折にふれて

季節の話題、写真など…。
音楽とともに、折にふれてあれこれ。

銀杏日和

2019-12-12 | 日常の中に

冬晴れの真っ青な空を突き上げるように...

この時期の東京名所のひとつ。

神宮外苑はまさに銀杏日和だった。 

RICOH GR DIGTAL3    (F5.6 , 1/320 , ISO64)

 

植栽されたのが大正12年(1923年)というから

銀杏並木はやがて100年もの間、外苑を飾り、

しかも、この時期になると決まって色づく。

だから、ありふれた風景に違いない。

自分にとってもそれは同じ。

初めてここへやってきたのは40年以上も前で、

以来、何度となくここを訪れているから、

やはり、ありふれた風景と言っていい。

しかし、それにもかかわらず、

この時期に東京を訪れる機会があれば

無理に時間を作ってでもここへやってくる。

ただ、色づいた銀杏を眺め、

落ち葉を踏みしめながら、

並木を往復するだけのために。

けれども、不思議なことに、

そうすることで見慣れた風景の中に

過去訪れたときの折々の心持ちを重ねることができる。

それがこの場所へとやって来る理由。

そして、ありふれた風景には違いないが、

特別の風景でもある、と思うのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

Comments (10)