out of curiosity #3

ブログを始めて14年目。
カメラを抱えて世界中の山に出没したい~!

蛭ヶ岳から丹沢山をつなぐ #2

2019-04-11 14:56:58 | 山登り in 神奈川県
 
2019年4月4日(木)
蛭ヶ岳山頂からの夜明け
 
 大広間にたった7人での宿泊。 ひとつのお布団に寝られ、寒ければ毛布も布団もいっぱいあるから好きなだけ掛けていいよ、と言われ床に就きましたが、前回同様なかなか寝付くことができませんでした。 前回は人がたくさんだったので寒さを感じなかったのですが、今回はいくら布団をかけても深々と冷えてくる。 実際には身体は色々着ていたのでそれ程寒くなかったのですが、ダウンパンツを履いていても膝から下がとても寒かった。 でも、これで眠れないと言っていては贅沢です。 もちろんいつの間にか寝ていました。 が、朝方ものすごい風が吹いている音はいつからか気づいていました。 目覚ましが鳴る前「起きて外に行くのはイヤだなぁ。。。」と思っていました。 5時半ごろの日の出にみんなは4時半に起きるというので、私もその時間にセットしましたが、風の音を聞き5時にセットし直しました。
 
 何人かが起き、私も支度をしました。
風の音はだんだんと聞こえなくなっていました。
が、東の空には低く雲が張っており、しばらく朝日は拝めそうにありません。
 
西の空も霞みがちですが、雲海のように広がる雲は美しい。
 
 5:37 やがて東の空のやや高い位置から太陽が顔を出しました。
 
 遠くの山々に日が当たり始めました。
上の写真、左奥は八ヶ岳。 右の方に金峰山など。
 
 南アルプスは良い色にモルゲンロート。
一番上の写真もこの時間帯の物。
 
 
この日向かう丹沢山方面は雲が湧いてきて、
この後蛭ヶ岳まで一時真っ白に覆われました。 
 
 朝陽に遠くの海が輝く。
 
この後朝食を頂きに部屋に入りました。
朝食は暖かい手作りお味噌汁にご飯。 ご飯には昆布の佃煮や魚のフレークなどを載せて。
 
 荷物をまとめていると「蛭ヶ岳登頂証明書」を書いてもらっている方が。 見ると樋詰さんが筆ペンで達筆に書いていらっしゃる。 200円しますが、こんなに丁寧に書いてもらえて、「私はもう来られないかもしれないし」と思うとお願いしてしまいました。 樋詰さんは昨年9月、神奈川大学のマナスル登山隊にも参加された方です。
 丹沢最高峰蛭ヶ岳。 今回は「本当にこの山頂にはもう来られないかもしれない」と言う気持ちを持ちながらの登山でした。 年齢や体力、駐車場のことや他の山にも登りたい気持ち、などを考えるとそういう気持ちだったのです。 が、今回の宿泊で「檜洞丸のシロヤシオは本当にきれいだよ。檜洞丸から蛭ヶ岳までくれば最高! 今度はそちらのルートも試してみて!」と言われたらなんだかもう一度行きたくなってしまいました。
 
7:20
7:00には出発する予定だったのですが、色々やっていてこの時間。 
 
 それでもやっぱりもう一度撮ってしまいます。(南アルプス)
 
同じ場所だけど、時間が違えばやっぱりまた違って見えるでしょ~。 (八ヶ岳、金峰山)
 
 左奥に雲取山。その手前には三頭山。そのちょっと右の方に御前山。 さらに右に大岳山。
 
 富士山左。前日からずっと愛鷹山が見えない。
 
 7:29 
さて、そろそろ本当に行かなくちゃ。 それでなくとも予定タイムはギリギリなのです。
宿泊用荷物は蛭ヶ岳山荘で預かってもらいました。
 
 この日は寝不足な感じはありましたが、体調は良さそう。
まずはどんどん下り鬼ヶ岩をめざします。
富士山、檜洞丸、南アルプス、蛭ヶ岳。 良い眺め~!
 
 
 そして鬼ヶ岩に登る。
 
 鬼ヶ岩。 これ見たかった~!
 
 熊木沢の谷底まで見渡せる。
 
 8:31 不動ノ峰
アップダウンを繰り返し、次の大きなピークが丹沢山か?、と思っていたら大間違い。
まだ半分ちょっとだった~。
 
良い四阿屋があった。 次のピークが丹沢山かな。 
 
 ここからまた随分と下って登るなぁ~。(;^ω^)
右奥の高いのが塔ノ岳。 山頂にちょこんと尊仏山荘も見える。
 
丹沢山への登りは振り返りながら。 
 
9:22
 ようやく着いた~! 結構遠かったよ~!
だいたいCT通り。 と言うことは出発30分押しはそのままなので、
あまりゆっくりもしていられない。
 
 けど、良い眺めを楽しみ、おやつを頂いて、
みやま山荘さんで手ぬぐいも買ってからのご帰還。
ここで先に出たみんなとももう一度会えました~。
 
 皆で「気を付けて~。またどこかで~。」と言葉を交わし、蛭ヶ岳にもどるよ~。
 
 何度もあるアップダウンには参りますが、気持ちの良い稜線歩きはやっぱり魅力的。
往きはカチカチに凍っていたトレイルも帰りは名物のドロドロでした。w
 
 そして鬼ヶ岩まで帰ってきました。(11:12)
丹沢最高峰への上り返しは楽ではないですが、楽しいひと時でした。
 
蛭ヶ岳到着後は山荘で荷物を引き取り、樋詰さんにご挨拶をして、
外の広いベンチで昼食を摂ってからの下山としました。
山頂からの最後の景色を楽しみ、まだまだ先の長い下山に備えました。
 
13:00ごろの出発。
まずは階段を転げ落ちないように。
 
 ずんずんと下りますが、帰りにはいつも「これだけ良く登ったなぁ。」と思います。
そう言えば、昨年夏の台風は丹沢の木々も随分なぎ倒したようで、あちこちにこのような場所がありました。
場所によってはトレイルを大回りにして避けている場所もありましたが、
わかりやすく案内が張ってあったりして助かりました。
 
少しは新緑やお花を期待して4月に登った丹沢でしたが、まだまだ雪景色でした。
しかしたった一日で。。。
 
 麓の方まで来ると前日より確実にたくさんのスミレが咲き始めていました。
 
 姫次より下のトレイルの雪はほとんど消えていました。
 
けれど、長い階段の無い急坂がドロドロにぬかるんでいなかったのは幸いでした。 
 
 「林道までまだか~」という気持ちを楽しくしてくれたお花たち。
 
16:25  ようやく林道に出ました。 あとは駐車場まで 15分程下れば終了。
だいたい予定通りに下山できて良かったです。
 
 
 下山後には 昨年同様「天然温泉 いやしの湯」につかり、夕飯もいただいて帰宅しました。 いやしの湯の周りは桜がきれいに満開でした。 通行止めの道路も迂回路を伺い、一般道で自宅まですんなり帰宅できました。
 丹沢8座のスタンプラリーも半分が終了。 とりあえず一番高い蛭ヶ岳をゲットできて一安心。 蛭ヶ岳に再訪するか否かはゆっくり考えるとして、今年は檜洞丸のシロヤシオにできるだけ行けるよう調整してゆきたいと思う今日この頃です。w
 いずれにしても一泊x 2回かかりましたが、塔ノ岳~丹沢山~蛭ヶ岳、を結ぶことができた今回の山行はとても楽しく、大満足でした。
 
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする