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out of curiosity #3

ブログを始めて14年目。
カメラを抱えて世界中の山に出没したい~!

姉と初冬の旅行 #1 東京→高山

2023-11-25 00:26:54 | travel
2023年11月19日(日)
岐阜県高山市 古い町並み
 
 以前から姉と旅行に行こうという計画があった。 お互いに都合の良い日などを検討していると桜でも紅葉でもない、この時期になってしまった。 行き先は姉に任せていたが、お互いに行ってみたかった飛騨高山や白川郷など、とざっくり計画をたてた。 当初は新幹線&レンタカーも考えていたが、色々考慮すると私の車で行くのが良いとほぼ私が押し切った。 自宅から高山市街地まで約285km。 2泊3日で白川郷・五箇山なども観光するつもり。 さてどうなる事やら。
 
6:30 中央自動車道路 釈迦堂PA から白峰三山モルゲンロート
 
 朝5:00ごろ自宅を出発。 ナビによると自宅から高山市街地の宿までは4時間半ほどで着くそうだが、長距離運転なので無理なくおしゃべりしながら低速運転、休憩も充分入れたい。 景色の良いPAでは撮影も楽しみたい。 前日は雨、快晴の当日朝、中央自動車道笹子トンネルを抜けると美しい南アルプスの山々が出迎えてくれた。 こんな時は釈迦堂PAに吸い込まれる。
 
間ノ岳~北岳 鳳凰三山 ピークが雲に隠れた甲斐駒ヶ岳
充分のんびりしたが。。。
 
7:24  八ケ岳PAでも撮影休憩
甲斐駒ヶ岳の雲もほぼ取れた。 右に鋸岳が続く。
 
鳳凰三山と背後に北岳ピーク
 
もちろん八ヶ岳も。
ここから見えるのは編笠山と権現岳?
 
8:01  もちろん諏訪湖SAでも撮影休憩
長野県に近づくにつれ雲が多くなっていた。
霧ケ峰も多くの雲がかかっていたが、その分木々にはびっしりと霧氷がついているようだ。
このままあの真っ白な世界に入り込んで行きたい気分だったが、この日は我慢。
 
松本ICで高速を降り、まっすぐ安房峠方面へ。
中ノ湯ICから初めて安房トンネルを走る。 このトンネル、既に中部縦貫自動車道になっているようだ。
 
9:50  安房トンネルを抜けてすぐの平湯バスターミナルにある「アルプス街道平湯」で休憩。
雲がいっぱいの辺りには穂高に続く山が見えたのかな。
建物前は除雪されていたが。。。
 
他の部分には雪がいっぱい! 前日の雪でこの辺りには随分積もっていた。
この先も高山市街地に近づくまで山道は安全運転で。
 
お昼 12:00近くになり、高山市街地に入る前にお昼ご飯にした。
古民家風のお食事処は雪が積もったお庭の紅葉がまだまだきれいだった。
食事も大変美味しくいただいた。
 
その後13:00頃に高山市街地の宿に到着。
車を置かせてもらい、高山の「古い町並み」観光に出かけた。
 
宿から「古い町並み」には徒歩で行けるが、「古い町並み」は想像していた以上に広範囲で大変驚いた。
一本の通りの両側に古い建物が並んでいる、というレベルではない。
歴史的に貴重な建物や、趣のある民家、商店が町全体に広がっている。
 
こちらの地図(「飛騨高山ぐらり散策マップ」参照)などを参考に歩いたが、
なかなかすぐに理解できるような範囲ではない。
 
「高山祭」の写真などでよく見る「中橋」
 
街のところどころに写真右のような背の高い扉のある建物が見られる。
高山祭で使われる「屋台」を収納しておく屋台蔵だ。
手前柵の中央に「展示中」の札がかかっているが、
こちらの蔵で保存される屋台は現在「高山祭屋台会館」で展示されている。
 
写真はなるべく人が写らないよう撮っているが、
多くの人(圧倒的に外国の方)が歩いており、とてもにぎわっていた。
様々なお店もあり、どこも魅力的で、あちこち行きたいのになかなか進めないほど。
 
色々見たい所を振り切って、時間もないので速足に「櫻山八幡宮」にやって来た。
高山祭、秋に行われる「八幡祭」はこちらの神社の例祭だ。
ちなみに春に行われるのは日枝神社の例祭「山王祭」だ。
 
