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out of curiosity #3

ブログを始めて14年目。
カメラを抱えて世界中の山に出没したい~!

蓼科山 山頂に届かず。。。

2019-03-11 13:22:15 | 山登り in 長野県

2019年3月9日(土)
蓼科山荘より蓼科山を望む

 予てより蓼科山に登りたいと思っていました。 あのプリンのような山。 ただグリーンシーズンには岩ゴロゴロの登りにくそうな山。 冬なら雪で覆われ登りやすそうなのだけど。。。週末スズラン峠の駐車場は早朝から一杯になるというので、平日月曜日の穏やかな天気の日を探っていたのですが、どうもあたらない。 とうとう先日土曜日に快晴、さほど風も強くなさそうな日がやってきたので「決行」と思いましたが土曜日では駐車場がなぁ。 と思っていたところへトレッキングさんから「白樺高原国際スキー場からのルートもありますよ。」との提案が。 このコース、調べるとあまり登った人のレポがヒットしない。 けれど全くないわけでもないので、スズラン峠に車が停められなければ、スキー場から行ってみましょうか、と決行。
 藤岡待ち合わせで向かったものの、私が関越道事故渋滞に会いスズラン峠付近に到着したのが9時過ぎ。 これでは最初からスキー場に向かいましょうということになりました。


ヤッホ~! ロープウェイ!!
この日は本当に良い天気!! 素晴らしい眺め!!


ロープウェイ山頂駅。
ロープウェイを降りてすぐに「御泉水自然園」があるそうです。
グリーンシーズンに興味深いです。 スキー場側の展望も素晴らしいですからね~。


photo by トレッキングさん
山頂駅を出た向かい側には「恋人の聖地」「幸せの鐘」
この時点で時間は10時。 山頂まで CTで2時間20分。 その時間では着かないだろうなぁ。


鐘の向こう側へ登山靴のみで歩き始めます。
が、この週中に降った雪のおかげで随分とフカフカ。 この日の装備はアイゼンとワカン。
直ぐにワカンを着けようか、という気持ちになりましたが、とりあえず行ける所まで。


2回、7合目登山口に向かう道路を横切ります。
ガードレールが見えないほどの積雪量。
蓼科山、遠いなぁ。 あの向こうの頂まで行けるのでしょうか。


7合目鳥居まできました。 ここでワカンを装着。


始めは割と平坦ですが、登山者が入っているトレースはなく、
スキーの後をたどってゆきます。 ただそれでも歩くたびに少し沈み込む。


だんだんと斜面が急になってくると雪はなお更フカフカに、
ワカンでも20センチほどは沈み込むので登りがきつくなってきました。


トレイルは高いオオシラビソ?などの木で囲まれているため展望がありませんでしたが、
ふと振り向くと遠くの景色が見えました!


素晴らしい~! はやく広々としたところで見たい!!


しかし、容赦なく斜面は急になり、ラッセルも深くなってくる。


この辺でラッセルを交代。 私も頑張って登りました。


景色はさらに良くなってくる!
しかし、斜面の斜度も、ラッセルの雪の量もどんどん増えてくる。
蓼科荘まであと一息、という所では三回踏まないと登れないくらいの場所もあり。。。


あと少しで蓼科荘という所でだいぶ時間がかかってしまいました。
更に風も強くなってきて、この先登ってゆこうという意欲も減退してきました。


そしてようやく蓼科荘。
ここに着いて見上げた蓼科山はまだまだ高い。
時間は 13:15過ぎ。
この先さらに雪が増え、斜度がでてくるのは確実で、もうこれ以上は無理だと確信しました。


今日はここで撤退です。 さらば! 蓼科山!


ここでも風は強く、少しあたりの写真を撮って、
早く樹林帯に逃げ込みたい気持ちでした。


↑「おかえり~。」って言っているお母さんみたい。
お昼時間も過ぎたので、さっとパンを食べ、下ってゆきました。
歩き始めの登りは暑かったのですが、さすがに標高2,000mを越え風が吹いていると寒かったです。


あとは下りだけです。 が、これだけ良く登ってきたと思うほどでした。
この日は実質 550mほどしか登っていないのですが、それでもとてもきつかった~。


美ヶ原の奥に裏銀座、剱岳も見えている?


途中天狗の露地という所に寄りました。
往きには気づきませんでしたが、トレイルからちょっと入ったところで、とても眺めが良いです!


山頂まで行けなかったので、しばらくここでゆったり。


山頂には到達できませんでしたが、ここまでワカンで登り良い練習、経験になりました。


頸城山群


北アルプス


穂高連峰、槍ヶ岳、常念岳、大天井岳


そして蓼科山。
山頂には雪煙も見え、風も強そうだ。


あとは休み休み下山して、ようやく7合目鳥居に到着。


ロープウェイ最終は 16:30でしたが、15:30ごろには乗ることができました。


 山頂に立つことはできませんでしたが、久しぶりに雪山、それもフカフカの雪山らしい雪山に登ることができ、この「雪がない」というシーズンの中楽しかったです! ワカンの練習にもなり、また自分の体力の無さを感じたり、それでも案外頑張ったな、と思ったり。 良い経験になりました。

 帰りの車ではドッと疲れが出て、トレッキングさんの車で寝てしまう始末。 すみませ~ん。(^^;)  トレッキングさん、よろしければまた雪が締まったころ、もしくはスズラン峠からリベンジしましょう!