Jun日記(さと さとみの世界)

趣味の日記&作品のブログ

雨を気にしながら

2016-08-12 15:52:14 | 日記

 テレビで台風のニュースを見ながら、墓参りの天候を気にしていました。晴れそうなので良かったです。 

 さて、年代も上がってある夏のキャンプの事です。

班も決まって準備に入る夏休み前、友人から電話が掛かってきました。

☎︎「いいね、Junさん、クラスのハンサム2人を独り占めするなんて、ずるいよ!」😏

何のことでしょう?

「あ君とい君、キャンプの班、Junさんと同じ班になったよ。」

あー、そう。私はこの事実をその日休んで知りませんでした。

そしてもう一つ知らないことがありました。

あ君とい君がクラスで1、2を争うハンサムで、クラスの女子の憧れの的だったということ。

 そうなの、知らなかった、へぇーそれは嬉しい、満更でも無いわ

私だって、皆の憧れのハンサムと一緒な班は嬉しいに違いありません。

ラッキーなくじ運というべきだったのでしょう。友人には散々恨み言を言われそうな気配なので安全策を取って、

「暇な時に私に会うという事で、班まで来て会えばいいじゃないの」

と言って納得してもらい、すぐに電話は切れたのでした。

 何となくうきうきします。

そんなに楽しいキャンプになりそうなんて、暑くて物憂い夏山でのキャンプを憂えていた私は、この電話で胸が膨らむのを感じました。

クラスのハンサムさんか、今度じっくり顔を見てみないと、と思うのでした。

一応当たり前の審美眼を持っていたはずの私が、どうして気付かなかったのかな?

と考え込んでしまいました。

 朝は登校時に友人達の顔が揃うのを待ち、駅、電車、校門、下駄箱、クラス、先生の顔と黒板、廊下に掃除、階段、下駄箱、道、駅、駅、帰り道、友人とさようなら。

そうか!、クラスの皆の顔を見回したことなど、…一度もなかったかもしれない。

そう気付くと、人の顔も時には見てみるものだなと思ったことでした。

 気が付かなかった、ハンサムと騒がれている男子がクラスにいたなんて。

これはとても興味津々でした。

何だか明日が待ち遠しかったものです。

 早速翌日、うきうきした足取りでクラスの入り口を通りました。

ニコニコして直行、教壇の席順の紙を調べます。

お目当ての彼の場所を見定めて、その日それとなく2人の顔をうかがうのでした。

1人は昨年も同じクラスで知っていましたが、1人は全然、名前ぐらいしか知らない人でした。

それで、その日ようやくはっきりと顔を見定めたのです。もう一人も改めて見直してみるのでした。

 そうか、彼と彼、ハンサムなんだな。

と、クラスの女子の傾向を初めて知るのでした。

『多分、私って流行に乗っていないのだ。あまり今時の流行には敏感じゃないのね。

小学校時代をしみじみと懐かしく思いました。

思いを共有できたクラスの女子がいた。

今は、いつの間にそんな風潮がと、何だか疎外感を感じるのでした。

 『キャンプで雨が降らなければよいのだけど、鬱陶しくなるのは嫌だわ。』

晴れの天気がキャンプには良いに決まっています。