花瓶の図案 ３種

　図案集からパリ留学中に影響をうけたアールヌーヴォーを彷彿させる花瓶のデザインを紹介。もしこれらをガラス作品にしたらドーム兄弟の作品そのものになるだろう。

　今回の展覧会で展示された陶芸作品は手塩皿等ほんの数点。やや不満を残し美術館をあとにした。ＪＲ京葉線みなと千葉から東京駅に向かう。

浅井忠の図案 工芸デザインの革新

　私が興味を持ったのは絵画よりも彼のデザイナーとしての才覚である。晩年の５年間を過ごした京都において若手の工芸作家たちを集め陶芸作品等のデザインを指導して、その頃安価な大量生産品に押され窮地にあった日本の工芸作品を復活させた功績が再評価されている。

　画像はその図案集。

Spring ridge

浅井忠は黒田清輝と共に日本の近代絵画の先駆者として知られる。フォンタネージは浅井の師でありミレー等のバルビゾン派の影響を受けている。当然浅井忠も派の影響を受けこのような油彩画を残している。（この絵は非展示）

浅井 忠 銅像

　美術館の敷地内にある「浅井　忠」の銅像。この訪問の目的は開催中の「浅井忠・フォンタネージとバルビゾン派」

千葉県立美術館

　歩いて１０分の埋立地にある千葉県立美術館。