人生にロマンスとミステリを

小説を読むのも書くのも大好きな実務翻訳者です。ミステリと恋愛小説が特に好き。仕事のこと、日々のことを綴ります。

ベリカさんで掲載中の作品、完結しました

2019-09-09 09:10:36 | 日記
あ、そうそう、ブログでお知らせをするのを忘れていましたが、
ベリーズカフェさんで公開していました『冷徹副社長に契約結婚を持ちかけたなら
完結いたしました~。

やむにやまれぬ事情により、ヒロイン・栞奈が、ず~~~っと憧れていた男性に
契約結婚を持ちかける、というお話です。

ベリーズカフェさんの恋愛小説大賞のテーマである「極上旦那様」を軸に
書きましたので、旦那様になってからのストーリーが普段の作品よりも
多めです。その分、甘い展開が多いかも? でも、その中でも夫婦の
絆を深めていくようなエピソードを入れた(つもり)です。

ぜひぜひお読みいただけると嬉しいです~。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

柚月裕子『朽ちないサクラ』

2019-09-09 08:27:25 | 読書記録(紙書籍のみ)
柚月裕子著『朽ちないサクラ』

数日前に読んだ『慈雨』がすばらしかったので、同じ柚月さんの本を読んでみました。

感想は、一言で言うと「あれ?」でした(^_^;)
『慈雨』の深みと重みのあるストーリーに惹かれたので、同じようなテイスト(?)の
話を期待してたのですが、あれあれあれ、ぜんぜん違いました。

主人公は29歳の女性警察事務職員・泉。警察官ではなく、
架空の米崎県というところの県警で事務職をしています。

んで、警察学校時代の同期(3歳年下)くんが出てきて、ほんのりした展開になるのかな~と
思いきや、月に1度会って食事をするだけという関係を4年も続けていて(4年も!!!!!!)、
一緒に真相を追いかけるのに、特に進展なし。

物語としては、警察がストーカー被害者の被害届の受理をのらりくらりとかわしている間に
慰安旅行に出かけ、その後受理したけど、受理2日後に被害女性が殺害されてしまい、
慰安旅行の件を地元の新聞社にスクープされる、という始まり。

スクープした新聞社に、主人公・泉の高校時代の親友が勤めていて、しかも彼女が
サツ回りだったことから、泉は親友がスクープしたのだと思う。

実は、同期男子が泉に慰安旅行のお土産をくれたんだけど、それがすごくおいしくて
泉はつい親友に、今度お取り寄せしてあげようかとポロッと言ってしまった。親友はその言葉から、
管轄署の警察官たちが慰安旅行に行っていたことに気づき、特ダネだと思うんだけど、泉に
秘密にするよう頼まれて、スクープしないと約束。
けれど、なぜか新聞にスクープ記事として発表されて、警察への信頼はがた落ち、
泉は苦情電話に対応する毎日。

親友は泉に裏切ったと責められ、自分の潔白を証明するために、スクープのネタ元を探すと
泉に宣言。

そんななかで親友が殺されるのですが。

なんだろう。まあ、終わり方も釈然としないし、なにより同期男子が……(^_^;)
びっくりするくらいいい人。いい人過ぎて、彼が最後、
公安に心酔しているような発言をするので、実はこやつが黒幕の手先だったのか!?と深読みしすぎたよ。

結局、ただのいい人で、ふたりの仲もぜんぜん進展しません。ちょっとくらいはしてほしかったけど、
展開的には無理そうですね。

主人公が若い女性って時点で、恋愛を期待しちゃうからダメなんだな~。
『慈雨』みたいに警察官を退職したおじさんが主人公ってわかってたら、
別に恋愛を期待しないで読めるんだけど。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする