東十条探偵団2

明日は何を撮りに行こうかな?

江戸変化朝顔'18

2018-08-22 | 季節の花
  10年くらい前から絶えて久しく見なかったんだけど
  今年は久しぶりに変化朝顔を見ることができた。
  物置から次々に出されて並べられるのを見ちゃった、
  なに、こんなところにあったの?毎年見せてくれればいいのに。


  

     こうして見ると花も葉もそこら辺に打ち捨てられていたものみたいに見える。




  

     江戸のヒマ人たちが作り出した花、
     どこか朝顔の面影は残っている花。




  

     江戸の世も平穏が続き給料は上がらない物価が上がるだけ、
     浪人はもちろん武士までも内職に精を出した。
     花造りなどはその最たるもの。




  

     「こんなん出来ちゃったよ、参ったなぁ・・・」、
     「あ、これ面白いじゃん育ててみようよ」。




  

     もちろんメンデルの法則なんて知りゃしない、
     どんどん作ってその中から変化したのを選ぶだけ。
     下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる・・・。




  

     そのうちだんだんと経験則が分かってくる、
     作った朝顔は高値で取引される。
     そしてブームが、、、。




  

     この変化アサガオは葉が細く小さくで面積が少ない
     栄養を作るのに時間がかかって今頃の時期になってやっと咲くらしいですね。

     とにかく突然変異待ち、この親から採った種は変わったのが出来やすい、
     そんな種を集めて数百鉢を並べてひたすら待つ。
     人工授粉の技術もないし虫に頼るだけ、
     後世になると技術も伝わったようだけど初期のころはとにかく大変だった。

     専門家の計算によると、
     毎年3000~5000の種を蒔いて、10年で1,2回起きる奇跡のような突然変異もあったようです。
     そんな苦労もあって今の私たちはきれいな花が楽しめるのですね。

          data: 撮影8月15日 向島百花園
          

コメント (4)
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