引き続き金沢港の話。
金沢港は外海から深い入江となっており
そこに二つのふ頭が設けられている。
金沢港クルーズターミナルのある無量寺(むりょうじ)埠頭、
そして、主に貨物コンテナの積み下ろしを行う戸水(とみず)埠頭だ。
人工的に陸地を掘り進めたもので
開港以来今年でちょうど50年となる。
昭和38年の豪雪、いわゆる三八(さんぱち)豪雪で
燃料や生活必需品の陸上輸送が寸断され
県民の生活がパニック状態に陥った。
その教訓から海上輸送整備が喫緊の課題となり、
当時、無量寺地区などの外海に近い水田を掘って
港とする計画が推進されたとある。
開港は昭和45年。
三八豪雪からわずか7年、
計画が持ち上がってのことだから驚異的な速さと言える。
さて...
金沢市大野 2020.09.12 05.50pm Sony α7R3 FE2.8 16-35 GM (35㎜ ,f/5.6,1/100sec,ISO100)
ここは外海からふ頭へと続く水路。
石油基地のある対岸が間近に見えるが
それでも、3万トン級の大型クルーズ船が
悠々と航行できるほどの水路幅と水深が確保されている。
金沢市民にとっては身近なところで
いつも散歩や釣りを楽しむ人で賑わっている。
けれども、かつてここが陸地で
水田が広がっていたことを知る人は少ない。
私にしてもそう。
おそらくは県を挙げての一大プロジェクト。
それこそ鳴り物入りの開港だったと思うが
その記憶はほとんどない。
人から聞いた「歴史」をあらためて調べてみようと思いつつ
穏やかに暮れる金沢港の空を眺めていたのだが
その時、この曲の淡々とした曲調と歌詞を思い浮かべてもいた。
”Sitting On The Dock Of The Bay” Otis Redding
Sittin' in the mornin' sun 朝日の中で佇み
昭和45年、、ですか。
大型クルーズが寄港できる水深をキープしているというのは凄いです。
この御写真、、、雲の光具合など、、哀愁が漂っています。
素敵な1枚ですね。
大変身ですね〜
夕暮れの港、いい雰囲気ですね!
歳月で、すっかり景色に馴染んだ姿。
当時の遺構を探してみるのも楽しいと考えます。
イカ釣り船は漁場が変わったのか?
左側で漁をしてましたよ!
それでも定期的なしゅんせつ工事を行っているようです。
最近も大型クルーズ船の来航に備えた工事を行っていたようです。
海の夕景はそれだけで物語が生まれますね。
日本海側に住む特権です(笑)
港開設に伴う開発事業に携わった人から聞きました。
副都心というと大げさですが
県庁なども移転し、見直されている地域です。
年ごとに風化していくものですから
貴重ですね。
この辺りが水田だったと聞いても
ピンとこない人が大半です。