今クールのドラマ。
松山ケンイチさん主演の「銭ゲバ」を欠かさず見ています!
原作が面白そうだったのもありますがそれを松山ケンイチがどう演じるのか見たくて
先週で7回目でしたが話も佳境に入ってきてますます目が離せなくなってきたーっ
前回の終わりにはとうとう奥さんの茜ちゃんまで自殺してしまった
彼の全てを受け入れてくれる唯一の存在だったのに。
ところでこの「銭ゲバ」を見ているとずっと以前に読んだ大和和紀さんの「KILLA」と言う漫画を思い出す。
(銭ゲバは1970年の作品なので多分銭ゲバの方が先でしょうが。)
孤児から役者として身を興した主人公キラが巨大企業のトップへと上り詰めるまでのストーリー。
わざと交通事故を装って利用しようとする相手に取り入るところや、
体が弱く世間知らずで気弱なお嬢様をたぶらかしてまんまと大会社の婿に収まるところまでそっくり。
そしてそのお父様が亡くなった後(これも彼の企みによる)気弱なお嬢様の奥さんに追い討ちをかけて自殺に追い込む。
銭ゲバの風太郎の場合はそんなつもりはなかったのだろうけど・・・。
そしてそこの社長に納まると今度はその兄弟会社へと触手を伸ばしていくー。
しかしそこの社長はなかなか手ごわい人物でしかも実は自分の本当の父親だったりするんですけどね。
マドロンという美しく聡明な娘もいて、彼女が銭ゲバでは緑さんの役どころって感じかしらん?
(緑さんを見ているとこういう人が本当のお嬢様なんだろうなぁ~って思うわ)
で、最後にはその父親との戦いにも勝つのですが
その時には心のよりどころの親友も亡くし、腹心の部下まで手にかけて彼の周りには誰もいなくなってしまう・・。
それで何が幸せなんだろうって思ったものですが、それで最終回だったので彼の気持ちがわかりません。
銭ゲバはその先まで行きそうなので「KILLA」の続きが見れるようで楽しみでもあるんです。
しかし全く違うのは風太郎は罪の意識に苦しんでいるけどキラは自分の所業に全く後悔などしていないことと、
風太郎のようにお金の為でもなんでもなく野望の為ということ?
でも「銭ゲバ」も原作の方はもっともっと酷い人間みたいだけれど・・・
あまり好きな図柄ではないので読みたいけど読みたくない~。
それにしても。
風太郎は自分の不幸は「貧乏のせい」だと思っているけれど、
90%はあの父親のせいでは~!?
もっとも大人になってまで人のせいにするのもなんですが