東十条探偵団2

明日は何を撮りに行こうかな?

農業公園の里桜たち

2022-04-18 | 散歩

  ソメイヨシノがまだ盛んな中
  里桜が咲いてきました、
  これはたくさんの種類があって
  まだ咲いてこない桜もいっぱい、取りあえず咲いた桜を。

 

   公園には入り口が数か所、
   これは新芝川沿いの入り口。
   いきなりたくさんの桜が出迎えてくれます。
   さあ、咲き出した里桜を見て廻りましょう。

 

 

   御車返し(みくるまがえし)
   足立区の荒川堤で栽培されていた桜。
   昔、御水尾天皇が御車に乗ってこの桜の前を通りかかった時
   そのあまりの美しさと、一重桜なのか、八重桜なのかを確かめようと
   御車を引き返したことからこの名前がついたといわれています。

 

 

   一葉(いちよう)
   江戸時代以前に作出され、荒川堤で保護されていたものが、
   江戸時代後期になって全国へ広がった。
   花の中央に黄緑色の雌しべが1~2本、
   花の中から葉っぱが1枚突き出るかのように見えるのでこの名に。

 

 

   楊貴妃(ようきひ)
   江戸時代初期から荒川堤で栽培されていた品種で
   花弁の先端に細かい切れこみがあるのが特徴。
   つぼみは濃紅色で開花時には淡紅色になる豊満な八重の花を
   楊貴妃の姿に例えられた優美な桜です。

 

 

   太白(たいはく)
   桜の中では最大級の花弁を持ち5cm以上の大輪の花を咲かせる、花弁の色は白色。
   遺伝子解析の結果、日本固有種のオオシマザクラを基に、
   同じく日本固有種のヤマザクラと交雑して誕生したことが確認されている、と。

 

 

   手弱女(たおやめ)
   手弱女の原木は桜の名所として知られる
   京都市の平野神社の境内にあります。
   手弱女とは、しとやかで優美な女性の意。
   花は淡紅色の八重咲で外側の花弁の先端や外面は色が濃くなります。

 

 

   白妙(しろたえ)
   オオシマ桜系のサトザクラの一品種で、
   花弁数は10〜15枚、大木になります。
   開花初期は少しピンク色がかってるものが多いですが、
   やがて白色の大輪の花になります。

 

 

   高砂(たかさご)
   チョウジザクラと里桜の雑種と推定され、
   葉や花柄、小花柄に毛が多いという特徴があります。
   里桜類の八重咲品種と比べて開花期が早いので
   早生都(みやこわせ)と呼ばれることもあります。

 

 

   東京の荒川堤の五色桜を穂木にしてアメリカへ桜が贈られて百年、
   足立区にはその子孫が帰ってきて育てられたアメリカ桜がたくさんあります。
   ここ農業公園にはその百周年の記念植樹の桜が、
   これからもいろいろな桜が咲き続いて欲しいものです。

   里桜はいろいろ種類があって
   まだ咲いてこない桜もいっぱい、
   この次はいつ行けるのか、
   咲いていた桜をまとめてみました。

 

          data: EOS70D/EF70-200 1:2.8。 撮影  4月7日  都市農業公園

          

コメント (2)
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