秋山幸二新監督に期待する

王監督が辞任したことは、ソフトバンクのファンにとって複雑な気持ちです。もっと続けて欲しいという気持ちと、健康のことを考えると、やむを得ないという気持ちとが交錯いたします。今期でも最後の頃はかなり痛々しい感じがしていました。
そう思っていましたら、秋山幸二チーフコーチ（46）が後を受け継ぐというニュースが伝えられ、本当にホッとしました。
秋山コーチは王監督のもとで野球人としての人格、技術、精神を徹底的に学び、王監督の後継者としてこれ以上の人は考えられない人です。さすがに王監督。ちゃんと自分の後継者を準備しておられました。最後のファインプレイです。勝負師はこうでなければならない、と改めて王監督の偉大さを見直しました。そして、王監督は自信を持って、これからは秋山カラーを発揮せよと言うメッセージ。
しかも、来年4月からは球団会長に就任とのこと、これなら新監督も安心して、相談し、思い切ったことができるだろうと、思っていましたら、今朝の新聞に、5外国人と山田秋親投手への「戦力外通告」のニュース。早い。決断が早い。しかも、徹底的で見事である。このニュースを聞いただけで、ソフトバンクファンは来期への期待がふくらみました。
日本のプロ野球界も国際化はいいとしても、外国人依存からは脱皮すべきだと思います。何人かの例外はあるとして、ほとんどの外国人選手は日本のプロ野球をなめているところが感じられます。彼らに高い給料を持っていかれるのは「金持ち球団」だけで充分です。それよりも、ファームを充実させ、若い選手を育てるという「王ライン」をしっかりさせることの方が今後の日本の球界を考えた場合に必要なことだと思います。王監督もどこかで「本当は2軍の監督をしたかった」と言っていましたが、球団会長兼2軍監督というのも面白いと思います。