御拝殿
 
 
 
境内の秋葉神社近くの紅葉がきれいだった
 
宿へ歩いて帰る途中江名子川
 
夕食では飛騨牛を頂く
 
 まずは山を越える長い道のりが心配だった初日だが、美しい山々を望み、姉と話しながらのドライブは楽しかった。 心配していた雪もほどほどで良かった。 午後には高山の観光もでき、古い街並みに感動。 まだまだ紅葉も楽しめたことはラッキーだった。 夕食は楽しみにしていた飛騨牛もいただき、ゆっくりと温泉に浸かって早寝をし、疲れもすっかり取れた。
 が。。。翌日の天気予報は日本海側を中心に朝から昼過ぎまで雨。 高山から北の方の天気が悪いので、白川郷・五箇山も望み薄だ。 さて、どうしたものか。 つづく。
 
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東北遠征最終日は出羽三山神社

2023-08-07 21:29:01 | travel
2023年7月26日(水)
出羽三山神社 三神合祭殿(さんじんごうさいでん)
 
 7/24~25で鳥海山に登った。 7/25は下山後すぐに新庄に向かえば充分新幹線に乗れる。 が、ここは夏休みということもあり、酒田にもう一泊して 7/27は月山に登る予定にしていた。
 酒田から新庄駅に戻る途中に月山に登るには「羽黒山口コース」、月山レストハウスのある8合目駐車場から登るのが都合が良さそう。 登山自体は6時間ほど、それに8合目Pまで車で林道を往復、新幹線に乗る前にできればお風呂に入りたい、など考えてこの日も夜明け前から動き出したが。。。
 麓はそこそこの天気だったものの、細い道をクネクネ 8合目Pまで行く途中ガスに巻かれる。 駐車場に着いた頃は数メートル先も見えないほど。 駐車場には割とたくさん車が停まっていたが、私は車を下りて登山口の写真を撮る気力もないほどのガスで、この日の登山は諦めた。
 
そこで向かったのが「出羽三山神社」
写真ののぼりにもある通り、今年は月山をお参りするのにとても良い年、らしい。
山頂本宮にはお参りできなかったが、こちらでもご利益あるだろう。
 
石の鳥居をくぐり、赤い隋神門を越えるとその先は月山、湯殿山までご神域。(6:47)
 
いったん下るとそこからは山頂の三神合祭殿まで 2,446段の石段を上る。
「石段詣」や石段、境内案内図はリンク先を参照。
 
秡川を越えてゆく。 向こうに須賀の滝。
 
五重塔は「令和の大改修」中。
月山にも登れなかったし、きっと、また来いという事かな。
 
山中は大変蒸し暑く、この時期顔にまとわりつく虫も多かった。
私は登山の服装だが、観光の方も歩いていた。
汗とか虫とか、みんな大丈夫なの? 私だけ?
 
松尾芭蕉が詠んだ句にちなんで、江戸時代中期に建立された「三日月塚」
 
ようやく山頂鳥居
 
三神合祭殿
 
三神合祭殿
屋根はとても立派な茅葺。
 
ここまで有料道路を使い車で上がることもできる。
駐車場周囲にはトイレ、食堂、お土産屋さんなどあり。
山頂境内をひと回りし、休憩してから再び石段を下って終了。(9:40)
 
その後、「月山ビジターセンター」を訪ねてみた。
出羽三山神社山頂境内に向かう有料道路はこのビジターセンターのすぐ前から。
VCの方に少し歩けるトレイルはないか伺い、すぐ目の前の「二夜の池」辺りをグルッと回ることにした。
 
二夜の池
 
スイレンがたくさん咲いていた。
 
時折魚が大きな音をたてて跳ねるが、姿は見られなかった。
 
ヤマユリがたくさん咲いていた。
 
休暇村羽黒の方まで歩き、終了。
 
羽黒街道の大鳥居。
休暇村でもお風呂に入れるのだが、12:00から。
するとVCの方が「やまぶし温泉ゆぽか」を勧めてくれたのでそちらに向かう。
 
大鳥居の脇は広い田んぼ。
この奥、雲がかかっている辺りが月山だろう。
 
 この後ゆっくりとお風呂で汗を流し、新庄駅にも十分な時間で着くことができ、無事東京まで戻った。 今回は月山には登れなかったが、鳥海山とても良かったし、多少観光もできたので、まぁ満足だ。 せっかく日本海沿いに行ったのに、海の幸を頂かなかったんだよなぁ~。 「道の駅鳥海ふらっと」で游佐の牡蠣食べればよかったなぁ。 お土産にメロンは送った。 美味しかった~。
 月山には再び挑戦したいし、鳥海山にもまた訪れたいと思っている。
 
