ラグビー日本選手権

　家に帰りテレビでラグビーの日本選手権決勝サントリーＶＳパナソニックを観戦。１５対１０でサントリーの勝利。得点する場面は少なかったがディフェンスがしっかりとした稀に見る好試合だった。トライは無いが着実にペナルティゴールを決めたサントリーに勝利がもたらされた。ペナルティが不利を呼ぶ現在のルールを体現するゲームだった。

　サントリーに私が所属した高校と大学チームの後輩がフル出場したことに信じられないほどに驚いた。しかもポジションは私と同じである。私の時代は弱小チームだったし今も状況は変わらないと思う。プロ化する学生スポーツの現状において有力高校の卒業生の優待制度も合宿所も持たない大学チーム出身の彼が日本一の一員になれたのは奇跡に違いない。とても先輩面なんかできないが何となく嬉しかった。優勝を心から祝福し、これからの彼の活躍を願う。

ノーサイド

　画像は試合後のメンバー同士の握手交換。

　今ではあまり使われなくなったが、ラグビーでは試合終了をノーサイドという。即ち「敵味方無し」を意味する。「どんなに激しく闘っても試合が終わればすべて水に流しラグビー仲間として互いに尊敬して友情を持ちましょう」というラグビーの良き伝統である。ラグビーを志す者はだれでも一番最初にこのことを教えられる。

　友人のお嬢さんとも面会できた。彼女が小学高学年のころから２０年ぶりである。女子ラグビーに励む活発な少女から淑やかな大人の女性に見事変身されていた。これからのますますのご活躍を願う。

試合結果

　しかし、残念ながら後半はペナルティを連続して劣勢にまわり逆転されて終了。反則のせいで勝てる試合を失ってしまった。

　画像は最終スコア。

ラックからの攻撃

　ラックからのＮＴＴコムの攻撃。前半はコムのＦＷが優勢、２トライをきれいに獲って優勢に立つ。

キックオフ

　午後二時、NTTコムのキックオフによって開始。