SNOW WIND blog

我が愛車“PEUGEOT307SW”を中心に、日々のくらしを綴った日記です。

古来「道」とは静かに燃えるものである

2009-01-26 12:35:48 | 戯言
大相撲初場所は朝青龍の優勝。「やればできるじゃん」と思うが、今回もやっぱり外部からは“物言い”がついた。曰く「あの喜び方は最低。相撲じゃない。あれは格闘技だ。横綱の品格が全くない」とのこと。

確かにそのとおり。武道や相撲など、いわゆる「道」のつく日本古来からの勝負事は、常に感情を表に出さない「静」でなければならない・・・というのは一般的な話。「礼に始まり礼に終わる」の言葉のとおり嬉しさのあまり感情をむき出しにしてはいけないのです。ましてやガッツポーズなんぞは言語道断!!

私は高校から大学まで弓道をやっていましたが、師範の先生からはこっぴどくしかられてばかりでした。的中でガッツポーズをしたり思わず歯を見せることが多かった私は、精神的な弱さをよく指摘されました。「勝者のすごさは感情ではなく、見る人の心に焼きつける作法で示すものだ」と、勝った時ほど立居振舞いに気をつけるように教えられらものです。今、全日本の剣道選手権なんかを見ると、武道の真の格好良さがどんなものか、テレビの画面からでも伝わってきます。

それに比べて、昨日の相撲のあの喜び様。確かに下品ですね。ガッツポーズで土俵上からアピールするなんで・・・・情けないですね。朝青龍は品がないという識者の話も十分に理解できます。

でも・・・・オリンピックの柔道でで金メダルを取ったときの日本人は、やっぱりガッツポーズしていたしなぁ。それを誰も文句言わなかったよ。それも非難されるべきじゃないの?国技とお家芸、どっちもランクは同じだと思うよ。

そんなことを考えると、やっぱり朝青龍に対しては、何か文句を付けたい人が多いんだなと思いました。まあ、これからしばらくは朝青龍vs白鵬は楽しめる取組みになりそうですね。

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