東十条探偵団2

明日は何を撮りに行こうかな?

秋色の花

2018-08-13 | 季節の花
  連日の酷暑の中にもほのかに秋の気配が漂ってきた、
  日の出が遅くなった、いつもの出勤時間では一瞬涼しい?と思うことも。
  咲く花もオレンジ色から紫系の花にシフトしている、
  目にはさやかに見えねども秋はそこまで来ているのかもしれない。


  

     コバギボウシ(小葉擬宝珠)。
     ギボウシもたくさん種類があるけど葉が小さいコバギボウシ。




  

     葉が小さいだけではなく花も小さい、みんな小ぶりね。
     花の色もはっきりしていて紫色はやがて来る秋を感じさせる。




  

     オオバギボウシもフイリギボウシもすでに姿を消している、
     今はコバギボウシだけの世界だ。
     本州から九州に咲くというけど北海道・ニセコの湿原に咲いていたという写真もある、
     日本全土で見られるのではないのかな。
     涼しさを感じさせるかわいい花である。




  

     そしてこれはトウテイラン(洞庭藍)、ゴマノハグサ科の花。
     水がきれいなことで有名な中国・洞庭湖の水の色みたいだとこの名が。




  

     花は下の方から咲き上がっていくけど今年はその長さが短い、
     例年花穂の半分くらい咲くけど今年は1/3も咲かない。
     ちょっと咲いてくると下の方はもう枯れてくる、
     きれいな花がちょっとしか見られない。




  

     そして葉は銀灰色、シルバーリーフで花との取り合わせが美しい。




  

     ツマグロヒョウモンが遊びに、いや食事に来ていた。

     日本固有種、江戸時代にはすでに園芸植物として栽培され、そのころにつけられた名前だという。
     江戸時代に既に洞庭湖を知っていたなんてすごいね。

     京都府、兵庫県、鳥取県などの海岸線に咲くが島根県隠岐の島の群生地が有名。
     生育地が少ないことから、環境省のレッドリスト(2007)では、絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
     ただ暑さ寒さに強い宿根草、丈夫なため花屋さんでもそんなに売れない、
     したがって盗掘などは少なく自然環境による減少みたい。

     如何にも涼しげでいいね、花言葉は「汚れない心」だって。
     来年は花穂の半分くらいは咲いてもらいたいな。

          data: 撮影 8月11日 向島百花園
          

コメント (2)
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