コメント (2)
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田んぼに水が入ったら

2023-04-28 11:28:15 | travel
2023年4月23日(月)
白馬大橋から望む白馬三山
 
 「この週末は何を見に行こうか」と考えた時、心残りが一つあった。 「イワウチワ、見に行きたかったなぁ。カタクリも見ていないなぁ。」と思った時、大町の方でまだ見られるかも、という情報を見つけた。 ただ今年は花が早い。 こちらももう終わりかも知れない。 とあきらめかけた時、大町あたりの田んぼに水が入ったという写真を拝見した。 んっ!? そりゃぁいいっ! 目指す山にイワウチワが残っていなくても下見と思えばいい。 大町から白馬村辺りの田んぼに水が入っていれば良い景色は撮れるだろう。 また、2週間前に安曇野、大町あたりは少し観光したが、白馬村の方までは脚を伸ばせず(桜も咲いていなかったので)心残りもあった。 この際それらも見ておこうかと。 天気は良さそうなのでこんな機会もめったにない、かも。 なので、また一泊で行ってきた。
 
 <一日目の訪問地>
 大町 具農具川河川敷公園の芝桜 → 三日町トンネル近くの田んぼ → 中綱湖オオヤマザクラ → 青木湖の一本桜 → 四十九院のコブシ → 松川大橋から望む北アルプス → 野平の桜 → 大出公園の桜 → 白馬大橋から望む北アルプス → 落倉自然園のミズバショウ → 白馬村 貞麟寺シダレザクラ
 
 既に花が終わっていると聞いていた場所も様子を見に行ってきた。
 
大町 具農具川河川敷公園の芝桜
左端に爺ヶ岳、中央に鹿島槍ヶ岳
 
右に大きい山が蓮華岳
山ばかり行っていると、こういう場所にはなかなか立ち寄れない。
 
三日町トンネル近くの田んぼから
蓮華岳~爺ヶ岳~鹿島槍ヶ岳~五竜岳
 
爺ヶ岳~鹿島槍ヶ岳~五竜岳
 
北葛岳~蓮華岳~赤沢岳~鳴沢岳~岩小屋沢岳
田んぼに水が入ったと聞いて喜び勇んで出かけたが、
結局のところ各所(大町~白馬村)、数枚の田に水が入っているだけであった。
白馬村の方はほぼ入ってなく、きちんと調べる必要があった。
だが、今回この場所で撮影出来たことは本当に良かった。
夏に大きな山を目指して北アルプスに来る頃には稲が大きく育っているので、
今後もこういう機会をあちこちで見つけられればと思ったりした。
 
中綱湖オオヤマザクラ(最終盤)
西側の湖畔に自生するオオヤマザクラは本州の南限になっており、
大町市の天然記念物に指定されている。
 
中綱湖湖畔のお地蔵様
 
青木湖の一本桜(最終盤)
数日前に満開と読んだが、あっという間に。。。
 
青木湖畔の桜とボート
 
 四十九院のコブシ(最終盤)
正面の田んぼに水は無かった。
 
松川大橋から望む北アルプス
 
松川と白馬三山
 
野平地区
 
野平の一本桜。 みごとな葉桜。
こちらも数日前に満開と聞いていたので少しは期待していたが、この通り。
「例年GWが見ごろ」と言われる場所のほとんどが今年は既に終了。 今後はどうなるのか。。。
 
大出公園の桜
桜はほぼ終了し、花桃?が咲いていた。
 
公園近くの常設駐車場は「一般車両駐車禁止」
姫川下流の方に臨時駐車場が設けられていた。
 
白馬大橋から望む北アルプス
 
落倉自然園にやってきた。
入り口には駐車場、トイレあり。 そこから畑の脇を通って自然園へ。
 
自然園内は木道が敷かれている。
ミズバショウは最終盤。
 
ミズバショウ
 
思っていたより奥行きがあり広い。
 
キクザキイチゲ
 
カタクリも見られた。
 
 
 
