デラルテの役者達

シェークスピアにも影響を与えたコメディー・デラルテの喜劇役者達をご紹介。
昔むかしのその昔、コメディー・デラルテでは、即興仮面喜劇が上演されていました。
仮面や衣装で、その役どころの性格付けがなされていた。
時事問題やゴシップねたを、時にはセンス良く、またあるときはセクシーに演劇に取り入れていたんだね。

一番後ろは隊長さん。かつての戦士。戦の手柄を自慢するがそれは人の手柄話・・・実は臆病な男なの。
そのひとつ前はコロンビーナ。召し使いの女。ナイスバディーが魅力。無学だが知恵を持った女。持ち道具はタンバリンで、言い寄る男をこれで振り払っちゃう。
プルチネッラは猫背で鷲鼻のだまされやすい男。いわゆる良い人。
ピエロは白マスク。極めて繊細な心を持つ夢想家。パントマイムなんかする。
アルルカンは道化の軽業師。ジャグリングなんかもやっちゃうペテン師。しかし極悪非道ではない役どころ。赤黄緑の衣装は、現代ピエロの衣装の原型らしい。

さてこれは、フランスから届いたフェーブです。
これをシュトーレンの中にひそませ、来月より販売します。