東十条探偵団2

明日は何を撮りに行こうかな?

吉原弁天の桜

2018-03-26 | 風景
  すぐ近くにあるのにいつも見逃してしまう吉原弁天の桜、
  もう咲いているかなと仕事の合間に見に行ったらここも満開。
  ありゃりゃ危ないところだった、また後手に回るところだった。
  仕事終わってここへ行ってそのあと浅草、向島に向かったわけです。


  

     小さな小さな境内に桜が4,5本、やっぱり満開です。
     弁天さまも喜んでいるかな。




  

     ちょっと異国風な壁画は、
     東京芸大や武蔵野美大、多摩美大の学生、卒業生らによって描かれた。




          

          かつて吉原があったというがどこを見てもその面影は残っていない。




          
          
          正確に言うと吉原の中にあった弁天池を埋め立てた跡、
          遊女たちはこの池の弁天さまに手を合わせ毎日を送っていた。




  

     こんな小さな弁天さまだけどお詣りの人影が絶えたことはない、
     この朝も一人の女性の姿が。
     関東大震災のおり業火に追われて弁天池に飛び込んだ女性約500人が命を落とした、
     その弁天池は小さくなって彼女の目の前に残る、
     知ってか知らずか彼女は動くことなくしばらく池を見つめていた。




  

     いろいろな歴史に翻弄された吉原、
     その吉原を凝縮して今に残る吉原弁天、
     今年も咲いた桜は何を思う。

     ここは吉原神社の奥の院とされているけど
     その吉原神社には逢初桜(あいぞめざくら)という枝垂れ桜があります。
     逢初とは恋焦がれている人に初めて会うという意味で、
     江戸時代より遊客の出逢いを叶える桜として新吉原入口にありました。
     いまあるのは植え替えられた桜だけどもうすぐ咲くことでしょう、
     咲いたらまた行ってみたいですね。

          data:  撮影:3月24日 吉原弁財天
          

コメント
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