2枚の花苞を持つオチクラミズバショウ
 
ミズバショウは終盤だったが、
見たかった二枚の苞を持つオチクラミズバショウを見ることができて良かった。
 
白馬村 貞麟寺シダレザクラ
前回訪れた時にはほぼ咲いていなかった境内の桜は終盤を迎えつつあった。
御本堂前にある樹齢400年と言われるイトザクラはほぼ終了だった。
カタクリも数えるほどしか見られなかった。
 
 
 
境内にはまだ良く咲いているシダレザクラもあり、
様々な色が織りなす景色は美しかった。
 
 あちこちをササッと撮っては巡り、気になっていた場所も良く分かったので良かった。 合間に地元スーパーに寄ったり、ステキなカフェでランチをしたりもできて楽しかった。 もっと時間があれば白馬駅近くのアウトドアブランドショップを覗いたりもしたかったが、さすがにその時間はなかった。
 終了後には翌日の登山口を確認し、宿へ。 さて、イワウチワは咲いているかな?
 
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春を訪ねて美しい村へ

2023-04-15 15:10:29 | travel
2023年4月9日(土)
長野県・小川村から望む北アルプス
 
 今年は日本全国桜が早く咲いてしまった。 姉は桜が好きなので早々に予定を組んでいたのだが全く的外れになってしまった模様。 私は以前から長野県の低山や町の桜を見たかったが、コロナや山登りが優先となり、なかなか実行できていなかった。 姉に「光城山が見ごろじゃない? 山に登る?」と聞くと「行く、行く!」とのお返事。 姉は長野県周辺の桜にも詳しいのでこの際案内してもらおう、と。 光城山の駐車場も心配だし、あちこち見たいので、1泊2日で出かけてきた。
 
 1日目は小川村を訪ねてから宿泊地安曇野へ。 小川村と言えば「日本で最も美しい村」のひとつにも数えられる観光地。 桜の季節は特に素晴らしいようだ。 美しい村の満開の桜越しに、未だ雪をたたえた北アルプスが望める景色は一度見ておくべきと思っていた。 姉は以前にも来たことがあるのでスイスイと案内してくれた。
 
まずは県道31号線から望む二反田の桜周辺。
 
HP開花情報では「散り始め」となっていたがなかなか良い。
その後車で小川村の山の上へ。
前夜は山の各地で雪が降ったと聞いてはいたが。。。
 
なんと! ここにも雪が降ったのだ!
足元に雪、桜の花、緑の木、遠くの山の白、と四段花見!
ここまでは予想もしていなかった。
山は左から蓮華岳、針ノ木岳、爺ヶ岳、鹿島槍ヶ岳、五竜岳。
 
植えた桜とは言え、まぁ、美しい景色だ!
 
中央に五竜岳、右に唐松岳
 
鹿島槍ヶ岳、五竜岳
 
左から白馬鑓ヶ岳、杓子岳、白馬岳
 
唐松岳、天狗ノ頭、白馬鑓ヶ岳、杓子岳、白馬岳、小蓮華岳?、白馬乗鞍岳?
 
番所の桜
 
立屋の桜
 
立屋の桜
 
あっちを見てこっちを見て、同じような景色を何枚も撮り、満足して山を下りる。
 
お昼ご飯はこちらも姉推薦、美麻新行の山品さんで。
行列必至だが良いタイミングで4組待ち位で食べられた。
とても美味しかった~!
 
お昼ご飯後は私が行きたかった姫川源流自然探勝園へ。
 
白馬さのさかスキー場第1駐車場に車を停める、とのこと。
トイレもあり。
駐車場から道路を渡り源流の方に歩き始めるとキクザキイチゲ。
 
フクジュソウは「満開」となってはいたが、かなり伸びている。
トレイル近くにはなかなか撮影できるものが見つからない。
 
源流周辺は田んぼで奥には山も見える。
 
この辺りが姫川源流? これがずっと日本海まで流れてゆく。
周囲にはミズバショウ。
 
 
 
 
 
田んぼの方にも出て行ける。 水を張ったらきれいだろうな。
 
フクジュソウ、キクザキイチゲがたくさん咲いてはいるがトレイルや木道からは遠い。
 
なんとか近くの花を見つけて。
既に実になったものも多い。
 
 
 
