延岡の礼拝の後で、日本一と称せられる弘法大師像を見てきた。山の上に立つ大師像は美事であった。
ここでは「今山大師」と呼ばれる。
1839年(天保10年)、延岡の地に悪病が流行り、多くの犠牲者が出た。その時、延岡城下の真言宗の信徒(大師信徒)たちが高野山の金剛峰寺(こんごうぶじ)まで行き、弘法大師座像(現在の本尊)を勧請(かんじょう)して「家内安全」、「息災延命」、「五穀豊穣」、「商工発展」の祈願のために巨大な大師像を建立したとされる。高さ17m、重さ11トンで「日本一」と言われている。毎年、4月の第3週の週末には「今山大師祭」が開催され、近郷近在はもちろん遠く県内外の人々が集まり、全市をあげて祭り一色のにぎわいになるとのことである。
. . . 本文を読む