東十条探偵団2

明日は何を撮りに行こうかな?

カンヒザクラも満開に

2018-03-10 | 散歩
  久しぶりに行った農業公園でカンヒザクラが満開になっていた。
  昔はヒカンザクラ(緋寒桜)と言われていたけどヒガンザクラ(彼岸桜)と間違やすい、
  今ではカンヒザクラ(寒緋桜)と呼ばれ混同を防いでいる。
  この花はあまり撮ったことがなかったが、今回珍しく撮ったのでちょっと調べてみた。


  

     1月から、寒の内から咲き始め色が緋色なので寒緋桜と。
     多くの桜とは違って花弁は散らず、萼のついた状態で落花します。

     サクラの原種の一つとされ、1月から3月にかけてが開花期。
     この早咲きの特性と、下向きに花が咲く特質が各地で優秀な園芸品種を作り出し、
     このカンヒザクラとオオシマザクラの自然雑種が「河津桜」と言われています。

     へぇ~、河津桜はこの寒緋桜の雑種だったんだね、初めて知ったわ。




  

     日本では園芸品種とされるが、沖縄県では野生化し、
     沖縄で「桜」と言えばこのカンヒザクラを指します。
     また、沖縄県や鹿児島県奄美地方でのサクラの開花予想及び開花宣言は
     このカンヒザクラの開花に対して発表されるということです。

     沖縄でサクラと言えば寒緋桜、北海道では一部を除き桜と言えば蝦夷ヒガンザクラ。
     サクラ=ソメイヨシノと思うのはほぼ本州一帯ですね。




  

     寒緋桜は「寒くなると咲く桜」、沖縄の桜は北から南へと南下し
     山ではというと上の方から山麓へと咲いていきます。
     沖縄は暖かいから1月から桜が咲くのではなく
     1月になって涼しくなったので咲き始めるのですね。

     寒緋桜は中国南部から台湾にかけても分布し、台湾では主に「山櫻花」と呼ばれています。
     そして台湾では紅色で卵形の果実(サクランボ)を「山櫻桃」と呼び、
     砂糖、塩、甘草などを加えて煮つめて、
     保存食や土産品としたり、ジャムにしたりします。
     さらに花びらも塩漬けにして、スープや菓子の彩りに使われますが、
     沖縄県でも泡盛に漬けて果実酒とするなどの利用例があるみたいです。

     Wikiをメインに調べてみたけど寒緋桜って面白い、
     昨日までと変わってすっかり好きになってしまいました。

                                     3月6日 都市農業公園
          

コメント (2)
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