 
 
青っぽいものもいくつか見つけられた。
小さな花も撮り満足して安曇野方面へ。
 
途中、青木湖からの北アルプス。
 
そして。。。
 
 
おしゃれな空間で美味しいコーヒー、ケーキを頂いた。
だけでなく、
この日はご主人の伊藤さんはいらっしゃらなかったが、
山荘でも働く店員さんにたくさん山の話、伊藤新道の話を伺うことができた。
時間を忘れるほど楽しいひと時だった。
 
ついつい長居をしてしまい、宿には夕食滑り込みセーフ。
宿の駐車場から翌日の山を見る。
 
光城山桜並木のライトアップ。
翌日は光城山から長峰山に歩き、山の上の桜を楽しむ。
まずは駐車場確保しないと。
 
コメント (2)
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北海道三世代の旅 ~美瑛、小樽そして支笏湖~

2019-08-25 22:26:15 | travel
 
8月11日(日)
大雪山朝日岳 散策路に咲くミヤマリンドウ
 
 8/10に東京を出発し、富良野でお花や畑の美しい丘を見て、大雪山系十勝岳の麓白金温泉で一泊。 翌朝 8/11は美瑛川の白ひげの滝、青い池を観た。 その後私たちが向かったのは。
 
私の下見だ。(ぇw
半ばそのような意図もあり。
だが、せっかく北海道に来たのだからロープウェイに乗って標高の高い所に上がり、
平地では見られない自然の花や、運が良ければシマリス、ナキウサギ、キツネ、ヒグマ(!?)、
本当は素晴らしい山の景色をみんなで見たかったのだけど。
 この日もどんよりした空なのでお花だけでも見られるかな、と。
 
 ロープウェイを上がった姿見駅の前にはウッドデッキ。 
そこから木道が伸び目の前にはこの池。 周囲にはお花がたくさん。
 
 木道に沿って歩いてゆくとすぐに観られたのがミヤマリンドウ。
 
 青色が濃くとても上品。
 
 少しゴロゴロとしたトレイルに階段。
よく整備されているのだがこの辺りでも母には歩くのが大変なので、この上の第一展望台まで一緒に行った。
その後少し休んで景色を眺め、コーヒーショップもある姿見駅で待っている、と下山。
階段を少し手伝って私や娘は先に進む。 幸い時折陽も射すので寒くはなく、急いで登ると汗ばむくらい。
 
 第一展望台付近でもチングルマの花穂がたくさん見られる。
咲いているときはきれいだろう。
 
主役は秋の花、リンドウやミヤマアキノキリンソウなどに移り変わっている。 
 
シラネニンジン
けれど、まだチングルマの花を見られる場所もあった。 
 
 私が母と少し戻ったり、花を撮っている間に娘たちは第三展望台。
 
まぁ、それぞれゆっくりと。 
 
 鏡池。 右側のトレイルのさらに右に擂鉢池があり、合わせて夫婦池と呼ばれている。
池の斜面には小さなお花がいっぱい。 本当なら奥には雄大な旭岳が望めるのだろう。
 
 と、この辺でイワブクロ。
あとで娘が「近くの人がタル何とかって言ってたよ。」と。 ふ~む。
 
 おぉ。 あの紫の群生は?
 
 エゾオヤマリンドウ。
既に花の一部が茶色く変色している物が多かったのだが、
ここには本当にたくさん咲いていた。
 
 夫婦池を振り返る。
 
娘たちはどこだろう、と探しているが見当たらない。
第4展望台まで来てしまい、母を待たせていることが心配だったが、この景色!
全く見えないだろうと思っていた旭岳の噴火口 が見えてきた。
この先に姿見の池があり、グルッとまわって姿見駅に戻ることもできるが、
来た道を戻るほうが早そうだったので、ここで駅にもどった。
 
娘たちは噴火口近くまで行っていたそうで、後からこのような動画を見せてくれた。
私も行きたかったけど、次の機会だ。w
 
旭岳
 
ロープウェイで下ってきた時間が 12:00を過ぎていた。
 この日はここから小樽に向かってゆく。 時間は2時間半ほどかかる予定。
途中でお昼ご飯を食べようということなのだが。
 
