーとかになるんでしょうか?(ちょっと違う気がします)
何なんでしょう、これは・・・まだ、まとまらずにいます。

春の夢

2007-06-09 | 音楽
今年おはつの、タイカレーの図。
ちなみに私は、カレーはフォークで食べる派です。
白洲正子のご主人もそうだったそうです(偶然)。
スプーンが出てくると
「餓鬼じゃあるまいし、こんなもんで食えるか!」
とおっしゃったそうです。
難しい人だったんだねぇ

「冬の旅」の第11曲に【春の夢】という秀作がある。
こんな曲をどうして、それも30歳の若者が、どうして書けるのかと思うよね。
何かに書かされているんだろうと、思うしかない感じ。
こんな曲に接していると、とにかく気分が良い
シューベルトの後に産まれて良かったなぁと思う瞬間



GYOKU

2007-06-08 | 料理&グルメ
先日教えてもらった、おすし屋さんの厚焼き玉子焼きが、美味しくて美味しくて・・・かなり作りこんでいます
とっても美味しいので、皆さんも作ってね
おすし屋さんでは、卵10個で作るそうですが、私は5個で。
こんなに美味しく、立派な卵焼きは、一品料理にもなるし、お酒のおつまみにもなります。
男性にも女性にも、お年寄りにもお子様にも評判です

材料:
卵5個
だし汁  90cc
砂糖   大3~大3・1/2
醤油   小1/2
酒    小1/4
みりん  小1/4
塩    少々

作り方:
①だし汁と調味料を合わせ、火にかけて、それを冷ましておく。
②だし汁と卵をよくあわせる。
③油のなじんだ卵焼きパンで(四角いやつね)、焦げる事を恐れず強火でふっくら焼く。

目指せ!寿司職人!

2007-06-07 | 料理&グルメ
どうかしらぁ
築地のおすし屋さんがやってる塾に行き、作った品々
寿司職人さんが、手取り足取り教えてくださいます

メニュー
握り・・・中トロ、赤身、ホタテ、いくら
手鞠寿司・・・いか、甘エビ、しいたけ
鯵の棒寿司
カリフォルニアロール
鯵のつみれ汁

その他・・・卵焼きの作り方、鯵のおろし方、寿司飯のきり方

この塾で2年やったら寿司職人になれるそうです。
女性寿司職人も育てたいんだって
今度、うちで寿司パーティーしたいなぁ

事務デスクの青山さん(仮名)

2007-06-03 | 日常
私が週に1度、伺っている仕事先の事務デスクには、青山さん(仮名)がいる。
明るく、おおらかな上、細かい配慮もある人で、老若男女に好かれている。
ご主人は、結婚してすぐ単身赴任となったが、次々と2人のお子さんが産まれた。
事実上の母子家庭のようなものだというが、育児ノイローゼなんて、どこの話?がっちりたくましく、個性的な2人のお子さんを育てている。
カッコいい
昭和の母、再来である

さて、最近の青山さんの悩みは、自宅にやってくる新聞勧誘員のおじさんが気に入らない事だという。
あまりに気に入らないので、いつも6ヶ月の契約をするところ、3ヶ月しか契約をしなかったそうである。
しかし、その3ヶ月が過ぎても、新聞は入り続けた。
当然、次の契約もと、やってきた勧誘員のおじさん・・・。
ところが、青山さん(仮名)は、
「そっちが、勝手に入れたんだからねっ
と、新聞代を払わなかったそうである。
慌てたのは、このおじさん
沢山の景品をぶら下げ、次の契約をと懇願した
山ほどの景品を青山さん(仮名)は納めさせたが、洗剤は・・・
「うちの洗濯機は、液体洗剤は使えない機種なんだよっ
と言い、粉タイプを買ってこさせたらしい。
びびりまくりのおじさんは、ボールペンを置き忘れ、そそくさと退散したのだそうだ。

ある日、青山さん(仮名)は、ママ友達に、墓地や保険の電話勧誘がうるさいのよ、と相談を受けた。
そんな時は

『イマ、オトサン、イナイ。ワタシ、ワカラナイ』

と言うのが最良の策だそうである。

青山さん(仮名)・・・ステキ過ぎる

止まる時間

2007-06-02 | 日常
音楽雑誌の小さな小さな記事で知った月光荘画材店
たまらなく行きたくて、翌日行ってみた。
B1のスペースで有機コーヒーをすすりながら、カード&手紙を書く。
慌ただしさに、何日も書けなかったお見舞いの手紙もサラサラ書けて、そこにあるお洒落なポストに入れておく。
凄い店です。ここ

シンプルかつ機能的なスケッチブックや色鉛筆。
それを入れて、スケッチに出かけるためのバック。
お洒落なポストカードにレターセット・・・etc.
私にとっては、よだれジュルジュルものの店である。
「月光荘」とは、与謝野鉄幹&晶子が名付け親とか?
どんだけ古いの?どんだけぇ?
どうして、知らなかったんだろう。。。

ここは、一切宣伝しないのだそうだ。
その上、包装紙がない。だから、この店の紙袋を持った人を絶対見ない。
その分、商品の価格を下げているんだって。
今でこそ、エコだなんだってフツーだけれど、当初は評判が悪かったのだと言う。
お客様が、デパートの包装紙を届けてくれたりしたそう
笑っちゃう

私が、手紙を書いていると、北の地で画材店を営む若いカップルが、この店のオーナーらしきお姉さまと話をしていた。
で、若夫婦に熱く語るこの婦人の話に、私は聞くともなく耳を傾けてしまった。

こういう店が最後に残らなきゃ、日本も終わりだ。

あのね・・・

2007-06-01 | 音楽
音楽家の言葉は音楽なので、言葉自体まったく重要ではないのだが、私は舘野泉さんの言葉が好きだ。
インタビューに対して
「あのね・・・」というプレリュードで、ゆったりしっとり話す。
それは、全く素のままで、心から話す言葉で、どこまでも真摯に響く。
優しさは、そんな表現では足りないほどに、慈愛ともいうべき深さで、でもゆるぎない強さを持っている。
芸術家の中の芸術家で、こんな人には、人はもとより、自然や、存在するのなら神さえも惜しみなく力を貸すのだろうと思うのである。
秋に、リサイタルに行く予定