古都探索日記

奈良や京都の散策日記

バッハのオルガン作品

2021-10-08 14:27:36 | 音楽
 10月6日、朝日カルチャーセンターにて受講。講師は吉田文先生。画像はテキストの1ページ。

 一連の「パイプオルガンの歴史をたどる」の講座の一部。90分の講義でバッハのオルガン作品をたどる。講義内容を要約。

 バッハは生涯を通してオルガン作品を作曲し続けた。全部で約220曲、全作品の20%を占める。特に宮廷オルガニストだったヴァイマール時代に集中している。

 その音楽性は北ドイツの伝統を継承しながら、アルタナーティム、即興技法が要求されるプロテスタント、南ドイツ、ヴィヴァルディなどの外国の作曲家の影響いなど多彩な要素が絡んでいる。

 バッハのオルガン作品はコラール旋律を持つか持たないかにより大きく二つに分けられる。コラール作品としては冊子にまとめられた作品集(オルガン小本、18のコラール集、第三クラヴィーア練習曲集、シュープラーコラール集)、とパルティータなどがある。

 自由作品としては数々のトッカータとフーガ、前奏曲とフーガなど、6つのトリオソナタ、6つの協奏曲など。

 講義のバッハの各時代の中から1曲ずつ視聴。

 アルンシュタット BWV715 いと高きところの神にのみ栄光あれ
 リューネブルク  BWV768 ようこそ、慈しみ深きイエスよ
 ヴァイマール BWV593 協奏曲イ短調(原曲ヴィヴァルディ)
 ヴァイマール後期 BWV542 幻想曲とフーガ(大フーガ)
 ライプツィヒ   BWV653 バビロンの流れのほとりに(18のコラール集)

 膨大なバッハのオルガン作品について簡潔かつ分かり易くまとめられた講義内容でした。ありがとうございました。



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