東十条探偵団2

明日は何を撮りに行こうかな?

日本橋散歩・海賊橋

2016-05-30 | 散歩
  江戸時代の捕り物小説を読んでいるといろいろな地名が出てきます、
  一つ一つつぶして?、現在と関連付けているのですが。
  今回は楓川(もみじがわ)と海賊橋、
  南町奉行所に25分、北町奉行所に20分、八丁堀はすぐ隣、、、そんな場所です。


  

     江戸通りから昭和通りに入り江戸橋を渡ると日本橋郵便局。
     明治4年(1871)、日本の郵便制度が発足したところとして記念プレートが。




  

     郵便局の前を左へ、すぐ「江戸・もみじ通り」、
     実際の川は奥の高速の下辺りらしいけどそれを記念しての命名でしょう。
     八丁堀を流れ南北両奉行所にも近いので捕り物小説にはよく出てくる。




  

     通りをちょっと行くと「海運橋」の親柱が残っている。
     楓川(もみじがわ)に架かる橋、海賊橋とか将監橋と称されたが明治以降改称された。
     東詰に海賊(海軍)奉行向井将監の屋敷が存在したことによる。
     私には「海賊橋」方がいいけどね、ここでUターン日本橋へ。




  

     江戸橋から日本橋は数分、日本橋の船着き場は「双十郎河岸」。
     日本橋川で初めての観光用船着き場が2011年4月に完成し、
     歌舞伎役者の坂田藤十郎と市川團十郎が"船乗り込み"を行った。、
     二人の"十郎"にちなんで「双十郎河岸」と。




  

     日本橋から中央通りを江戸通り方向へ、「山本海苔店」。
     嘉永2年(1849年)の創業と長い歴史を誇る、
     「味附海苔」は1869年にこの山本海苔店が生み出したもの。




  

     中央通りからむろまち小路を右へ、「あじさい通り」。
     ゴミゴミした裏小路にアジサイが季節感を醸し出す。
     突き当りはかつて日本橋魚市場があったところ。




  

     あじさい通りの「神茂(かんも)」。
     神茂は元禄元年(1688)創業、はんぺんやかまぼこの老舗。
     日本橋魚市場に近かったので余った鮫肉を有効活用するため
     「かまぼこ」の技法を用いて作ったのが「はんぺん」だった。
     (ただいま営業しながら工事中)




  

     むろまち小路を中央通りへ戻る途中、「日本橋鮒佐(ふなさ)」。
     江戸時代末期、文久2年(1862)年創業の佃煮の老舗。
     初代佐吉が現在の佃煮の原型を作りだしたと言われています。
     (ここも工事中だった)




  

     中央通り三越前の「にほんばし島根館」。
     12,3年前ですか、開館したのは。
     「館内の食事処「主水」では、隠岐島から直送の新鮮な海産物や、
     宍道湖のしじみ、出雲そばなど 島根自慢の多彩な美味が供されます」。



     今回の散歩は会社のすぐ近く、時間を気にすることなく歩きました。
     何回も歩いた所だけど歩くたびに新しい発見が、
     この次はさらに川の跡とか橋の跡を探したいですね。

     「思案橋」=遊里へ行こか戻ろか思案投げ首、佇んだ橋。
     「親父橋」=元・吉原を作った男、人柄がよくみんなに親父と親しまれた男を偲んだ橋。
     すぐ近くにあったはず、何とか探してみたいです。
                                                               5月24日 日本橋界隈
         

コメント (2)
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