東十条探偵団2

明日は何を撮りに行こうかな?

牢屋敷跡の公園

2018-08-26 | 散歩
  先月は日本橋での寄り合いがなかったので
  2ヶ月ぶりの日本橋散歩。
  でも暑くて散歩どころの騒ぎではない
  徹底的に手を抜いて超駅近のお散歩。


  

     地下鉄小伝馬町の駅から数分の「十思(じっし)公園」、まず目につくのは「時の鐘」。
     元々はちょっと離れたところにあったものを移築したとか。
     江戸城の時刻を知らせる太鼓の音を聞いたらここで鐘を打つ、
     江戸に時刻を知らせる最初の鐘がこの鐘でした。




  

     時代は新しくなって最先端のレンタサイクル、
     涼しそうな木陰で利用者を待っていた。




  

     そしてこんなものもありました、災害時の生活用水を賄う井戸。
     災害時にまず困るのが水、井戸があれば安心です。




  

     その井戸の近くに「松陰先生終焉之地」という碑。
     そうですここは江戸の傳馬町牢屋敷の跡、松陰はここで獄死したんですね。




          

          今は時の鐘で親しまれているこの公園も江戸時代は広大な牢屋敷だった、
          近年この公園もリニューアルされて牢屋敷跡もクローズアップされてきたけど
          その前までは"時の鐘公園"の色合いが濃かった。




  

     公園横の小さな通りには「時の鐘通り」の表示、
     前はこの道路にもプレートが埋め込まれていたけど今回行ってみたら無くなっていた。
     そしてこの通りを挟んだ反対側には、、、。




  

     処刑場の跡だったんですね、
     牢屋に処刑場はつきものかもしれないけど実際に目にすると怖い。




  

     恐る恐る中へ入ってみたらおどろおどろしいものでいっぱい、
     この寺は何だろう、いろいろなものが並んでいる。
     あまり長居はしたくないところ、さっさと外界へ出よう。




  

     公園に戻ってみるとたっぷりの木陰の中で子供たち、
     どこかの保育園かな団体さんで遊びに来ていた。
     牢屋敷跡などという感じは全くない公園、
     お城にも日本橋へも15分くらいかな、こんな所に牢屋敷があったなんて。
     江戸も始まりは小さかった、こじんまりとしていた、
     お城の喉元に牢屋敷があったなんてね。

     この暑い中を歩きたくない、近くに何かないかなと
     必死こいて探したら牢屋敷のジオラマがあるらしい。
     初めて聞いた、行ってみなくちゃ、
     と言うわけでこの公園に来たわけだけど
     その牢屋敷のジオラマは次回に。

          data: 撮影8月22日 中央区・十思公園
          


     8月最後の日曜日は全国的に猛暑に見舞われた、
     伊勢崎市で39.0℃、越谷市で38.8℃、東京都心で36.0℃。
     東京の朝は8時で31.4℃と出足をくじく暑さ、
     近くでお祭りがあってお神輿も並んでいたけど
     この暑さではついて歩く気も起きない。
     「年寄りが憤死」なんて話題を提供するのも癪だもんね、
     一日中蟄居謹慎!、いつまで続くこの暑さ。
     9月に入っても衰えることはないそうだ、困ったもんだねぇ。
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白い十字架センニンソウ

2018-08-25 | 季節の花
  この間から探していたセンニンソウ
  ここへきてやっと咲いてきた。
  今年は咲かないの?どこへ行っちゃったのと
  探していたんだけどやっと見っけ。


  

     センニンソウ(仙人草) キンポウゲ科センニンソウ属。
     原産地:日本・中国・朝鮮半島など。
     クレマチス・カザグルマの原種とされている。
     花後の種から白く長いヒゲが伸びる、それを仙人のヒゲに見立てた。




  

     日当たりの良い山野に自生するクレマチスの原種、
     この白い十字架は4枚の花弁みたいだけど
     実はガク片であり 本当の花弁はありません。
     キンポウゲ科のお約束ですね。




  

     別名を「ウマクワズ(馬食わず)」、
     有毒植物で馬や牛が絶対に口にしないことを見ていたのかな。
     キンポウゲ科の植物というとほとんどが毒を持っています、
     センニンソウも毒草です。
     その毒をなくし育て易くしたのがクレマチスですね。




  

     樹形によっては、見る場所によっては雪が降ったよう、
     真っ白な花がきれいです。
     樹形としては自分では立ち上がれないので 
     藪などに絡まって白い花を咲かせていく、
     絡まるものが無い時は地面を這っていったりする。




  

     同じところを今日25日に撮ってきた、花が少し増えたかな。
     台風一過の空がきれい、ウチの方は通らなかったけど・・・。




  

     自撮り。

     通らなかったけど台風一過、(^^;
     朝からピカピカジリジリ最高気温35,6℃を記録した、猛暑日となるのは22日ぶり。
     でもおじさんはめげない、いつもの17kmのコースを走ってきた、
     きっとこんな顔をしながら走っていたんだろうな。

     でも風がちょっとだけ涼しくてどことなく秋の気配、
     もう少しだ、きっともうすぐ秋になる、頑張れ自分!。♪

          data: 撮影 8月18日 向島百花園
          

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ゴジカという名の花

2018-08-24 | 季節の花
  この前行ったときに小さなツボミが出来ていた、
  あ、ゴジカの咲く季節なんだなぁ・・・。
  今回行ったらいっぱい咲いている、
  でもまだ落下した花は少ない、咲き始めたばかりだね。


