東十条探偵団2

明日は何を撮りに行こうかな?

ハギに寄せて

2016-10-04 | 季節の花
  「秋風は 涼しくなりぬ 馬並(な)めて
  いざ野に行かな 萩の花見に」  万葉集

  暑い盛りからボツボツ咲いていたハギも盛りを過ぎようとしています、
  秋の花、萩の思い出を。


  

     「一家に遊女もねたり萩と月」 芭蕉

     萩と言えばこの葉っぱ、マルバハギ?。
     花もいいけど葉もいかにも萩らしくて最高。




  

     「萩咲て家賃五円の家に住む」 子規

     私的には山となって咲くよりこれくらいが好き、
     一面のハギを見るとどう切り取っていいのか分からない。




  

     萩の風 何か急かるる 何ならむ  水原秋桜子

     ちょっと珍しい立ちあがった萩、
     なにかキョロキョロ見渡してるみたい。




  

     「萩の中に 猶白萩のあはれなり」  子規

     これは「江戸絞り」という品種、
     白い花にピンクの絞りが入っています。
     似た花もあるけどこの花は小さめで”粋”って感じかな。




  

     「かくのみに ありけるものを 萩の花 咲きてありやと 問いし君はも」  万葉集

     油絵風に加工して見ました。
     百花園でも花の季節には一人で、グループでと
     絵を描いてる人の姿が目立ちます。




  

     「白露をこぼさぬ萩の うねりかな」  芭蕉
     「ほろほろと石に こぼれぬ萩の露」 子規

     家が近ければ、萩が近くにあれば雨の日に行きたい。
     葉の上の露、いいんだけど
     雨が止んでから行くともう乾いてしまっている。
     私にとって珍しい一枚です。




                    

                    向島百花園名物、「萩のトンネル」。

                    ちょっと見頃は過ぎたけど、晴れた日などには行列ができます。
                    他の季節でも訪れた人たちは「ここがあの萩のトンネルなのね」と
                    しみじみと見たり、百花園と萩のトンネルは切り離せないようです。

                    このトンネル、これからの季節は萩は枯れ、見通しがよくなって
                    鳥たちが遊ぶ姿が垣間見られる。
                    鳥たちに隠れて撮るにはなかなかのポイントになります。
                                                                撮影日いろいろ 向島百花園
              

コメント (2)
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