なんだかまた昨日と同じような。w
 
 近くには大昔のCMロケで使われた「ケンとメリーの木」や「セブンスターの木」などがあるらしい。
食堂は小さく40分程待つということなので、少しお花を見て回り時間を過ごした。
お昼ご飯を食べたら、道央自動車道を札幌を越え小樽へ。
 
18:00前ごろホテルに到着。 少し休んでから夕飯に向かった。
上の娘の知り合いお勧めのお寿司屋さんで北の海の幸。 美味しかった~。
 
 夕飯後はお決まりの小樽運河散策。 昼間山も歩いたのに、母もよく歩いた。
 
そして最終日、8/12。
この日も天気は良くなかったが、みんな支笏湖に行きたいというので行ってみた。
新千歳空港にも近いのでいい所。
 
天気が良くなくても船底から湖の底が見える船に乗りたい、と言うので行ってみた。
湖底に柱状節理などが見られるらしい。
が、風が強く波が高い。 これでは私はムリ。 もちろん母も。
ところがそれ以前にこの先2便の船が既に満席。 娘たちも諦めて散歩へ。
向こうには雲の中に風不死岳(ふっぷしだけ)と樽前山(たるまえやま)。
 
千歳川を越えて向こう岸へ。
この鉄道鉄橋のような橋は、実際電車が走っていました。
「山線鉄橋」で知られていますが、もともとは北海道官設鉄道上川線の空知川 に架けられていた。
その後王子製紙株式会社が千歳川に発電所を建設するため、その資材輸送を目的にこの橋を払い下げ移設した、
という経緯があるそう。 この橋、鉄道のおかげで資材輸送のみならず、
旅行者の輸送も行われ、支笏湖周辺の発展に寄与してきたということだ。
 
 支笏湖北側には恵庭岳。 頭をちょこっと出してくれた。
いやぁ~、山景色見たかったなぁ~。
 
 
お昼ご飯は名物のヒメマス、チップを頂く。
ヒメマスをチップと呼ぶのはアイヌ語から。 そして6~8月にしか頂けない旬の魚だ。
「頭から食べられますから。」と言われかぶりつくと、本当に柔らかでおいしぃ~。
 
もう少し時間があったのでビジターセンターへ。 チップも泳いでいる。
色々な展示物を見ているうちに旭岳での謎、「タル何とか」が解けた。
樽前山にはイワブクロがたくさん咲き、タルマエソウとも呼ばれているのだそうだ。
 おぉぉ~。
 
 千歳川沿いに新千歳空港へ向かう道もとても素敵な感じだ。 そして、空港まで1時間もかからずに(30分くらい?)到着するのだからすごい! 早く着いてしまいそうなのでちょっと寄り道。 「道の駅 サーモンパーク千歳」へ。 こちらでは美味しそうなお土産も買えそうだし、美味しそうなものも食べられそう。 更には隣に「サケのふるさと 千歳水族館」もある。 ただお土産も食事ももうそれ程必要ではないし、水族館を見る時間もない。 なんとなく時間つぶしのような感じだったが、隣に流れる千歳川にはサケを捕獲する「インディアン水車」が設置されており、とても興味深い場所だった。 こんな街中にサケが遡上してくるなんて、それだけでもビックリだ。 水族館、観たかったな。 新千歳空港からは車で10分となっているので、本当に最後の観光にはぴったり。
 
 その後レンタカーを返し、飛行機は時間通り新千歳空港を離陸。 曇り空だが快適なフライトで羽田空港に到着。 空港からは自宅近くの駅までリムジンバスに乗り楽々帰宅だった。
 
 今回企画したのが1か月前。 それでも自宅で検索して旅行できるのだから便利になったものだと思った。 しかも、ツアーに比べたら割高なのかも知れないが、旅行比較サイトで飛行機、レンタカー、宿、全て好みの物をチョイスできる。 母がいるから、娘たち若者がいるから、と色々私たちの都合に合わせて場所や時間を調整できるのは、やはり便利でその分楽しみも倍増。 天気は良くなかったが、良い旅ができたと思う。 もちろん私の「下見」にも十分役立った。(*^。^*)
 
 北海道はやはり広くて大きくて、曇り空だから雄大な山の景色を観てはいないが、やっぱり雄大なものを感じた。 旭岳ロープウェイ乗り場で、支笏湖ビジターセンターで見たPVのような素晴らしい景色を見に、また絶対に訪れたいと思う。

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