東十条探偵団2

明日は何を撮りに行こうかな?

ひっそりとワレモコウ

2016-10-03 | 季節の花
  こんなんで大丈夫?、大きくなるの?
  どうなることかと見守っていたワレモコウ、
  涼しさと共にすっかり一人前になってきた。
  秋の気配はススキとワレモコウと共にですね。


  

     秋と言えばススキやワレモコウ。

     まあ、花といえば花だけどねぇ、
     一見花とは見えないような花が主役ですね。




  

     この間まではこうして地を這っていた、
     大丈夫かなぁ、ちゃんと立てるのかしらん?。

     「立つときには立つ!」ってか、
     でも雌伏のときが長かったから心配しちゃった。




  

     バラ科の花なんですねぇ、何をもってバラ科となるのか分かりませんけど。

     花弁に見えるのは萼片、花弁は退化して見えません。
     でもこんな真ん丸のワレモコウって変わってる、たまたまだよね。




  

     ひっそりと佇む地味な花姿は日本独自の美意識から和歌などにも多く詠まれている。
     秋の趣を持つ山野草ワレモコウ、花も面白いけど名もまた面白い。

     「われもこうありたい」という思いを込めて名付けられた、、、
     この花の色を議論しているときに、花自身が「吾も亦(また)紅なり」と言った、、、
     などが有名ですね。


     ワレモコウの漢字表記は吾亦紅・吾木香以外に我吾紅、我毛紅などいくつかあり、
     由来はいずれも自分自身(ワレ 吾・我)がどうこう・・・と。
     それぞれに別名があるので、恐らく日本一名前の多い植物かも。


     「吾も亦(また)紅(くれない)なりとひそやかに」  高浜虚子

     「吾亦紅 さし出て花のつもりかな」  小林一茶
                                                                    9月30日 向島百花園
              

コメント (2)
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