隅田公園で梅を堪能していたら
あ、ここはもう聖天さまの向かい側なんだな。
待乳山聖天(まつちやましょうでん)さまは浅草寺の支店?
地中から忽然と湧き出た霊山で地元では「しょうでんさま」と親しまれています。
待乳山聖天さまは浅草浅草寺の子院です。
この寺は隅田川べりの小高い丘(待乳山)にあります。
この丘は595年(推古天皇3年)9月に出現して龍が守護したと伝えられ、
浅草寺の山号"金龍山"の由来となったと伝えられています。
入り口付近には立派な築地塀が残っていました、
これは歌川広重の絵にも描かれている築地塀だそうです。
待乳山は広い江戸の平野にある小高い丘であることから、
古くから名所として文人墨客に愛されました。
「東京風景 六 待乳山から隅田川」
大正5年5月 織田一麿 画
待乳山は聖天信仰の聖地としてはもちろん、
風光明媚な名所として有名でした。
江戸期から大正期の浮世絵にも数多く描かれています。
これが山門でしょうか、恐ろしく簡単な造りです。
聖天様のトレードマーク?妖しげな大根。
聖天様のご利益を表すもので大根は身体壮健とともに、
良縁成就と夫婦和合の願いが込められていると言われています。
社務所では大根が販売されていました、これを買ってお供えします。
この大根ですが、1日お供えされたものは「ご自由にお持ち帰りください」と。
聖天さんのエネルギーがいっぱいにこもった「ご利益のテイクアウト」を
なんと誰でもタダでお持ち帰りできます。
本龍院(ほんりゅういん)は浅草寺の子院のひとつで山号は"待乳山"。
ご本尊は歓喜天(聖天)・十一面観音で、
待乳山聖天(まつちやましょうでん)とも称されています。
さてお詣りのあとはモノレールでお帰りできます、
聖天さまは本堂に向けて小高い丘になっているので、
お年寄りや足腰の悪い方のために設置されたモノレールです。
大きさはこれで全部、電話ボックスみたい2人で満員?。
上から俯瞰してみると中央が非常用の階段、右がレールですね
乗り場にゴンドラがいなかったら乗り場のボタンを押すとやってきます
上の乗り場の高さは5mほどでレールの長さはおよそ20m、
都内で最も短いモノレールです。
お年寄りなどのために作られた設備だけど誰でも乗れますよ。
すぐ近くに招き猫で有名な今戸神社があります、
ここまで来たら行かなくちゃ、
招き猫が幸運を招いてくれるかな。
data: PowerShot G7X MarkⅡ。 撮影 2月10日 待乳山聖天