  

     ゴジカ(午時花) 
     アオイ科ゴジカ属の一属一種の花。
     インド及び東南アジア地方が原産。




  

     ゴジカは漢字で「午時花」と書く、
     午(うま)の刻、11:00~13:00頃に咲くことからこの名前になった。
     午の刻、お昼を「正午」というのはここからきている。




  

     自生地では水田に生える雑草、
     日本には中国経由で薬草として入ってた。
     よくある話で日本へ入ってくるときは
     薬草として入ってくる花が多い。




  

     いつごろ日本へ来たのか、江戸時代という話や
     平安時代にはすでに栽培されていたという話も。




  

     午の刻よりちょっと早い時間に行ったので完全には開いていない花、
     夕刻にはメシベを残して花はポトンと落ちてしまう。
     その落ちた花はしばらくの間そのままの形を残しているので
     どうかするとこっちの方がきれいなくらい。
     次に行ったとき撮れるかな。

     スイレンに似たヒツジグサ、
     こちらは午の刻の次、未の刻に咲くということでその名がある。
     とは言うもののゴジカもヒツジグサも実際に咲くのは朝のうちから、
     でもお昼過ぎがピークなのは両方とも同じ。

     朝顔、昼顔、夕顔、夜顔、、、
     午時花、未草、ハゼランは三時草とみんな花の名前、、、
     夕化粧、赤花夕化粧、月見草、昼咲月見草、、、なんとなく色っぽい花。
     いろいろな花の名前、花を思い出すのも楽しいですね。

          data: 撮影 8月18日 向島百花園
          

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やっと咲いたサルスベリ

2018-08-23 | 季節の花
  このごろはすっかり諦めて早く咲けとも言わない、
  咲くまで待とうサルスベリ。
  なんで百花園のこの木は遅いんだろう
  園内でもほかの木はとっくに咲いているのにね。


  

     やっと咲いた百花園のサルスベリ、
     別に変ったところはなくフツーのサルスベリなんだけど
     枝が広場に張り出しているので真下から撮ることができる。




  

     でも咲くのが遅い、毎年遅い、
     高校野球が終わるころ咲く。
     秋の気配が漂いだしてから咲く。




  

     去年のブログを見てみたら9月に入ってから載せていた、
     9月に入ってから咲いたのでは千日咲いているとしたら、、、大変だ。




  

     咲き出したばかりなのでまだまだこれから咲いていくのだろう、
     ということは咲きそろうのは9月に入ってからだね。




  

     咲き始めたばかりなのでてっぺんに少しだけ、
     それこそ9月になればもうちょっと賑やかになるのかな。

     東京の隠れたサルスベリの名所に「蝉坂」というところがある、
     昔、東十条にいたころはよく訪れた。
     「旧古川庭園」の近く本郷通りから「JR上中里駅」に下りる坂道
     その坂道の両側にサルスベリがずーっと並んでいて真夏に行くと汗が噴き出す光景。

     近くに「平塚亭」という小さなお団子屋さん、
     先ごろ亡くなった「内田康夫」さんご贔屓のお店でファンがたくさん訪れる。
     内田康夫さんの「「浅見光彦シリーズ」はこの辺りが地元、
     近くの商店街ではこれにちなんだイベントも開かれる。

     サルスベリと聞くといつもこの辺りのことが思い浮かぶ、
     しばらく行ってないけど昔と同じなんだろうか・・・。

          data: 撮影8月18日 向島百花園
          




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江戸変化朝顔'18

2018-08-22 | 季節の花
  10年くらい前から絶えて久しく見なかったんだけど
  今年は久しぶりに変化朝顔を見ることができた。
  物置から次々に出されて並べられるのを見ちゃった、
  なに、こんなところにあったの?毎年見せてくれればいいのに。


  

     こうして見ると花も葉もそこら辺に打ち捨てられていたものみたいに見える。




  

     江戸のヒマ人たちが作り出した花、
     どこか朝顔の面影は残っている花。




  

     江戸の世も平穏が続き給料は上がらない物価が上がるだけ、
     浪人はもちろん武士までも内職に精を出した。
     花造りなどはその最たるもの。




  

     「こんなん出来ちゃったよ、参ったなぁ・・・」、
     「あ、これ面白いじゃん育ててみようよ」。




  

     もちろんメンデルの法則なんて知りゃしない、
     どんどん作ってその中から変化したのを選ぶだけ。
     下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる・・・。




  

     そのうちだんだんと経験則が分かってくる、
     作った朝顔は高値で取引される。
     そしてブームが、、、。




  

     この変化アサガオは葉が細く小さくで面積が少ない
     栄養を作るのに時間がかかって今頃の時期になってやっと咲くらしいですね。

     とにかく突然変異待ち、この親から採った種は変わったのが出来やすい、
     そんな種を集めて数百鉢を並べてひたすら待つ。
     人工授粉の技術もないし虫に頼るだけ、
     後世になると技術も伝わったようだけど初期のころはとにかく大変だった。

     専門家の計算によると、
     毎年3000~5000の種を蒔いて、10年で1,2回起きる奇跡のような突然変異もあったようです。
     そんな苦労もあって今の私たちはきれいな花が楽しめるのですね。

          data: 撮影8月15日 向島百花園
          

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