9月19日、友人と県芸術劇場コンサートホールにこのコンサートを聴きにいく。演奏者はもちろん吉田文さん。全曲がリクエストされたオルガン曲以外の作品。画像をクリックしてください。プログラムの内容をみることができます。
吉田先生は初めの挨拶の中で「オペラや管弦楽の名曲のオルガン1台による演奏は19世紀市民階級が経済力を持つようになって始められた。オーケストラより人件費を格段に少なくすることができるからだ。」と説明された。両手両足を活用するパイプオルガンだから可能なことと思われる。
私が強く印象を受けたのは「シェルブールの雨傘」。私がこの映画を見たのは高校2年の時だった(東京オリンピックの年)。色彩あふれる画面とせりふは無くオペラのようにレシタティーヴォとアリアだけで物語がすすむ斬新さに心打たれた。ミシェル・ルグランの作曲とアレンジの才能にも驚嘆した。私は冒頭のタイトルシーンが好きである。雨降りの石畳を色々の傘が通りすぎていく画面にその後の悲恋の物語を予告するように哀愁に満ちたテーマ曲が流れる。始めは木管だけの合奏、次にチェレスタ、チャイム又はヴィブラホンのような金属音の対旋律を伴う弦楽合奏によって、さらに木管が再び加わりテーマが繰り返される。全体にバッハ作品のようにポリフォニーの魅力にあふれている。
吉田先生はオルガン一台で見事にこのシーンを再現された。聴いているとこのシーンが頭に浮かびその感動が心のなかに蘇った。今回も金属音をパイプオルガンで出せることに驚く(前回のコンサートでも)。吉田先生、素晴らしい演奏ありがとうございました。
最後に映画の冒頭シーンを紹介。下をクリックしてください。
シェルーブールの雨傘をみる。
吉田先生は初めの挨拶の中で「オペラや管弦楽の名曲のオルガン1台による演奏は19世紀市民階級が経済力を持つようになって始められた。オーケストラより人件費を格段に少なくすることができるからだ。」と説明された。両手両足を活用するパイプオルガンだから可能なことと思われる。
私が強く印象を受けたのは「シェルブールの雨傘」。私がこの映画を見たのは高校2年の時だった(東京オリンピックの年)。色彩あふれる画面とせりふは無くオペラのようにレシタティーヴォとアリアだけで物語がすすむ斬新さに心打たれた。ミシェル・ルグランの作曲とアレンジの才能にも驚嘆した。私は冒頭のタイトルシーンが好きである。雨降りの石畳を色々の傘が通りすぎていく画面にその後の悲恋の物語を予告するように哀愁に満ちたテーマ曲が流れる。始めは木管だけの合奏、次にチェレスタ、チャイム又はヴィブラホンのような金属音の対旋律を伴う弦楽合奏によって、さらに木管が再び加わりテーマが繰り返される。全体にバッハ作品のようにポリフォニーの魅力にあふれている。
吉田先生はオルガン一台で見事にこのシーンを再現された。聴いているとこのシーンが頭に浮かびその感動が心のなかに蘇った。今回も金属音をパイプオルガンで出せることに驚く(前回のコンサートでも)。吉田先生、素晴らしい演奏ありがとうございました。
最後に映画の冒頭シーンを紹介。下をクリックしてください。
シェルーブールの雨傘をみる。